表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/49

そして、夕方

全ての授業が終わった、17時。紗良は部活をしていたが早退することになった。

バレー部のエースで、次期のキャプテンは紗良だろうとみんなから言われるぐらい強く、信用され信頼も厚い。しかも、そのことに図に乗ることもなくいつも練習を真剣にし怠ることはないため先輩からの受けも良い。

しかし、今日は違った…。何処となく浮かない顔をしている。どころか練習にも身が入っていない。先輩や後輩、更には顧問まで心配し始め

「今日はもう上がりなさい。」

と言ってくれた。

「い、いえ!大丈夫です!ちゃんと集中しますから!!」

とは言ったがやはり集中出来そうにないと判断し

「やっぱり今日は先に上がらせてもらいます。明日は絶対にちゃんとしますから!」

と言って帰ることになったのだ。悩んでいた理由は至極簡単。翔が吸血鬼(?)になったということだった。普段あまり深く考えない(頭が)残念な世話焼き美少女は考えたって無駄だと思い帰ろうとした。しかし、何時もより2時間以上帰る時間が早いので暇を持て余していた。何故なら、こちらの理由も至極簡単。翔と紗良の家の最寄り駅まで行く電車の本数が少ないからだ。

「こんなことなら上がらなかったら良かったかな…。」

「なら歩いて帰るか?」

はぁ…と溜息を吐いた紗良の後ろからひょっこり現れた翔。

「き、きゃあっ!?」

驚いてます。悲鳴がすっごい可愛いです。

「んだよー、驚くなよー。」

ムスッとした表情の翔。

翔はバスケ部に所属している。2人とも球技だということは触れないでおこう。

「そりゃ驚くでしょ?!バスケ部って20時近くまでやってなかったっけ?」

今はまだ17時。つまり、3時間も早いのに翔は紗良の背後に現れたのだ。因みに20時には電車が来ないので翔はランニングがてらにカバンを背負って走って帰っている。「なのにどうして?」と問い詰めると、目を泳がせながら

「いんやー、あれっすよ。」

といい、「ビシッ」という効果音とともに敬礼のポーズをし

「本官、本日付けで部活を辞めることにしました!」

部活やめちゃいました。エースまで昇りつめた残念イケメン野郎は部活をやめやがりました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