10話 冒険者の酒場3
さっそく壁に当たったようで。
酒場に着くと人垣ができていて、その中央でミーティが頬を膨らませて見知らぬ女性と対峙していた。
「なにしてるんだ?」
声をかければ、ミーティは安堵の表情で僕に向かって手を振る。
身長は平均並みだが、平均より格段にふくよかな胸を持つミーティの戦士装束は聖職者にとってなかなか目に毒だ。普段の修道服を見慣れていれば尚更。
スライム対策や機動性の重視という名目で、鍛えた肉体を自慢し晒すため露出の高い格好を好む戦士は多く、南方の国では水着のような装備で挑むような猛者もいるらしい。
ミーティも程々に露出の高い装備を選んでいるが、どことなく修道士を意識しているような着こなしは何故か魔導職の者にも人気が高いとか。
(それはともかく)
ミーティよりも爪先立ち分程背の高い、濃い亜麻色の髪に青い瞳の騎士風の若い女性。
その後ろには10歳になるかならないかといった魔導士姿の女の子が控えている。
「お、お、おねえちゃん……マアちゃん……なんで」
他の冒険者と顔合わせをするとき、少しくらいなにかあるかとは思っていたが。
まさか身内が現れたか。
ミーティと向き合っていた女性が姉で、マアちゃんと呼ばれた子供は妹だろうか。皆どことなく顔立ちがフルルと似ている。
おねえちゃんと呼ばれた女性がこちらに気づき、鋭い視線を向けてくる。
「貴様か」
僕か?
女性が歩めば人垣は別れ、僕の前まで道が出来る。完全武装ではないにしろ騎士の鎧を装備して安定した身体の動き、重心の取り方は完全に戦闘訓練を受けている者の身のこなしだと一目で分かる。
(へぇ)
それもそのはず。女性の長剣の鞘留めには「聖教職・神殿騎士・神兵長」を表すジョブ章――剣と天使の翼をあしらった裁十字――が輝いている。捕縛権を持つ憲兵より上位の簡易裁判権を持ち、主な仕事がダンジョンで違法行為の取り締まりと言えば、一癖も二癖もある冒険者達は近寄り難い存在だろう。
妹の方はまさかの「公務職・宮廷魔導士・王の使徒」。竜を象ったジョブ章が宮廷魔導士のローブの胸元に輝いている。本物の金剛石が埋め込まれているとの噂だが、噂は本当だったようで。実物を見るのははじめてだ。
「私はラティス・クリアスタル、フルーレルの姉だ。こちらは妹のマアシャンテ」
ラティスは腰に手をあてて神殿騎士の胸甲を尊大に反らしながら名乗る。紹介されたマアシャンテの方はぺこりともせず、フードも被ったまま棒立ちでいる。
「フルーレルから話は聞いている。随分と……親切にしてくれているようで。先ずは礼を言わせて貰おう」
途中の間は、フルルの恰好を見て頭痛を堪えるように溜め息をついたせいだ。
(先ずは、か)
ラティスがあまり友好的ではないことは一目で分かるのだが、その理由として思い当たる節は――あると言えばある。
「先日はすみません。僕の不注意でフルルさんを危ない目に合わせてしまって――」
「いいや、こちらこそだ。フルーレルが多大な迷惑をかけてしまったようで。合わせてお詫びも申し上げたい所存だ」
と、僕の言葉を遮り頭を下げる。鋭い目つきのせいで微塵も感謝をしているようには見えず、果し合いでも挑まれているような心地なのだが。
「……なにかあったのか?」
むぅ、と可愛く頬を膨らませているミーティに向けて。
「聞いてよ、それが――」
「私達もダンジョンへ同行させてもらうことにした」
ミーティの言葉も遮って。有無を言わせない、毅然とした態度で僕へと宣言する。
「だから、それはルシェ君に聞いてくれないと困るってば」
「今言っているだろう?」
ミーティは叱るように言うが、ラティスは歯牙にもかけない。
予定していた魔導士と狩猟士が見当たらないことになにか関係あるのだろうか。
「確認しするけど、予定していた人達は?」
「ラティスさんが追い返しちゃった」
やはりそうか。どうしよう。
「戦士殿も帰ってくれて良いのだぞ。傭兵代が欲しければ出すと言っている」
「……」
にっこりと微笑んで額の血管がぴくりと動くミーティ。
僕はがじがじと後ろ頭を掻くなどして考えをまとめようとする。
「な、なんで……おねえちゃんが……ここに、いるの……」
と、フルル。上目で睨んでいる様子は、凄く控えめにだが怒っているように見える。
ラティスは腕を組み、つまらない物でも見るようにその視線を受け止めた。
「私も今期からヴルックスに戻って来るのだ、貴様が冒険者をはじめたと聞いてな。丁度いい機会なので、久しぶりに下見をしておこうと思ったのだ」
ラティスはふと思いついたように僕へと向き直る。
「ああ、私もマアシャンテも今日は休日、私用で訪れている。同行するにあたり
五月蠅いことは言うつもりは無いからな。安心してもらいたい」
そんな取って付けたような事情はともかく――どう考えてもフルルが心配だから付き添いたいのだろう。
「狩猟士がいないのは困る。あいつがいる前提で計画を立てているんだが」
「私とマアシャンテがいる。全くなんの問題もない」
「哨戒を狩猟士に任せるつもりだったんだが。騎士や魔導士にやれるのか?」
世の中には広域探知魔法なんてものもあるらしいが、宮廷魔導士程になると使えるのだろうか?
