4-15 流転する世界
「ちょっと!!なんなの!?いきなり!!」
アリシアの身体がドンドン紅い光に包まれていく。
眩い紅い閃光。それは見るもの全てを引き付けていた。
邪竜王バルドも歩くことをやめ、アリシアの動向を気にしている。
「アリシア・・・、おまえは」
この場でマッシュのみ、今アリシアに起きている現象を理解できていた。
「ちっ。めんどくせーな。何が起きてるんだ?」
邪竜王はアリシアに軽く手を伸ばす。
さっき私を吹き飛ばしたあれだ。
・・・
何も起きない。
「あぁ?」
「ふふふ・・・ははは!貴様の負けだ。邪竜王。あの子は、神になる。」
「神。だぁ?」
「死ぬ前に教えてやろう。あれは契約の印。精霊と命の契りを交わしたものに現れる聖なる光。あの子は、自分の命を犠牲に世界を救うつもりなんだ」
「神だぁ?神殺しなんざ俺の世界では日常茶飯事なんだよ!今更それがなんだ!」
バキィィ!!
「ぐわぁぁぁぁ!!」
両足を折られ、苦痛にもがくマッシュ。
「そこで、小娘がバラバラにされるのを眺めてな。とびきりの絶望をくれてやる」
そう言うが早いか、邪竜王は両手に炎の球を生みだしアリシアに投げつける。
ゴゴォォォォォォオオオンンン!!
巨大な火柱になり、それは天空を貫く柱になる。
「ア、アリシアァァァァ!!!」
私とそららは爆風に吹き飛ばされ、何かの建造物の壁にぶつかる。
「っつー・・・」
身体をぶつけるのは今日何回目だろう。
私は腰を。そららはおしりをぶつけてその場でうずくまる。
でも、ここはけっこう丈夫な作りで風よけになる。雨宿りならぬ風宿りにはちょうどいいだろう。
瓦礫の隙間から見る限り、燃えさかる炎の中に人影はない。
あの業火の中、燃え尽きてしまったのだろうか・・・。
「ひゃひゃひゃひゃ!!燃え尽きた!簡単に燃え尽きたぜ!口ほどにもねぇなぁ!!」
品のない笑い方をする。
そんな時、私たちと邪竜王の視線が合った。
一瞬、口元が歪むように笑うと私たちの方に向かってくる。
「お前たちの血をよこせぇぇぇ!!」
獣のように走ってくるその姿はもはや人間ではなかった。
そららが、なけなしの体力で立ち上がろうとするが、もうそれだけの体力が残っていなかった。
バシュッ!!
邪竜王の左足に赤い光が突き刺さる。
光は炎の柱。空から撃たれていた。
赤い光は消えることなく、そのまま色を濃くしていく。
そのまま、邪竜王の姿は私たちの前から消えた。
「ぅああぁぁぁ!!」
唐突の事にさすがに驚いたのか、初めて叫び声を聞いた。
炎の柱は、勢いをなくし、消えていった。正確に言えば、赤い光の出どころに吸収されたような感じだった。大地から、天空から、炎は徐々に消え、あの光の持ち主に収束していった。
「貴様、生きていたのか!!」
荒々しく吠える邪竜王の前には、銀色の髪、薄い水色の瞳は紅い色に変わったアリシアがいた。
「我に仇名す愚かなものよ。古き盟約に従い、我は意思を受諾するのみ」
右の人差し指から出た赤い光。それの光が指先から赤黒い炎を纏い、邪竜王へ迫る。
赤黒い炎は、ゆっくりと、進む。
「獄閻魔弾!!」
邪竜王の左手から現れた黒い4つの炎の塊がアリシア(?)を襲う。
ゴォオォゴォォゴゴオオォオン!!
