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朝から死刑宣告されました(1)
やあやあ、久しぶりだね。(あれ、デジャヴュ )
「うーん、どうする?俺…。」
僕ちゃんちょっと、というか結構大ピンチっす。つまり、絶体絶命。
「自首するか…否か…。でも、俺、実は吸血鬼で何か衝動的なものを我慢出来なくてうんぬんかんぬんなんて殺した理由に認められんだろ…。」
これこそ、アニメの見過ぎとか言われてしまいそうである。実に残念だな。残念イケメンよ。
「んじゃま、取り敢えず父さんとこに行くかな。」
ドアノブを捻って思い出した。
「ドア、開かねーんだった。」
馬鹿め。
「いや、ほんとほんと。テレビ付けたら昨日の晩のことやっちゃってるんだし、ほんと参っちゃうよね。」
キャラがブレてるぞ、主人公!
ほんと、参っちゃうよ。給料減っちゃって。カミさんに怒られちまう。みたいな。いや、みたいなってなんだよ。そもそもこの例えが何なんだよ。妙にリアル過ぎんだろ。おい…。
「うーん…」
唸っていると外から、ガチャリっという大きめの錠が開かれる音がして
「翔、義之さんからお話よ。」
何とも言えない死刑宣告を夕子にされたのだった。
部活のせいで足腰、というより右肩と背筋が痛い。




