↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【7月24日第一巻発売!】毒父に物資扱いで戦地に送られた転生治癒師、無自覚チートでなんでも癒しちゃいます  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

281/319

第二百八十一話 王家の子ども達の身辺警備強化

 新年の夜会で貴族令嬢が無理矢理接近してきたのもあり、残念ながらアリアちゃん達の身辺警備が強化されることになった。

 子どもでも気軽に接触可能なのは、普段からアリアちゃん達と一緒にいるルートちゃんやアイちゃん達、そして僕の親戚の赤ちゃんくらい。

 奉仕活動で一緒に活動する貴族令嬢はギリギリ大丈夫だが、貴族主義勢力の貴族令嬢などは完全に除外された。

 とはいえ、アリアちゃん達も下心満載の貴族とは接したくないと明確に態度で示すようになってきた。


「どうしても、王家に接して影響を及ぼしたいという者はいる。私の時もそうだった。特に、嫁を決める時は何とかして嫁を送り込もうと必死になった貴族もいた」


 仕事中に、アーサー様が身の上話をしてくれた。

 メアリーさんとは幼馴染で小さい頃から仲が良かったのもあり、婚約はすんなりと決まったという。

 それでも、側室にと自分の娘や妹を勧める貴族が後を絶たなかったそうだ。


「ルーカスに関しても、シーリアを押しのけてでも嫁を送り込もうとする者がいた。ケン君に関してもそうだな。クリスと婚約する経緯になったのも、お祖母様に無理矢理ケン君の嫁を紹介した件だった」


 アーサー様に言われ、僕は少し前の事を思い出した。

 僕にも何回も無理矢理嫁を送り込もうとして、王太后様に掛け合った貴族がいた。

 あの時、王太后様が般若みたいに激怒したのを初めて見た。

 普通に相手を怒らせると、縁を繋げなくなると分かると思うんだけどなあ。


「あと、ケン君達が帝国に行って不在の間の公務を見直すことにした。教会への慰問や福祉団体との会合などは問題ないが、表彰関係はアリア達から他の者に変更する」


 ヘルナンデス様やルーカス様の様に、元王家で公務の補佐ができる男性が不在なども大きい。

 王太后様や王妃様なら経験値がアリアちゃん達と全然違うから、表彰関係でも全く問題ない。

 アーサー様も、頭が痛いって感じだ。

 そして、入園式関係にも少し変更が入った。


「王家のお子様から話しかけられた場合には問題はないが、それ以外は自分から話すことのないように入園生に周知するように」

「「「「「はい」」」」」


 新年最初の学園の打ち合わせの際に、イアン様から各職員へ注意喚起がなされた。

 今年から新たに採用された職員もいるし、この辺りは良く言い聞かせないとならない。

 でも、夜会会場で貴族主義勢力の貴族令嬢が無理矢理アリアちゃん達に近づいたのはかなり広まっており、新人職員も直ぐに理由を把握した。


「僕の方からも、アリアちゃん達に話をしておきます。イリスちゃんとスーザンちゃんもいるので、妹の面倒を見るので精いっぱいかと思いますが」

「うむ、そうしてくれるとありがたい。新入生は皆良い子だが、親も良いというわけではないない。この辺りは難しいところじゃ」


 イアン様も、少し言葉を選びながら話をしていた。

 今回貴族主義勢力の貴族はいないが、過去に貴族主義勢力だった貴族はいる。

 面接結果だと、みんな良い生徒なんだよなあ。


「新入生に関しては、多分ケンに注目がいくんじゃない? 憧れの【蒼の治癒師】様から勉強を教わるのだから、そっちの方が重要よ」

「「「「「あー」」」」」


 クリスの話を聞き、ミッシェル先生達は妙に納得していた。

 それはそれで、僕も大変なんだよなあ。


「当日は、軍も警備を強化する。アーサー様も来ると言えば、新入生も直ぐに納得するだろう」


 イアン様の話に補足すると、今回はトラちゃんもアリアちゃん達の警備につく。

 場合によっては、ミュウさんからキングレオを借りるかもしれない。

 奉仕活動に参加した事のある貴族なら、何となく状況が掴めるはずだろう。

 過保護かもしれないけど、今回はこのくらいの事はやらないと。

 そして、学園から王城に戻るとちょうど執務室でアリアちゃん達と出会った。


「入園式は沢山の人がいるから、お行儀よく座っていようね。あと、イリスちゃんとスーザンちゃんに、お姉ちゃんとお兄ちゃんらしい元気の良い挨拶を見せてあげようね」

「「「「任せて!」」」」


 やる気の出るように話をすれば、きっと大丈夫だと思った。

 結果、アリアちゃん達もやる気満々で返事をした。

 やはり、妹に良いところを見せようと言えば大丈夫だった。


「ケンは、子どもをやる気にさせるのがとても上手い。何でも駄目というのではなく、こうしてやる気が出るように言わないとならないな」


 陛下も、これなら問題ないと言ってくれた。

 確かに、せっかくの成長するチャンスなのだから、安全に気をつけつつ上手く言ってあげないと。

 なお、入園式当日はスラちゃん達もアリアちゃん達の側にいる。

 近衛騎士との護衛を合わせれば、きっといい感じになるはずだ。

 すると、アーサー様がアリアちゃん達にこんな事を言っていたのだ。


「そうそう、良い機会だから勉強ももう少し増やすとしよう。覚えないといけないことは、沢山あるからな」

「「「「えー!?」」」」


 ちびっ子達は、勉強は別だと大ブーイングだ。

 でも、勉強中だからと言えば面会を希望する人も直ぐに分かるはずだ。

 ここは、良い機会だと思って、みんな頑張らないとね。

読んでいただき、誠にありがとうございます

ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

作者のモチベーションも上がります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。