アリシアの身体にぶつかった4つの黒い炎の塊は凄まじい熱風と轟音を発しながら凄まじい爆発を繰り出した。
『アリシア!!』
私たちの声は届くことなく、爆風にかき消される。
「ぐぎゃああぁぁぁぁぁぁああ!!」
黒煙の中から聞こえたのはアリシアの悲鳴ではなかった。
黒煙が晴れてくると、そこには左足が赤黒い光に焼かれる邪竜王の姿があった。
「その炎は地獄の炎。貴様の身体を焼き尽くすまでは決して消えることはない」
邪竜王は左腕を大きく振り下ろし、赤い光を打ち砕く。その体は地面へと落下していく。
そのまま燃える左足を切り捨てる。
切り捨てられた左足は一瞬で灰になった。
大地に堕ちた邪竜王はアリシアを睨みつける。
「なめるな・・・。人間ごときがつけあがりやがってぇぇぇ!!!」
邪竜王バルドの声に呼応し、大地が揺れる。
魔力なんて感じたことなかったけど、もし、このビリビリする感じが魔力だとするなら、すごい力が大気から伝わってくる。
なくなった右手が生えてくる。
斬り落とした左足も生えてくる。
赤い、硬そうな鱗?なのかごつごつした皮膚。
かぎ爪のような鋭い爪。
そして、背中には大きな翼。
シルウィアのような、ドラゴンのモノであることがわかった。
大きな翼で羽ばたき、アリシアの元へ向かう。
「邪竜王様の本気だ。貴様は俺のメンツにかけて殺す!」
硬い、龍の腕でアリシアに殴りかかる。
アリシアは避けずに、そのまま攻撃を受け止める。
バキィィ!!
鈍い音が響く
「うがああぁっあぁぁ!!」
ダメージを受けたのは邪竜王の方だった。
右手の骨が砕けたのか、力なくぶら下がっている。
「我が主の望み、遂行する」
「ほざけぇぇぇ!!!」
左手が黒く輝き、今まで以上の魔力を放出する。
「大地を焼き尽くす焦炎の炎
暗闇より生まれし慈しみの炎
暁よりもなお明るく
黄昏よりも緋きモノ
聖霊ルミナスの名の元に
我が力をここに示せ
我が願うは世界の滅び
我が願うは世界の混沌
我等に仇なす全ての者に、終わりなき絶望の炎を」
アリシアの前に巨大な六芒星が現れる。
紅い、燃えるような色の魔法陣。
その中心に、小さな火種が生まれる。
火種は周りの空気を取り込みながら、ドンドン巨大な炎に成長している。
紅く、太陽のような火の玉が現れる。
「竜魔閻焦撃烈風!!」
邪竜王の生みだした黒い輝きが、巨大なドラゴンの姿を作りアリシアに襲いかかる!
「神燮業炎龍破弾」
巨大な火の玉から燃え盛るドラゴンが現れる。
静かだった。
全ての音がなくなったような感覚だった。
邪竜王の放った黒いドラゴンは小柄な炎のドラゴンにその身を焼かれながら、無残にも大地にその姿を堕としていった。
「我が炎は破壊にあらず。全ての者に癒しを。全ての者に平等な滅びを」
「やめろ。いやだ、やめてくれぇぇ!!」
「終わりだ。邪竜王バルド」
燃えさかる炎のドラゴンは恐怖に飲まれた邪竜王をその口で真っ二つに喰いちぎった。
地上には胴体とバラバラにされた邪竜王の姿が落ちてくる。
『っひいいぃ!!』
私とそららの前に体が真っ二つにされたモノが転がる。
「くそっ!!くそがぁぁ!!」
地面に叩きつけられたにもかかわらず、あまりダメージを負っていないようだ。
苦しそうにもがくその姿は、憐れみをも感じさせる姿だった。
身体から大量の血液を流してもなお、動くその体。やはり、相手は人間ではない。と確信してしまう。
空からアリシアが降りてくる。
「アリシア!!」
駆け寄る私にアリシアは冷たく
「近寄るな人間。この体はすでにアリシアのモノではない」
燃えるような赤い、冷たい瞳で私たちを見つめる。その姿形はアリシアでも、中にいるものは違う。
「あんた、何者?」
そららの問いかけに、返事はなかった。
パチンッ!
アリシアが指を鳴らすと邪竜王の下半身が黒い炎に包まれた。
全てを焼き尽くす地獄の炎・・・。
「これで終わりだ。邪竜王。贖罪の眠りへ行くがいい」
「俺は死んだら・・・どうなるんだ。」
「知れたこと。魔族も、神も、無から創造された存在。長い、永遠とも思われる時間の彼方で、再び相見えるだけ」
「そうか・・・」
「・・・。再び虚無へ戻るがいい。邪竜王バルド」
パチンッ!
