表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
―time slip―Ⅰ  作者: 来栖來玻
第弐章 京の町
9/78

―――――――――――――――――――

やっと人混みを抜けることのできた2人は、まず生死を確認するためにまだ道の真ん中で倒れている者を上から覗き込むように見た。



倒れたいる者はピクリとも動いてはいなかったものの、胸の辺りが微かに動いていることで生きていることは分かった。



その様子を確認し

「どうやら生きているようですね。」と呟き、総司はホッと胸をなでおろす。



<死んでたら厄介ですからね…>



そう思いながら総司はふと隣の男へと目を向ける。


「…………」



目つきの鋭い男は眉間に皺[しわ]を寄せ、難しい顔で倒れている異人らしき者を見下ろしていた。


その目は焦点があってなく、完全に心ここにあらずといった感じだ。



そんな男の様子を見て総司は

「おぉ~い。土方さーん聞こえてますかぁ??」

と言いながら、男の顔の前で手をヒラヒラと振ってみたが当たり前のように返事はなかった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