フードを被ったままの子供に視線をやると、顔を上げて僕を見返して来た。
青い瞳がフルルとよく似ているが、フルルと違って真っ直ぐに僕を見る。
「見回りくらいおまえやれば良いでしょ」
マアシャンテは表情を微塵も変えず、ぶっきらぼうな口調で呟いた。
「僕は僧侶なんですが」
部隊をほったらかしにして哨戒に出る僧侶がどこにいる。
「おまえ、犬コロの真似やれるでしょ。回復魔法ならラテねぇが使えるし、そこの牛みたいな年増もたぶん使えるでしょ?」
無表情のまま、大きな瞳でじっと僕を見ている。僕が盗賊の技術を持っていることを見抜かれている? フルルが話したのか?
いや違う。ミーティのことも言い当てている。推測か、観察眼なのか、宮廷魔導士の底知れない不気味さに気圧される。
「こっちじろじろ見るのやめるの」
そう言ってフードを目深にかぶってしまう。
不思議な雰囲気だが、子供なのは子供のようで。機嫌が悪いのかと思ったが口が悪いだけのようだ。牛みたいな年増とはミーティのことなのだろう。ミーティ自身が気づいていないので流しておく。
「私が同行するのだ、10階層周辺で哨戒などがそもそも必要ない」
ラティスは胸を張りながら誇らしげに言う。
僕はしばし考える。
「まぁ、いいか」
「え、いいの?」
ミーティは意外そうに驚いている。
「ラティスさんの腕は確かめるまでもないだろう」
僕とミーティだけなら10階層まで行くことは可能だろうが、駆け出し冒険者以下であるフルルと一緒では、二人だけでは心許ない。助力は欲しいところだ。
「ルシェくんがいいなら私はいいけど……」
「私のことはラティスで構わない。理解が早くて助かる。なに、私にかかれば10階層の踏破など容易なことだ」
神殿騎士ならそうだろう。剣闘士と槍術士、共に八段以上の資格を持ち、尚且つ巡礼士として巡礼の旅を終えてからではないとジョブ試験を受ける資格がなく、実技試験には馬操術も必須であり、筆記試験の内容もかなり高難度という最上級職の一つだ。
「……っ」
「冒険者は目的の為には、ときに憎い相手とでも組むこともある」
なにか言いたげなフルルへ、先人として静かに助言を伝える。
「まぁ嫌いな奴とは絶対組まないって人もいるけどな」
日銭を稼ぐことが目的ならば無理に嫌な連中と組む必要もないし、特別な思い入れがあって組みたくない相手もいるだろう。
「フルルの意見はパーティーの一員としての意見だ。そのつもりで発言してくれよ」
もし絶対に嫌だというなら、道は他にもある。
無理を言って他のパーティーに混ぜて貰うか、こちらに引き込むかすればいいだろう、周りでは僕達の騒動を見物しているパーティーが数組あることだし。
進むけど、焦ることはない。
「わ、わたし……は……」
フルルはラティスとマアシャンテ、交互に視線を送りながら迷っている。
「フルルはどんな冒険者を目指すんだ? なによりも目的を最優先させる? それとも過程に意義があると考える?」
「……」
「どっちが正解なんてことはない。なにを大切に思うか、自分の心に素直になればいい。自分を助けるのは自分だ。ラティスの同行を許可するかどうか、フルルがどう考えるか、言っていいよ」
「わたしは……いや、ですっ」
思いのほかハッキリと言い切った。
「目的の物が手に入らなくなったとしても?」
神殿騎士の腕が借りられるなら――賢者の石を発見するのは無理だろうが――10階層に到達する目標は簡単に達成できるだろう。
「それはっ……いや……です」
「どちらか選ばないと進めないぞ」
損得勘定だけを考えるなら、今回は力を借りてもっと深い階層まで行き、上質な素材を採取して次への資金にするべきだと思うが。
「お、おねえちゃんとは、いや、です」
震える声。
「なるほど、わかった」
僕は頷く。
ラティスが特別嫌な相手ということか。14歳だ、そういうこともあるだろう。
