街
かれこれ3日ほど歩いた。とは言っても休憩したり走ってトレーニングをしたり遭遇した魔物と戦ったり食料をとったりして結構大変だった。魔物は群れは2、3度だけで1度だけ追いかけられたがそれ以外は気付かれないように行けたし、出会った魔物は最初のゴブリンぐらいの強さで順調だった。
ちなみに出会った魔物は、ゴブリン、オーク、スライム、ホーンラビットなど色々でオーク以外がレベルが10前後で、オークが20ちょっとないくらいだった。
そのおかげでレベルは18でほかのスキルもレベルが少し上がっていた。
それよりもやっと人の手がついた道を見つけたのだ。 後はこの道を沿って歩けば多分どこかの街に着くはずだ。
それから1日ほど歩くと街があった。
街は周りには三階建て位の城壁があって周りは広い平原が広がっている。
だが、そんなにゆっくり街を眺めている時間はない。 何故ならもうすぐで日が沈むので街に入れない可能性があるので走って街の入口に走った。
「兄ちゃん!早くこーい!もうもん閉めるぞー!」
「わかりましたー」
門番の人も呼んでいるし、さっさと行ってしまおうと思い全力で走って行った。
「兄ちゃん見たことねぇ顔だな、旅人か冒険者ってところか」
やっぱりこの世界には冒険者があるんだな。そこら辺は神に聞いてないしな。
「旅人ってところですかね。ここで冒険者になりたいんですけどどこに行けばいいですか?」
「ああ、そうか冒険者になりに来たのか。それならここを真っ直ぐ行って右に曲がったとこに剣のマークがある建物があるそこで登録ができるからそこに行きな」
そうか、やっぱり冒険者のギルド的なものがあるんだな。
「ありがとうございます」
「いいって事よ。何かあったらまた聞きに来いよ」
そういえば今の服装は神様に貰ったこちらの一般的な服装になっている。なのでそこら辺は心配ない。
言われた通り進むと冒険者ギルドっと看板に書いてある建物を見つけた。
こちらの世界の言葉もちゃんとどっかの異世界人の称号でわかるので心配入らない。
それよりも、早くしないと宿まで行かなければいけないので早めにしなければならないの思いドアを開けて冒険者ギルドに入った。
「ようこそ冒険者ギルドへ」
そうやってドアから1番近くの受付嬢の人が話しかけてきた。
「今回はなんの御用時ですか」
「あの、冒険者登録したいんですけどあとこれの換金を」
そうやって神様に貰った小さめのカバンに入れて置いた、売れそうな魔物の魔石を渡した。
「はい、わかりました。それでは、魔石はこちらの換金所においてこちらにきてください。」
「はい」
魔石を換金所に置いて受付嬢さんのところへ行く。
「ギルドカードを作りますので、名前と得意な技などを書いてください」
「うーん。得意技は格闘術でいいかな……」
「終わりました」
「ありがとうございます。少し時間がかかるので先に換金所のお金を取りに行ってはどうですか?」
「わかりました。そうします」
勧めてくれたように換金所に向かう。
「こちらが魔石のお金になります。」
「ありがとうございます」
お金的にはこの国の値段の価値が分からないが、魔石は大小色々30から40程あり、値段は金貨1枚と銀貨8枚程だった。だがひとつだけゴブリンの群れのリーダーは2回り以上大きいものがあったからそれのお陰でここまでの値段だと思うが。
「タクヤさんですね。こちらがギルドカードになります。ギルドの説明はしますか?」
「いや、今日は時間もないので明日聞きたいんですがいいですか」
「わかりました。それでは明日またお待ちしてますね」
これでギルドに登録できたし早く宿を取りに行こう。結構歩いて疲れたし早くいかないと取れないかもしれない。
さっき受付嬢の人に聞いた月光亭の近くまで来た。宿の看板にはしっかり月光亭と書いてある。さっきも思ったが自分が分からない文字が意味は分かるというのは不思議な感覚だ。
そんな感じで入ると一階は酒場のようでいろいろな人が酒を飲んだり料理を食べたりしてにぎやかだった。
「すみません。一部屋空いてませんか.あと夜も欲しいのですが」
「今は一部屋だけ個室があいてますがそこでよろしいでしょうか?」
もともと個室にするつもりだったし、それでいいだろう。
「それでお願いします。あとお代はいくらですか」
「わかりまっ...た。あ、あと、お代は夜朝ご飯付きで銀貨銅貨五枚です」
ああ、かなり小さい子だったが、恥ずかしくて奥のほうに行ってしまった。噛んでしまったのがかなり恥ずかしかったのだろう。
そのあとしっかりカギは持ってきてくれて、その時に前払いで二週間分の銀貨7枚を払っておいた。
そのあとパンとシチューとサラダを食べた。パンは少し硬かったりしたがシチューと一緒にして柔らかくしたら食べれて、おいしかったし久しぶりのまともなごはんでおかわりもちゃんとした。
そんな感じで今日はいろいろあったが何とか目標は達成できてよかった。