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家猫対外猫

作者: 猫ママ
掲載日:2019/07/20

 梅雨の時期がやって来た。ここ何日か、ずっと雨ばかりだから家猫三匹は、窓の外を退屈しのぎに並んで眺めている。そう、家は猫を三匹飼っているのだ。

 ちゃんとお座り姿で外を眺めるその後ろ姿は何とも言えない可愛さがあり、私は思わず笑って、携帯で何枚か写真を撮り保存するのが日課であり、私の携帯のアルバムは猫だらけなのだ。


 ある朝、いつも庭にご飯を貰いに来る外猫さんが来たので

 雨が降ってても、体はびしょ濡れになってても、空腹には勝てないとやって来たんだろうかとそんな事を考えながら直ぐに餌を手にし庭にでて餌をあげた。ふっと、後ろを見るといつも来る猫の後を一生懸命着いてきたのか?

 四匹の子猫が警戒しながら待っている。もしや、いつの間に産んでいたんだ、え?あなたの子供なの?子供が居たの!?よく見ると1カ月くらいの子猫達、茶トラに、サビ猫に、黒猫に、靴下猫ちゃん。

 一匹の猫からこんなにバラバラな種類の違う猫が生まれるんだと感心し眺めていた。母猫が餌を食べ始めると、警戒する子猫達も少しずつ近寄ってきてご飯を食べはじめる、量を増やしてあげようとそっと置いて窓越しから見ていた。今までどこで何を食べて育ったのかと思わせるほどに元気に丸々とした子猫達だ。

 あげた餌もよく食べてくれた。又来きてねと、立ち去る猫達に手を振りカーテンを閉めた。いつの間に四匹も産んでたんだろうか、餌を貰いに来てたけど全く気がつかなかったが頭の中は?でいっぱいになる


 その次の朝、子猫の事が気になっていたのか、セットしていたアラームの時間より早く目が覚めた。勿論、真っ先に二階のベランダに出て猫の姿を探す、外はまだ薄暗かったが眠い目を擦りながら庭を見渡す。

 あ!居た親子で待ってる。なんだか嬉しくて顔も洗わず真っ先に餌を手に階段をバタバタと下りて庭に出た。

 びっくりしたのか、子猫達が後ずさりするいつも来ていたお母さん猫は私にすりすりし餌を求めて来た。

 そっと子猫達の分も置き、窓越しから観察すると

 ちょっと時間が経ってから子猫達は警戒しながらもぐもぐと食べている、「良かった食べてくれた。」そう思いながら又私は携帯で写真を撮りながら「可愛いなぁ」と、眺めてる。すると家猫達が私に朝ご飯のおねだりをしてきた完全に忘れていた、「ごめんね」そう呟いた。家にはもっと可愛いい大切な猫がいるのに外猫さん達に気を取られてしまい朝ご飯を忘れてずっと眺めていた。

 家猫達の餌を食べている姿を見ながらこんな事を思った!

 幸せだね、君達は。だけど、よくよく考えたら元は君達も捨て猫さん達、縁あって譲渡で譲り受けて私が君達のお母さんになって君達は家猫さんになったんだけど、「毎日外猫を窓越しから見ているのは何故?」猫なりに何か思いながら見てるのだろうか。

「自由に走り回り雨に濡れてる姿が羨ましいのかなぁ?」

「お天気の日は、庭にゴロゴロと寝転んでみたいのかなぁ?」君達が喋れれば聞いてみたいよね。

 でもね、私は思う君達には、暖かいお布団あるじゃない、毎日抱っこしてすりすりしてもらってるよ!って言葉が通じれば言ってあげたい。

 ご飯は毎回飽きないようにって考えながら選び新しいのを見つければ買ってきてるんだよね、爪切りも嫌いだろうけどお風呂は特に嫌だろうけどいつも全身綺麗だよ、色違いの可愛いい首輪してるしね。家には、子猫の頃によく着ていた猫用の洋服が今でも大切に取ってある。想い出として…

