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突然あらわれた化け物と、いきなり変わった世界で生きていくという感じの話  作者: よぎそーと


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2/5

2回目 ある日突然

 世界が変わった日。

 全てが崩壊していった。



 前触れなど何もなかった。

 ある日、突然に様相は一変した。

 何気ない日常がわかりやすく崩れていく。

 それは、人の変化によってあらわされていった。



 家で、職場で、学校で、路上で、あらゆるところで。

 人は異形への突然変わりだした。

 何が理由なのかは分からない。

 ただ、確たる現実としてそういう現象が起こっていた。



 その日から日常は一変した。

 生き残る為に化け物と戦うしかなくなった。

 それが親や兄弟や子供であろうとも。

 襲いかかってくる化け物になった人から己を守るためには。

 躊躇いをもってるわけにはいかなかった。



 それからずっとそんな調子だ。

 最初は何が起こったのか分からず戸惑ったが。

 そのうち人が化け物に変化して。

 あちこちでそれらが人に襲いかかって。

 今では化け物と人が争い合うのが当たり前になっている。



 そんな様子を窓から眺めて過ごす。

 家の中にいた化け物は既に倒した。

 だから、いくらか安全だ。

 しかし。



(まだ出回ってるのかよ)

 窓からのぞく外には、時折化け物の姿が。

 そんなわけで迂闊に外に出られない。

 頼みの綱は、救助が来る事だが。

 それもいつになるか分からない。



 幸い、電話もネットも通じている。

 それらはまだ機能している。

 いつまでその状態が続くか分からないが。

 それでもそれが命綱になっている。



 なのだが。

 通報をした警察もまだ動いていない。

 テレビやラジオ、ネットニュースなどでは政府も動いてるらしいが。

 あまりにも大規模で起こったたまに対処が遅れてるという。



 それも仕方が無いとは思う。

 町中で様々なものが化け物になったのだ。

 政府や警察の中でも同じ事が起こってるのだろう。

 そのせいか、テレビやラジオの番組は穴だらけだ。

 放映しようにも、人が少なくて全ての時間を埋める事が出来ないのだろう。

 なので、再放送などでしのいでいる。



 そんなわけで、救助は今少し待たねばならない。

 それまで食料がもつかどうか。

 幸い冷蔵庫にはまだいくらか残ってる。

 災害などに備えて蓄えていた缶詰も。



 しかし、それらもどんどん少なくなっている。

 このままでは最悪の事態に陥るだろう。

(そうなる前に)

 救助がやってくるよう願った。

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