再び指を鳴らすと、バルドの姿は炎に包まれた。
すでに息絶えていたのか、何も言わずに、ぞのまま静かに灰になり消えた。地面には、焼け跡だけが残った。
「アリシア!!」
そららが剣を杖代わりに近寄ってくる。
「アリシア!」
「この娘は、お前たちを救うために、自ら命を投げ出したのだ。その行為を無駄にするな」
「・・・待て」
両足を折られ、歩くことすらできないマッシュがこちらに視線を送る。
「お前、フレイアだろ?その子を、返してくれないか?」
『フレイア?!』
驚く私たちの視線に目を合わせようとしない。ジッとマッシュを見ている。
「・・・」
「頼む。私がアリシアの代わりに生贄になる。その子はまだ若い。助けてもらえないか・・・。」
「契約は絶対だ。故に、この体は私がもらう。我と同化し絶対的な力、知識を有した者をこの世界に放っては置けない」
「どうしても・・・か?」
「フレイアお願い!!アリシアを返して!!」
「お願い!!うちらにはアリシアが必要なの!!」
「・・・すまない」
小さくそう言い残すと、アリシアはそのまま振り返ってしまう。
行ってしまう。
アリシアが。
どこか遠くに行ってしまう。
アリシア、私の妹。世界でたった3人の姉妹なのに!
(だれか、誰かアリシアを止めて!!)
「伯爵、いや、マッシュ様。準備が整いました!」
「よくやったぞフラン!『ᚿᛋᛘᛌᛏᛑᛒᚴᚧᚴᚢᚠᛦᛧᚱᚦᛋᚾᚼᛚᛚᛁᚵᚵᛘ』」
マッシュが聞いたことのない言葉を発する。
「貴様!なぜその言葉を!!」
アリシアが驚きマッシュを睨み付けるがその時には遅かった。
マッシュの言葉と同時にアリシアの指輪が輝き始める。
指輪に掘った六芒星が輝き始める。
アリシアがとっさに放った炎の球がマッシュに向かって飛ぶ。
しかし、その炎の球は今にも止まりそうなスピードで、まるでスローモーションを見ているようだった。
「間に合ったか。」
マッシュの声で私は意識を取り戻した。
「間に合ったか、じゃないよ。こんなことして。どうなるかわかりゃしない。」
そこにはいつものモフモフ羊のフレイアがいた。
「フレイア!エル様!」
「やぁ、きらら。おはよう」
「おはようございます・・・、エル様・・・。ここ、どこですか??」
私は今いる場所が理解できなかった。真っ暗。星のような光の粒がたくさん、360℃に見える。自分が立っているのか、浮いているのかもわからない。
「ふふふ、どこだろうね。ねぇ?フレイア。」
「はぁ・・・。もうしらない」
そこにはいつもの調子の二人がいた。
私はそばにいたそららとアリシアを揺さぶってみる。
「二人とも、起きて。ほら!!」
「うぅ、うーん・・・」
そららが眠そうな目をして起きる。
アリシアもグッタリと疲れて目が覚める。
小声で
「邪竜王・・・」
とつぶやくと二人とも一気に目を覚ましてあたりを見回した。
「ちょっと、きら。何の冗談?」
「たちの悪いいたずらですね」
「いやいや、ほら。」
マッシュと、フレイアがいることを説明し、二人は立ち上がれず、四つん這いになったままアリシアはフレイアのところへ。そららはマッシュのところへ進む。
私はとりあえず身近な棒切れでフランを突き起こしてやる。
「エル様!うち、頑張ったよ!ご褒美期待してますね!!」
「フレイア、私、体が痛い。」
マッシュは何も言わずにそららの頭をなでている。
フレイアは何も言うことを許されず、また手で挟まれていた。
「ここは、どこなんですか?」
「時の狭間だ。」
「時の狭間?うちたち、アレクサンドリアにいたのではないんですか?」
「い・た・よ!それを、どっかの爺さんがこんなことして」
珍しくフレイアが目にわかるほどに不機嫌だった。
「そういえば、マッシュ様はフランに何をさせていたんですか?最後のあの言葉はなんですか?」
「それは、僕が説明しよう。マッシュ様は、最悪の事態に備えて保険をかけていたんだ。禁呪。神の力を使う時空魔法のね。僕はその下準備。邪竜王に弾き飛ばされたときにアレクサンドリアの中に事前言われていた魔法陣を作ったのさ。そしてアリシアの指輪が鍵になり発動した神の呪文。僕たちは時間移動しているって言えばいいのかな?」