「フルル。貴様、そんな我儘を――」
「満場一致じゃないから僕達のパーティーには入れられない。すまないがヴルックス迷宮の下見がしたいなら別のパーティーに声をかけてくれ。悪いな」
ラティスの言葉を遮って告げる。
フルルは涙を溜めていた目を見開いて僕を見る。驚きつつも喜んでいるようだが、探索後の反省会の時にでも、どれだけ勿体無い選択をしたか偉そうに指摘してやるつもりだ。
「なんだ、僧侶殿はフルーレルの味方か」
うんうんと頷くラティス。
剣呑な空気が一変し、ラティスは親しみやすそうな自然体で片腕を腰に当て、首を傾ける。困った物だ。とでも言いたげな表情だ。
(へぇ)
僕がフルルを一人の冒険者として、フルルの意思を尊重し守ろうとする気構えを理解してくれたようだ。やはり神殿騎士ともなれば傲慢なだけの騎士とは違うらしい。
「フルルねぇ、マアちゃんもだめなの?」
「マアちゃんは……」
フルルは返答に迷い、マアシャンテから目を逸らしてラティスを見上げる。ラティスは仰々しく頷く。
「マアシャンテだけ預けるなんて出来ないぞ。万が一マアシャンテになにかあったら、私の首が飛ぶだけで済めばいいが」
僕達の心配してくれているのだろう。
アーリファ王国に二十人いる宮廷魔導士のうちの一人。
(話にくらい聞いたことはあるが)
各国との条約で、一つの国に二十名のみが覚えることが出来る禁呪魔導論理の使い手。
通称、魔導兵器。
一騎当千は流石に誇張だろうが、王国騎士団の一個中隊、30人を1人で蹴散らしたと言われている。
公務職と区分されているが、下手な貴族職よりも社会的地位は高く、王族と同等に扱われているとの噂だが。
(本物だったら……いや、本物なんだろうけど、どうすればいいんだ?)
禁呪魔導論理の使い手は自在に空を飛び、視界に収まる範囲全てを爆炎の海に沈めることができるそうな。
言葉にはどこか現実味がないが、鳥の視点から爆炎が降り注ぐ光景を想像して背中に軽く冷や汗が浮かんでくる気がする。
「まったく、だからついて来るなと言ったのだ」
そんな僕の畏怖に気づいてか、ラティスは気安くマアシャンテに声をかけている。
「ラテねぇうっさいでしょ。マアちゃんを怒らせたいの?」
無表情、無感動に言い放つマアシャンテ。
ラティスはじゃれ合いのように楽しそうに笑っているが、マアシャンテはどこまで本気なのか外見からは判断し辛い。
「もう、冒険者の酒場で喧嘩しちゃだめよ?」
ミーティが仲裁に入り、マアシャンテをなだめている。
そのまま三人であれこれと口論は広がって行くようだ。
同行する、させない。と言い合いは続く。
「埒が明かないな。ここは一つ監査権を施行させてもらうことにするか?」
口論も一区切りして、そんなことを言い出すラティス。
聞いたことがある。確か――
「武力が必要な場所での取り締まりが我々神殿騎士の役割とはいえ、冒険者は数が多すぎるのでな。普段は無作為に選んだ冒険者に同行して、違法行為が行われていないか判断しているのだ。その為の協力を要請する」
――それだ。
「ちなみに断れば聖務執行妨害で訴えることも可能だ。もちろん私は容赦なく簡易裁判権まで施行するぞ。やましい所がなければ拒否する必要なんてないのだからな」
祭事や儀式の進行を乱す以外でも適応されるのか。知らなかったが、神殿騎士が言うならそうなのだろう。眉間に皺が寄る。
「今日は休日じゃなかったのか?」
「ジョブ章は付けてある」
裁きの剣とも呼ばれる神殿騎士の長剣。その鞘留めに光る裁十字を軽く掲げながら。
「権力の私的利用で逆に訴えらそうだが……」
「流石僧侶殿だ。冒険者の癖に洒落たことを知っているじゃないか。なに、正式な聖教裁判で争っても負けるつもりはないぞ。王都の最高裁まで控訴してやる。なにせ私達の父は高等裁判官だからな」
それは益々駄目なんじゃないのか?
