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連携魔!

割烹を見てくれていた方、宣言していた日時に更新出来ませんでした。

申し訳ありませんデス。

m(_ _)m



 夜空がパッと明るくなった!

 けたたましい音を立てながら空気を振動させ、まるでバケツをひっくり返しような光の雨が、魔女が浮遊する辺り限定で夜空を駆け上っていた!


 間近で見てるからなおそう思うんだろうご、この光景は凄えな。

 先程俺を殴ろうとしたサクの手の光もそうなんだろうが、サクは恐らくこのようなオリジナル魔法を、さらにいくつか会得してそうな気がする。流石と言ったところか。相手が知らない魔法をいくつも持っていないと、魔法オンリーで戦う事は出来ないのだろう。

 しかしいきなりのこの大魔法、一気に勝負をつけるつもりなんだろうが、これは見るからにかなりの魔力を消費してそうだ。

 まぁ、それだけ俺たちを信頼してくれてるんだろう。よしサク、このあとは俺たちに任せておけ! まぁ魔女もあれだけの攻撃をされたら、ただではすまないだろうがな。


 しかし次の瞬間、思わず苦虫を噛んでしまう。

 魔女がその怒涛の攻撃を、空中にいるにもかかわらず躱していっているのだ。まるで地上でステップを踏むかのように、俊敏な横移動で。

 くそっ、どうなってやがる!

 しかしサクの表情に焦りはない。いや、むしろ楽しそうだ。こいつもベル同様、強敵を前に闘争心が湧くタイプなのか!?


 そしていつの間にか、サクの指先が光に包まれていた。サクは両手を魔女に向け伸ばすと手首をクロスさせたり、手先を忙しなく動かし始める。

 すると一度上空に駆け上がっていた光の槍の群れが、今度は向きを下方に変えて順に落ちて来た。

 しかし魔女はそれらから逃れるため、地上をジグザグに走るかのような素早い横移動で夜空を駆け始めた。

 くそっ、おしい! 魔女に迫る黄金の槍だが、奴がつい今しがたいた空間を通り過ぎていくのみである。


推力スラスト! 」


 そこで手先を動かしながらサクが叫ぶと、落下速度を見るからに増した槍が続々と魔女へ迫る。

 すると落ちていく槍と魔女との距離が狭まっていき、ついには魔女に擦っているように見える槍も出始めた。


 ってサク! 下には民家があるんだぞ!

 外れた槍は地表に落ちていき、その流れ槍のいくつかが何件もの建物に小さな穴を開けていく。もちろんその槍の到達先に、人がいればえらい事である。

 サクの奴、戦闘が始まると見境がないタイプか! くそっ、どいつもこいつも世話がやける!

 槍が落ちた建物一帯の方へ駆け始めると、その隣に同じく駆け始めていたドリルが並んだ。


「負傷者を見つけたら呼んでくれ! 」


 ドリルに声をかけると、すぐに『わかりました! 』と返事が返ってくる。


「これでおしまいよ! 」


 サクが不敵に笑いながら言った。そして続ける。


変換雷電チェンジサントボル! 」


 サクが空中を引っ掻くように片手を真下に下ろしそう叫ぶと、まだ上空で浮遊していた長い黄金の槍が、一瞬で輝きを増した! と同時にドガゴンっと爆音が振動となり体を揺さぶる。

 槍が、雷のようになり落ちたのだ。

 その落ちた場所を見れば、砂を巻き上げ槍の切っ先のような物だけが残っている。それも時間が経つと形を失い霧散した。

 そして、浮遊していた黄金の槍と落ちた地上との直線上にいた魔女は、脚の付け根から腰付近にかけ、大きな穴が空いていた。

 右脚が千切れそうである魔女は、空中で静止した状態でギョロリと見下ろしている。

 サクを睨んでいるのだ。


「あんた、噂通りの不死なのね」


 サクも不敵な面構えで魔女を睨み返す。


「……フフフフフッ、フフフフフフフフッ」


 不気味に笑い声が響いた。無表情な魔女の口から、笑い声が漏れていた。その声色は、段々と高音域へと変わっていく。


「……一足早く、送ってあげるわ」


 魔女が魔法の詠唱を始めた。すると魔女の周囲に無数の魔法陣が出現した。その大小様々な魔法陣は、今も増えていっている!


『ヴウオォォーーォォオン! 』


 そして突然の雄叫び。その雄叫びは空気を、空全体を振動させている。その雄叫びは、まるで空を支配してしまったかのように鳴り続けている。

 なんなんだこれは?

 体の芯から震えが襲う。嫌な汗がじんわりと身体中から染み出してくる。

 不気味さ。

 すぐそこから声が聞こえてくる感じなんだが、その声を発する者の姿が見えない。

 違和感、恐怖。

 そして夜空に『ビシッ』と言う音が鳴り、亀裂が入った。

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