ふたりで鏡の前に立ってみた
今日はべったりエチな“月曜真っ黒シリーズ”です( *´艸`)
菜乃ひめ可様からFAをいただきましたので掲載いたします(*^^)v
AIイラストです(#^.^#)
まるで男の子がするみたいに髪に指を絡めると結梨奈は微かに呻いた。
やっぱりだ!
そこから耳を爪弾くとカノジョは切ない楽器となる……
私をゴミの様に棄てて、私とは正反対の……清純が薫り立つ結梨奈と結婚したアイツ!
そのアイツの今の“愛人”はきっと私と似たタイプなのだろう……
アイツにおもちゃにされた私だから、結梨奈がどんな扱いをされ、どう開発されたのかが本当に痛いほど分かってしまう。
だから、私の指だけで歓喜の声を上げてしまう結梨奈が、まるで私自身を見ている様で……私は目の端に涙を溜めた。
「泣かないで姉様! 私が愛しますから!」
そう囁いて結梨奈は私の涙を吸い、同じ様に私を喘がせた。
「姉さまとお呼びしていいですか?」
私達二人が“同じ操り人形”で……その糸が絡み合ってしまった事が分かり、私の前で大泣きした結梨奈からこう言われて、私は戸惑ってしまったけど……それはこの恋の種を心に植えられてしまったからなのかもしれない。
ああ、結梨奈!!
私達はこれから!!
アイツの手垢に汚れていない悦びをこのダブルベッドの中で探して行こうね!
お互いを思いやる優しさを持って……
あなたは、『夫と目合ったこのベッドを穢す』と言う背徳の為……私は自分を棄てた男に『妻を女に寝取られる』と言う屈辱を与える為……
こんな最初の目的がバカバカしくなるくらいにあなたと愛し合えたら……
こんな儚い関係こそ、私達の真実になる気がする。
初めてふたりで一緒のお風呂に入って……その姿見の前に並んで立った時、
私達はお互いを見とれてしまう程
美しかったのだから。
でも、最後はほのかなハッピーエンドにしたかったのです(^_-)-☆
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