 うん、でもね気持ち分かるもし私が猫なら、人間だってずっと家にこもってたらストレス溜まるし外に何かしら出掛けたくもなる。

 窓の外の猫さん達自由でのびのびと楽しそうだね。

 時には虫も食べてるみたいだけど、君達は虫なんて

 死ぬまで口にする事はないでしょうね。

 そんな事を考える私は、又今日も家猫と外猫の餌を買いに行く。


 今日は、久しぶりに雨が上がって晴れている。

 よし、今日しか無いぞと意気込み計画する、そう庭には雨宿りしながらご飯を食べる場所がないから前から小屋の様な雨をしのげる場所があればあんなに雨に打たれながら餌を食べなくてもいいんだけどなぁって思っていたから私の頭の中は、犬小屋違う猫小屋を作る気満々だ、多分犬小屋のようにできあがるに違いないがとおもったが、早速張り切って娘を連れてホームセンターに車を走らせた。気持ちは一人でワクワクしながら小屋を作る為に必要な物を買った。

 試行錯誤を繰り返しなんとか雨をしのげる小屋ができた。

 さあ、後は外猫さん達が来てくれよっと願いながら餌と水を置いて猫の親子を待つ。


 夕方、ご飯の支度をしていると換気扇からの匂いにつられてからかニャーと泣きながら親子がやって来た。

 よし、来た!「餌は小屋の中だよ入って食べて」、と声をかけ願いながら見守る。

 やはり子猫は警戒しているが、先にお母さん猫が入って行った。やった!入ってくれた。お母さん猫が小屋に入って食べてるのを見て安心したのか、子猫達が一匹、二匹と入って行ってくれた。

 この嬉しさは、外猫さん達に家を与えた満足感とでも言うのか、コンロを消し夕食の支度を中断し又私は眺める。

 この小屋で子猫達が暮らしてくれて元気に成長し、独り立ちしていくのを見届けれるかな?と思う気持ちが過ぎったのか、とりあえず雨風しのげて、ご飯をゆっくり食べれるに違いないそう確信して自分だけ満足感に浸っているかの様に家族には見えただろう。

 それから、私が何度かホームセンターに行ったのは言うまでもない病気だ、私は猫に完全にハマっている頭の中は

 猫だらけか。


 今日は、又朝からザーザー凄い雨だ、こんなに降ってちゃあさすがに来れないかと、諦めながらとりあえず傘を差して小屋の中に餌を入れに行く。

 凄い勢いで小屋から子猫達が外に飛び出してきた、いっぺんに子猫が四匹も飛び出してきたら流石に私もびっくりして餌も傘も落としずぶ濡れになった。せっかく小屋の中に入ってくれていのにびっくりさせてしまったね。ごめんね、イヤ、私も驚いたんだけど、それ以上に子猫達は驚いて小屋から飛び出して何処かへ行ってしまった。

 親子で寄り添って小屋の中で雨宿りしていたんだね。

 餌を置き家の中へ入って私は着替えながら子猫達が戻って来ますようにと願い待つことにした。が、なかなか戻って来ない母猫は雨の中濡れながらもクルクルと喉を鳴らし子猫を探しに行ってしまった。そして、母猫も夜になっても夜中になっても戻っては来なかった。

 皆んな無事に戻って来てほしいと願った。夜中に今日のお詫びのつもりで家猫の餌をおっそわけし小屋の中に置いてた。


 ベランダから見ても猫の姿はない。よほど驚いたのか、母猫と逸れてしまったのか?母猫は子猫達を見つける事ができたのか?色々考えて眠れなかった。

 びっくりしたんだね、もう戻って来ないかもしれないと

 寂しい気持ちになりながら、ハエが集る餌を見つめていた。

 戻って来なくてもいいけれど、せめて母猫が子猫達を無事見つけれますようにと、何度も何度も庭の小屋を見ながら祈った。

 そんな私に家族全員が呆れている。そりゃあそうだよね、でもね、本当に可愛いんだよね、とっても可愛いの。四匹を母猫は一生懸命育ててるんだよ、餌だって自分は食べないで子猫達がお腹いっぱい食べるまで見守っていて、自分は残った少しの餌を食べるの、そして一匹ずつ身体を舐めて毛づくろいしてる姿を間近では早々見れないんだよ。

