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日常的な休日


そこかしこに大小様々な物が溢れかえっている部屋の中で、彼は眠っていた。自分の周りだけ物をどけ、天蓋付きのベッドで横になっている。剣、銃、鎧など武具も見られれば、テレビ、冷蔵庫、パソコンなどの生活用品もある。部屋の中は汚いわけではなく、ある程度整頓はされているが、量が量である。グツグツである。


「あー眠い。けど腹減ったし起きないとな」


もう夕暮れ時だというころにやっとに起床。昨日の昼から何も食べていないのによく今まで眠れていたものだ。しかし、冷蔵庫の中にはお茶ぐらいしか入っていない。それを知ってか知らずか、彼は着替え外へ出て行った。


「諭吉さんもたくさんいることだし、好きなもん食うかな」


と言ったものの、食べたいものがないためフラフラと商店街をさまよっていた。ちょうどこの時間帯は人で賑わっている時だった。仲の良さそうなカップルや仕事帰りの会社員を眺めながら歩いていると屋台を見つけた。


「ラーメンか。寝起きには重いのだが、たまにはこういうのも乙だな」


ひどく懐かしい屋台に感動を覚えつつ、ここで食べることに決めた。


「いらっしゃい兄ちゃん。なんにする」


「ん、じゃあベーシックに醤油で」


のんびりしつつ、周りの声に耳を寄せる。話題はあいかわらず冒険者の話が多い。この地球も変わってしまったんだなと若者らしからぬ考えをする。ちょっと前までは人間どうしで争い、牽制し合っていたというのに、モンスターが出現したことによって一致団結している。ライトノベルでは共通の敵がいるから人間は団結できるとあったがまさにその通りである。こんな滑稽な話はない。


「へいっおまち。醤油いっちょ」


「ありがと、おやっさん」


さらにモンスターに対抗するための力が覚醒しだした。どこの小説だよと思えるほど、テンプレに話が進んでいく。約半数は無能力者だが、後天的にも力が覚醒するのでそれほど差別はない。最近は未知の新大陸が出現したので、一攫千金を夢見る冒険者たちが激増している。まるでゲームのアップデートみたいだ。


「にしても兄ちゃん、この世の中どう思う。俺にゃ力はないから変わらないんだが、いろいろとあった人にとっちゃどうなんだい」


「良くなったんじゃないか。失業者は減るし、人口もいいぐらいに間引かれて」


「カッカッカッ そうだな。子供にとっちゃ夢みたいな世の中だからな」


「そうだな。夢物語だと思っていた世界だからな」


退屈でスリルを求めていた人類にはありがたいものである。主人公になれる力、勉強や仕事などめんどくさいものを放り出しても生きていけるのである。力さえあればなんでもできる。今はそんな時代である。


「お粗末さま。うまかったし、また来るわ」


人間の適応力は末恐ろしいものだ。あんなに混沌としていたのに、今では日常となっている。もしかしたら、世界は人間に滅ぼされそうだったから抵抗したのかもしれないが、むしろ良い世の中になっている。一応、人口も減ったし、自然も蘇ってきたのでどちらにとっても良い結果だったのだろう。


「明日は仕事すっかなぁ」


色々と考えていたが彼も冒険者だ。この世界に満足している一人だ。新大陸が出てきて、彼もやっと動き出す。これから何が起こるのだろうか。

高校生にもなるんで、心機一転、真面目に書いていきます。


感想、誤字脱字もよろしくお願いします。


※ラーメンはできるだけ出します!!

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