「そーですねー。大まかにあってるからいいんじゃないですかー」
フレイアが棒読みで返事をする。
「エル様?マッシュって誰ですか?」
あぁ、この子は知らないんだ。
そららは気絶していたせいで、邪竜王との闘い前に知らされた宮廷魔導士マッシュ、と言う人間か誰だか知らないんだ。
マッシュは優しく笑うと、
「宮廷魔導士マッシュ様の事だよ。私たちを助けてくれたんだ。」
「ふぅん、宮廷魔導士っていたんだ。全然知らなかった。」
けっこう、この子は天然さんなのかもしれない。
マッシュは私たちに目配せをして、自分の事を話さないように合図をした。
「ま・・・エルドロール様。この後はどうなるんですか?」
「このあと、私の知っている限りでは、邪竜王が干渉してくる前に戻る。たぶん、エルサーナのゴブリン討伐直後だと思う。あのあたりからローラが不穏な動きをしていたことが分かっているからね。そして、私たちはその時間に遡り、何もなかったように暮らせる。ただし、バルドに関係したモノは存在しなくなる。私は、膨大な魔力と生命力を引き換えに歴史を書き換えている」
「膨大な魔力ね・・・。そりゃそうだろうさ。たった今フルパワーの僕の魔力根こそぎ持って行ったくせに」
「フレイアの魔力を?どうやって?」
「あの指輪だよ。あのマジックアイテムは魔力の転送装置みたいなものだったんだ。エルドロールは、自分が精霊と融合できなければアリシアに可能性を賭けたんだ。だから、指輪もらってたろ?」
「あ、そういえば」
アリシアは自分の両手を見てみるが、指輪の姿は見当たらない。
「もうないよ。時間を遡ってるんだから。そもそも指輪はもらわなかったことになってる。」
「そうなんだ。」
「バルドに関係したモノ。事の発端となったローラは存在しない世界。それ以上の事はわからない。」
「ヘルムは戻る?」
「いいや、私ができるのはせいぜい今日から3日程度遡ること。それ以上は無理なんだ。」
アリシアは少しがっかりしたようにも見えたが、
「ありがとう」
と、エルドロールに伝えた。自分が再びみんなに会えて嬉しいと。
満足そうにエルドロールは笑っていた。フレイアは大きなため息をつくとアリシアの頭の上に乗る。
「さて、ここからが本題だよ。この後、僕は君たちの前に現れることが今後できるかわからない。」
「どうして?」
「だって、君。輝石持っていないじゃないか」
「輝石は、戻らないの?」
「それは無理。輝石は消えたまま。で、逆に君たちが持っているものはこの時空に一緒に来てるってことは消えなかったんだね。それは持っていられるみたいだよ。」
それ、と言われたものは2つ。
そららが持っている剣。
私がフランを起こすときに使った棒切れ。
「そららのはローラが持っていた剣だね。」
「うん。うちの剣が折れたから、お姉ちゃんを助けたときに借りてきたの」
「・・・いろいろ言いたいことあるけど、それは今度会えた時にするよ。その剣は魔剣だね。それもすっごく古い。どこで見つけたんだろう。その剣に魔力が宿っているから、魔法が苦手でもある程度は使えるよ。戻ったら剣とよく話してごらんよ」
「話す?」
「そう。まぁ、やればわかるよ。それで、問題はきらら。」
「え?あたし??」
「そう、君。その弓。そんな雑に扱ってるけど、それ、一応神の使う武器なんだけど。」
「この棒切れ?」
「ぼ、ぼうきれ!!?なんて罰当たりな!!それは神弓エルフィン。魔力を武器に戦う神の弓。邪竜王の置き土産だね。それもここにあるってことは、持ち主は君でいいみたいだね。」
「ふ~ん。神の弓・・・ねぇ。」
私は弧を描く棒切れをまじまじと見てしまう。
これ、そんなにすごいんだ。
「魔力を込めて、弦をイメージして見えない矢を引いてごらん?・・・戻った後にね?」
今ここで実践しようとした私にきつめの忠告を入れるフレイア。
「その弓は、熟練と魔力によるけど、アリシアクラスの魔力があればアレクサンドリアくらい消す飛ばすから、慣れないうちは使っちゃだめだよ?まぁ、君の魔力は少ないから大丈夫だと思うけど」
ケラケラとバカにしたような笑いを浮かべるフレイア。
最後の最後に気にしていることを。どうせ、魔法は使えませんよ!
