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とある朝のお話(4)

「お、落ち着けって!2人とも!ほんの冗談だって!」

残念少年こと黒神翔は絶賛喧嘩中の2人(というか夕子が一方的に怒っているだけなのだが)を宥めていた。

「本当に冗談なのだな?」

義之は翔に尋ねた。

「んぇ!?お、おうっ!」

何とも素っ頓狂な返事である。一方で、義之は何か腑に落ちなさそうな顔をしていた。

「な、何だよ?」

「うむ、翔。お前は隔世遺伝というものを知っているか?」

「うん、まあ、一応…。」

「つまり、そういうことだ。」

そういうことがどういうことに繋がるか全く以って理解出来ない程馬鹿ではない。寧ろ、翔という少年は頭は残念だがイコールで学力が残念にはならない残念さを持っているのだ。とことん残念である。頭のいい翔とは反対(と言うほどではないが)に夕子は困惑した表情で「え、え…?」と呟いている。

「まぁ、とどのつまり…いや、これは表現としてよくないな…。まあ、つまりだな…「むっかーし、黒神家の先祖で吸血鬼だったやつがいて、そのせいで俺が吸血鬼になったってことだろ?」

義之の言葉(セリフ)を遮り残念なドヤ顔で語った翔に

「大方当たっている。寧ろ100点満点だ。」

無表情(ポーカーフェース)で言った。

あとちょいだぜ!

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