吸血鬼と陰陽師の再開。
目が覚めたら、読み返してたら結構矛盾点見つけてつらたん。
一回完結させてからリメイクしようかなぁ。
秀に背中を押されてあの部屋から出てきたまでは良かった。隠し通路なんかを使って外まで出てきて…。しかし、出てきたそこは全く見知らぬ土地だった。簡単に言うと都会の一等地。人で溢れかえっている。人、人、人、人、人…!
翔が住んでいるところは田舎では無かった。が、しかし、都会でもなかった。見たことも無い人の数に酔う。まるで、地球上の人間全てを此処に集めたようだ、と翔は思った。この中から九十九を探すなんてことはまず無理だ。というか、まず此処にいるのかも分からない。
翔は、漠然とした思いを抱えながら呆然と立ち尽くしていた。その間も翔の右を、左をたくさんの人が邪魔そうにしながら避けて通っていく。まるで、自分だけ世界から外された思った。何と無く、此処には居たく無くなって走り出していた。
「はぁ、はぁ…。」
気が付くと人通りの少ない、というより殆ど無い狭い路地に来ていた。
「あっれぇ?黒神くんじゃん!やっほー。」
と言って現れたのは翔が探していた張本人、陰陽師・九十九九九里。
「おう、探してたよ。」
微妙に話が噛み合っていないが端から見れば、友人とのそれだ。
しかし、2人が互いに向ける視線は友人を見る目では無い。じっとりと疑り、隙を伺うそんな目だ。少しでも気を抜けば視線だけで殺されてしまいそうである。
「へぇ、奇遇だね。俺っちも探していたよ。気配が此処ら辺りで途切れていてね。参っていたんだよ。」
へラリ、と笑う九十九。
「ふぅん、まあ見つかったんだしいいんじゃないか?」
さも、興味なさそうに言った。
しかし、本心は何と無く九十九と同じ事をしていたことが気に食わなかったのだ。
「だねぇ。探していた理由は…っと、一緒っぽいねぇ。先手必勝、なんて言葉もあるぐらいだし此処は先にいかしてもらおうかなぁ…!」
予測出来たはずなのだ、こんな簡単なこと。しかし、翔は読み違えていた。
それは、九十九が先に攻撃をしないと思い込んでいたことだ。
攻撃を敢て受けることで力を発揮出来る。それが、清邪流だと思っていたからだ。
「うぐっ…。」
翔は、昨日今日吸血鬼になったような雛。闘えるはずなんてない。寧ろ先手必勝を思っていたのはこっちだった。受け身を取れるはずも無くもろに鳩尾に攻撃受ける。吹き飛ばされ、翔の背後にあった家の塀に激突する。
「がはっ…。」
吐血し、よろよろと倒れこんでいく。
(大丈夫、意識は失っていない。)
自分にそう言い聞かせ立ち上がる。
「あれあれ、大丈夫?ちぃーっと手加減した方がいい?」
九十九が翔をおちょくるように右手の人差し指を動かしながら近づいてきた。
おちょくるっていうのかなぁ。辞書引いたら関西で主に使われるってあったからさ。関東の方すみません。
つ国語辞典
何と無く、目が覚めたらのエンディングが頭で描けてきました。
それと、続編の題名思い付いた。
目が覚めたら吸血鬼が落ちていましたっていう。んまぁ、確定事項ではないので何とも…。
まぁ、九十九編が最初にして最後の決闘になります(スケールちっさ…)