「遠慮することはない。さぁ神殿騎士からの監査要請を拒否してくれたまえ。それが貴殿の権利でもある。そして泥沼の法廷論争をはじめようではないか」
楽しそうに物騒なことを言う。
「そんなややこしい話はごめんだなぁ」
ラティスは深々と頷いて、楽しそうだ。この答えまで予想済みか。
会話について来れていないフルルへ、首を垂れるように傾げる。
「どうする、身内と裁判沙汰のやりとりをするか、同行させるのを我慢するか」
どうしても嫌だと言うのなら、仕方がない。
「い、いやっ、です、わたし、おねえちゃんと一緒は、嫌ですっ」
「わかった」
仕方がない。聖務執行妨害で捕縛されて法廷に出頭か。腹を決めよう。
地区裁判なら受けたことがある。ミーティの件で一方的に罪状を読み上げられて終わりだったが。
あのときは未成年だったこともあり、ジョブ章に傷はつかなかったが、こんなことで前科が彫られるとは。仕方ない。
僕はフルルを守るように一歩前に出る。
「ほうほう、ほほう……ほう。気に入った。それならば――」
ラティスの雰囲気が一変する。
ミーティはハッとして距離を取り、腕に覚えのある冒険者は目の色が変わる。
フルルを筆頭に、鈍い連中は疑問符を頭に浮かべてざわつく周囲を見渡す。
僕は思わずダガーに手が伸びそうになり、神殿騎士のジョブ章が目に入りなんとか踏み止まる。
おそらく、その殺気とも取れる強い感情が外に向けられていたならば止まれなかっただろう。それ程の強い感情。
ラティスは自分の感情を押し殺し、苦渋に耐えるように、鋭く、いや、斬れるような視線で僕を超えてフルルを睨みつける。
「――帰ったら……バニラアイスをくれてやろう」
静かに、重く、だが凛と響く声。フルルは驚き目を見開く。
「王都からのみやげだ。魔動機の保冷箱でよく冷やしている」
「……っ」
悔しそうな顔で下を向くフルル。
「もちろん私の分を、だ。これがどういう意味か。愚昧な貴様でも流石に分かるだろう?」
「わっ……っ!」
フルルは嬉しそうに顔を上げて、すぐに険しい表情を作ろうとがんばっている――愚昧なる愚妹、なんて思い浮かぶがどうだろう。だれでも思うか。
「苺と生クリームも……つけよう!」
断腸の思いで絞り出された言葉なのだろう、ラティスの表情も苦しげだ。
「――!」
フルルは耐えるように下唇を噛みしめ、一歩下がって上目でラティスを睨み返すが、引いてしまった以上そんな目をしても負け惜しみのようなものだ。
「……」
「……」
「……」
マアシャンテの無表情が呆れているように見えるのは僕だけではないだろう。
ミーティも周りの野次馬も、しらけた表情で事の成り行きを見守ることしかできない。中には興味を失い自分のテーブルへと戻って行く冒険者もいる。
僕も少しだけ帰りたくなっている。
「ふっ、答えは決まったようだな」
ラティスはやれやれと言わんばかりに息を吐いた。
「わ、わたし、は……」
ついに目を逸らしてしまうフルル。
ラティスから目を逸らし、情けない表情で僕の顔色を伺う。
「いや、それでいいならいいんだけどな?」
そう言うと、真っ赤になってうつむいてしまった。
簡単に前言撤回するのは子供の見栄や矜持が邪魔をしているのだろう。
「いや本当に。柔軟性も必要だぞ。絶対に譲れないのか、その条件なら飲んだ方がいいのか、後悔しない選択をするべきだな」
基本的過ぎて、僕もやれやれと言いたいところだが、基本から教えているのだ、あくまで優しく丁寧に。基本から覚えて行けばいい。
優しく微笑んでいるラティスと目が合う。見抜かれているようで、僕は肩を竦めしかない。
(いいおねえちゃんじゃないか)
交換条件として、断るならおみやげを渡さないぞ。と言い出さないのも良く分かっている。子供の喧嘩は概ねそんな意地悪が発端だ。
「じゃ、まぁそういうことで。一緒に行くってことでいいのかな?」
心配してダンジョンまで付き添ってくれる姉と妹。微笑ましい限りだ。
うつむいたまま小さく頷くフルルはあまりそう思っていないようだが。
(出来の良い姉妹に対する劣等感とか凄いんだろうな)
さもありなん。
「それにしても……」
ラティスはフルルの爪先から頭のてっぺん、バニーイヤーまでを順に眺めて。白いバニー装束をまじまじと眺めて。
「本当に遊装人でダンジョンに潜るのだな」
ラティスは真顔で感心するように言い切り、初めて目の当たりにしているミーティも、それを言いわれてしまえば困惑気味の笑顔を浮かべるしかない。
バニーガールが冒険者をやるのは、見慣れないとやはり違和感しかない。
「フルルねぇかわいいからいいでしょ」
気の効いたことが言えないか言葉を探しているとマアシャンテがぼそりと呟いた。
もうそういうことでいいか。僕は頷いて。
「そんなことよりも」
神殿騎士と宮廷魔導士を加えて、どう10階層を目指すのか、計画の変更を話し合うため身近なテーブルへとつく。
「話を進めよう」
それには皆異論無かったようで。
フルル以外はすんなりと席につき、しばらく迷っていたフルルもアルネラが注文を取りに来る頃には決心を固めて椅子に座ってくれた。




