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君の手は雨より冷たい「修正版」  作者: 紡雪
第一章

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第27話 君の努力の結晶

テストが始まる

「やばい...まじでやばい」

大輔が慌てている中、零はかなり冷静だった。

「なんでそんなに零は冷静なんだ?」

大輔がそんな零に気づき、零に聞いてくる。

「まぁ勉強したからな!」

「あの零が...勉強?」

「いや、図書室で勉強してるの見てるから知ってるだろ」

「俺は寝てたからそこまで覚えてない!」

そう零がツッコミを入れると大輔は堂々とそう言う。


「よし!こうなったらこの鉛筆に書いた数字くじで...」

なんて運ゲーをしようとしている大輔に苦笑いして零は

「とりあえず頑張ろうな大輔」

とガッツだけを送り席に座り、もう一度復習をする。そんなに勉強の時間はないが、少しでも……


そんな零の姿を遠くで見守る愛芽。愛芽はいつもならちょっかいをかけに行くが、零が必死に頑張っている姿を見て、聞こえもしないはずの言葉

「頑張れ……」

と笑顔で小さくつぶやく。


周りにいる人は

「おい!俺に今頑張れって」

「バカ!俺に言ったんだよ!!」

などと言い合いになっている。その言い合いを遮るように

キーンコーンカーンコーン!!!とテスト始まりのチャイムが鳴る。


零は始まり、シャーペンを持つ。最初は1番勉強した数字だ。いつもなら直ぐに止まる手は止まらない。

(!?...分かる、分かるぞ!ここはたすけがけだな!)

愛芽に教わったことは本当に役に立つ。

(これは感謝しなきゃな...)

そう思いながら...その後の4教科もいい感じに終えることが出来た!



1週間後

「今からテストを返します!皆さんわかってると思いますが、ここで”赤点”を取った人は夏休みも学校に来て補習を受けてもらいます。」

(夏休みに学校は行きたくない”絶対”に!)

大輔を見ると大輔は魂が抜けた顔をしている。

稲木はそんな大輔の背中を優しく撫でている。

愛芽を見るとウキウキな顔をしている。


(天と地の差だなぁ)

と思いつつテストの答案用紙を貰いに行く。すると先生は零に

「よく頑張りましたね!零くん」

...と言って零に答案用紙を渡す。

そこでテストの点数を見た零は驚愕する。

国語:81点

英語:73点

社会:76点

理科:80点

そして数学がなんと!

(はっ!?)

「零...どうだった?」

...と大輔と愛芽が俺に駆け寄ってくる。

大輔はどうやらギリギリ赤点を回避したようで、先程と比べてかなり元気が戻っていた。

零は数字以外の点数を見せる。

すると...

「すごいじゃないか!平均点を全部大幅に超えている!」

「努力結晶ね!」

2人はとても零を褒めてくれる...

稲木は「俺の方が全部高いな」と煽る。


「あれ?数学は?」

大輔が気づき聞いてくる...

「...96点だった.....」

「.........」

「.........」

「えーーーーーー!?」

2人は長い間の後に叫び出す!

「あれ?私数字...95点.....」

「俺は90点」

稲木と愛芽はそれぞれ言う。

(うん?...ってことは?)

「数字は学年トップで96点でした!」

先生がそう言う

「えーーーーー!?」

「教えてくれた愛芽や稲木に勝つのは少し気まづいな...」

そう小声でつぶやくと愛芽に聞こえていたらしく...

「何言ってるの?確かに教えたのは私だけど...学年トップになるまで頑張ったのは君の努力の結晶だよ?」

と言ってくれた...

ここは素直に

「教えてくれてありがとうな!愛芽!稲木!」

そう笑顔でいうと、愛芽は笑顔で返し、稲木はまぁ……と言った感じで人差し指で頬をカリカリしている。無事にテストを乗り越えて夏休みが直前まで近づいていた。



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