吸血鬼とヴァンパイアの違い
書いてたら寝てたわ。
「さて、ここでそろそろお話をすることにしようかな。」
と言いながら厳重な扉を颯爽とくぐってきた秀。
翔はと言うと、拘束具は取ってもらったものの部屋から出ることは出来なかったため仕方なく部屋においてあったテレビを見ていた。
が、面白くなかったようで不機嫌そうに目を細めている。
「話って何だよ?」
面倒臭そうに扉の方を向く翔。
「九十九九九里について、かなぁ。」
今朝とは違い茶化して話す秀だが、翔は諦めたようで
「九十九九九里…。お話しようぜ。」
と言った。
多分、開き直ってるだけだけどね。
「ほら、翔。こっちにいろいろ用意したからおいで。」
と、玄関(ということにしておこう。)の右手にある部屋に招かれる。
そこには、和洋折衷関係無く様々な料理が用意されていた。
「ほら、お昼まだだったんじゃない?」
食べていいよ、と勧めてくる。
特に断る理由もないし、何より昨日の昼から何も食べていないので翔はもぐもぐと頬張って食べる。
秀はというと、優雅にロイヤルミルクティーなんてモノを飲んでいる。
「九十九九九里、陰陽師。これはもちろん知っているね。」
という問に翔は「コクコク」と首を縦に振る。
「じゃあ、東洋呪術が悪魔なんかに効きにくいことも知っているよね?」
という問に翔はまた、「コクコク」と肯定した。
「じゃあ、何で翔はあんなにもダイレクトに九十九の技に嵌ったのかな?」
まるで、子供を諭すように優しく穏やかな口調で翔に話しかける秀。
翔は首を分からないという風に「ブンブン」と横に振る。
「そっか、なら教えてあげるよ。」
と言ってニコリと柔らかい笑みを浮かべる。
年頃の女の子はこの笑顔見ちゃダメだね。イチコロだよ、イチコロ。
「そもそも、東洋呪術を前に自らを吸血鬼と認識しちゃダメなんだよ。」
翔はリスのように口に食べモノを頬張りながら、「?」と首を傾げる。
「今のは言葉足らずだったね、反省するよ。
東洋呪術の前では、僕たちは自分をヴァンパイアと認識しなければいけないんだ。
なぜなら、ヴァンパイアと呼ばれるモノは、西洋の生き物。つまり、悪魔なんだよ。でもね、吸血鬼という風に言ってしまうとそれは東洋の生き物。妖怪と呼ばれるモノになってしまうんだよ。
言葉には思っている以上に力があるんだよ。言霊、なんて言葉があるぐらいにね。
翔は、吸血鬼という言葉はパッと出てきてもヴァンパイアという言葉はパッと出てこなかったみたいだね。それは、よくないね。
呪術を使って戦うモノを前にしたときは自分はヴァンパイアだ、って心掛けて戦うようにするんだよ?」
出来れば戦わない方がいいけれど、ね。
と一言付け足した。
「さて、九十九のことだけど如何する?
もちろん、僕が手を出すっていう選択肢もあったりするんだけど、やっぱり、今回の事件の原因を作ったのも翔だし、何より九十九の狙い(ターゲット)は翔だしね。自分で解決するかい?」
と、問いかける。
一見、兄としての優しさが溢れているが眼は口程にモノをいうどころか、口以上に物語っているようで、超絶面倒臭そうな顔をしている。
「何か、吸血鬼っぽい技とか教えてくれるなら自分で解決する。」
至って普通な回答をした翔に、
「無くもないけど…。
明日にでも教えてあげるよ。
ああ、今更だけど学校には忌引きだと伝えておいたよ。」
とのことだった。
本当、今更だった。
翔が見ていた付けっぱなしのテレビの電波時計は既に13時を指していた。
もう、今日学校始まって5時間経ってるよ…。
午前の授業終わってるしね…。
いんたーはいよせんだって。
いんたーはいって黒バスのなかのバスケの試合だと思ってた。
もう、やだ。
欠点とか泣けるわ。
後書き?
何それ。
愚痴の漏らし場の間違いじゃね?←この認識が間違ってるよ。
眠たいな。
はぶ あ ぐっど ないとー??