「そして、エルドロール。君にはおそらく神罰が下る。時空魔法の使用は神以外に許されていない。君はその体を大樹に変え、1000年の間あの町でただ、傍観する罰を受けるんだ。そして、時空魔法の副産物。記憶操作。君たちの記憶と他の人の記憶が食い違うところがある。そこは周りに合わせるように。」
「エル様・・・いなくなっちゃうの?」
「そうだね。みんなを守るために、あの荒れ果てた土地に君たちを残したくなかった。私も死にかけだったからね。消える命でみんなを救えるんだ。後悔はない。私はずっと見守っているよ」
「エル様・・・」
私とそららはエルドロールに抱き着き泣いていた。
アリシアは、少し離れたところで深くお辞儀をしていた。
「もうすぐ、着くよ。」
暗闇の中に光の出口が見える。私たちは、帰れるようだ。
少し違う、元の世界へ。
「きらら、そらら。二人とも今までありがとう。私は幸せだった。二人は十分強い。これからは、私の代わりにヴィルサーナを頼む。アリシア、短い間だったが、同じヘルムの民として、会えたことを心から嬉しく思う。成長を楽しみにしている。魔道は奥が深い。鍛錬するように。」
私たちはただ、頷くことしかできない。
声が、出ない。
話したいことはたくさんあるのに。
お礼も言いたいのに。
「お元気で・・・」
フランが深く頭を下げた。
「うむ。3人を頼んだぞ。フラン」
「はっ!いただいたこの命に代えてでも・・・必ず守り抜きます」
跪き、剣を自らの前に置き深く、頭を下げる。
「3人とも、私の分まで生きろ。楽しく、後悔がないように、いつまでも仲良く。私が望んだ世界で・・・私の可愛い娘たち」
「エル様!」
「エルドロールさまぁ」
「アリシア、お前の名はアリシア・ウィル・トルヴァニア。正真正銘、私の孫だ。大魔導士の血を引くものアリシアよ。そなたに精霊の加護があらんことを」
「じ、じぃじ!!」
アリシアが伸ばした手に、エルドロールが触れると体が白い光に包まれ消えた。
「時間だ。3人とも、元気で。アリシア、いつかまた、僕を見つけてね」
フレイアの姿も消えてしまった。
「僕は王都にいる。なにかあれば必ず来るんだよ」
フランも消えていく。
暗い星のトンネルの出口。
―そこは、エルドロールが私たちに残してくれた世界だった。
こんにちわ!!作者のき・そ・あです。
書き始めて一か月。・・・長いようであっという間でした。
夢で、アクセスが多かったり、ブックマークが0!!なんてことも見ました(笑)
無事にここまで来れて、本当によかったです。
書くって。いろいろ難しいんですね。痛感します。
表現が下手だったり、悩みが多いです。
そんな私に付く会ってくれたキャラクターたち、無事に幾多の試練を乗り越えることができたようです。
ラスボスは急きょ、変更になりました(笑)。途中で楽しくなってしまい・・・。
消えたフレイア。領主がいなくなったメイド。宮廷魔導士になるアリシア。
まだまだやりかけはたくさん残っています。
最後の4-10からは一気に書き進んだので少し雑なところがあるかもしれません。
最後までお付き合いくださった読者の方々。本当にありがとうございます。
エピローグのあとがきでは3姉妹のご挨拶になりますので、作者のお礼は、ここに書かせていただきます。
どうもありがとうございました。
き・そ・あ☆彡




