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すべての始まり
ふと机に置いてあったノートを拾い上げる。
そして、栞の挟んでるページを開いて読むことにした。
2050年8月8日
ついに人類は仮想ワールドを作り上げたのである。朝からずっとそのニュースばっかりだった。自分もその世界の中に入って見たいなぁ、と思いVRMMORPGのゲームであるリトルデビルを買うために3日前の夜から店の行列に並ぶのである。ほんまに夏休み中でよかった。
2050年8月9日
あと2日もこの列に並ぶのかぁ…一人じゃなくて友達と一緒で助かった。早くリトルデビルをプレイしたいな♪
2050年8月10日
あと1日が待ち遠しいっ!!友達も同意見のようだ。気が早いかもしれないが明日買ったらすぐに家に帰って、VRMMO内で会おうと約束した。
2050年8月11日
やっと今日発売だ。買って家に帰って、すぐにプレイしよう。
はらりとページをめくる、
2050年8月12日
2050年8月13日
2050年8月14日
「はぁ、お兄ちゃん毎日日記付けてたのになぁ…向こうでも付けているのかなぁ」
と、少女はつぶやく。