 だって家猫達は、三匹共去勢しているから無理でしょう、この子達も小さかったのに今では、立派な生猫さん。動物も頑張って生きている命って凄いと思うよ、寒い冬は一緒に寝れば暖かいし、抱っこすると心臓の鼓動が抱いてる腕に伝わってくる生きてるねって感じる、時にはイタズラもやってくれるけどね。


 翌朝、私は又早起した。気になって目が覚めたんだ

 もしかしたら、皆んな帰って来てるかなって思ってベランダから庭を見渡す、そしてそっと静かに庭の小屋の中をみて見ようと外に出た。すると、居る居るよ一二三四、四匹いるよ。母猫さん良かったね。時刻はまだ朝の五時、まだ眠いのか遠くまで逃げてしまったので疲れているのか、皆んな母猫さんにくっ付いて眠っていたので私はしずかに扉をしめた。


 猫小屋を作ってあれから1カ月が過ぎた、すっかり外猫達の家になっている。成長も早いもので初めて庭で見た時は

 まだ一カ月くらいだったと思うが動物の成長は凄く早くてスクスク大きくなっていく。つい最近まで金網をすり抜けていた子猫達は、今では庭を出る時は遠回りして散歩に出かけていく、私にも少しずつ慣れて来た様だ家猫も毎日外猫達を眺めるのが日課になった。

 母猫と子猫達は庭でじゃれ合ってよく遊び餌もよく食べてくれ、ちゃんと仲良く暮らしている。


 家猫達はというと、毎日のように窓越しに庭の猫達を不思議そうに見ているが何を思い眺めているんだろう?家は、外にも猫がいるんだなぁ?って思ってるのかな?僕も私もお外で遊びたいなぁとか?それとも、なんだぁ、あの生き物はなんだ?と思ってるのかな。

 何処のペットもそうだとは思ってないが、家の猫は自分達を猫とは思っていない。全く私達人間と同じよう思っている、最初に飼った長男猫は、息子と自分を兄弟ぐらいに思っているのか私とは寝ないが息子には寄り添って寝る何故?ご飯買ってきて毎日お世話してるのママですよ、まるで猫小屋の親子の様にくっ付いてさぁ、二匹目の雌猫は、私が化粧をしたりマニュキア塗っているとずっと側にいて離れない、私にもやってよっと言わんばかりに、三匹目の猫は、必ず私を起こしにベッドに上がって来ては、顔中ナメナメ、カミカミして毎朝起こしにやって来るそれが、もう少し優しく起こして欲しいもんだ、この三匹が我が家の家猫達なのだ。


 しかし、今年の梅雨はよく降った。外の動物達も餌を食べて暮らしていくのは大変だろうが、それが外の動物達の試練なんだろう生きる為に毎日真剣に餌を求めて。

 今の時代は携帯スマートホンやPCインターネットなのでなんでも調べられる。時々、家猫の体調が悪い時など検索すると理由が分かり安心する時もある、私は猫好きなのでよくYouTubeの猫も観ている、可愛い猫達の動画を沢山観られ癒されるからだ。

 最近、長男猫が少し体調崩したのでネットで調べたてみたら、外猫の平均寿命五年と書かれていたのを観てびっくりした。家猫は去勢もするし、病気になればすぐ様病院へ連れて行ってもらえるし、そう予防注射は一番大事、外猫達はそれすら無いからかなぁ。庭にいる猫達もそうなんだろうなぁ。

 家の庭に住んで居る猫達よ、頑張って少しでも長生きしてほしいと願った。

 本当は、子猫達に良い飼い主が見つかればいいんだろうが、母猫と離すのは可哀想すぎると思うし、母猫も我が家に初めてご飯を貰いに来たときは多分まだ生猫ではなかったがあれから一年はとうに過ぎているが立派に育っている餌をもらい、寝床は何処だったのかは知らないけれど生きて可愛い子猫を育てている、強く生きている。だからきっとこの子猫達も大丈夫だよ立派な生猫になっていくはず、もしも、兄弟がそれぞれバラバラになっても母猫さんが先に虹な橋渡ったとしても、又何処かの優しい人と出会って餌を貰い生きていくはず、例え外猫の寿命が短いと言われていよいが元気に生きてくれるはずだ。

 そう、私は思い願った。









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