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君の手は雨より冷たい「修正版」  作者: 紡雪
第一章

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第11話 君との思い出

(間に合うか...?)

階段を降りて走る。

「すいません……」

そう謝りながら人と人の隙間を通り抜けてやっと受付が見えてくる...

「すいません!」

「すいません!」

2人で受付の人に言う

と同時にチャイムの音がなる...

「同じ番号の人です!」

「ギリギリ間に合いましたかね?」

「はい!間に合いましたよ!景品のお菓子と」

(と?)

「写真セットです!」

(写真セット?そんなの知らないんだが...)

「恋人なら、こちらのセットがオススメですよ...」

「いや...恋人じゃ...」

と否定をしようとしたら

「じゃあそれで!」

と愛芽が言う

ハートのサングラスを愛芽に付けられ、

カメラを持つ受付の人

周りの人は俺たちを見ている...

やっぱり目立つのは嫌だと思っていると

「私、零が行ってくれるって言ってくれて凄く嬉しかったんだ!」

愛芽が笑顔で俺に言ってくる。

「そうか...」

(写真に残るのなら笑顔で...)

そう思った直後、視界にこちらを見ている部長と鈴木先輩が入る。それに戸惑い、俺の顔は笑顔というより、びっくりした表情になる。

「はいチーズ!」

カシャッという音と同時に

愛芽が口パクで何かを言っている

「なんて言ったんだ?」

「教えな〜い」

「写真どうぞ!凄くよく撮れましたね!」

と写真を受付の人が渡してくる

(本当によく撮れたか?)

あの顔をしてしまった俺は心配になる。

「ありがとうございます!」

「ありがとうございます...」

貰ってから写真を見ると、やっぱり俺の顔はびっくりした表情になっていた。

(……これでいいのか?)

そう俺が口を開けようとしたその前に

「これでいいよ!」

と俺の考えを先読みするかのように愛芽はそういう。

「これも思い出だよ!」

「……そっか、」


「おお?人がいっぱい集まってると思って来てみれば何してんだ?零」

大輔が俺の元に来る。その途端。

(放送の音)

「片付け明日になります。一段落したら生徒の皆さんは下校してください。それと...生徒会の企画のクリア者は1ペア出ました!零さんと愛芽さんです!おめでとうございまーーーす。」


「そういう事か…」

大輔が察したようにつぶやく。

「.....名前をなぜ知ってるんだ?」

「あはは!どんまい!」

愛芽は完全に楽しんでいる...

さて、文化祭は終わった!

(楽しかったな...)

「まだ終わってないわよ?」

そう顔を覗き込んでくる


(そうだったな...)

「お化け屋敷は愛芽の勝ちでいいよ。俺は虫のせいでやばいぐらいに驚いた...」

「え?いいの?」

「ああ...それに別に願いなんてないからな...」

「私も実はよく考えてなくて...」

「それなら保留でいいよ...」

「零...ありがとう!」

とても笑顔で愛芽は俺にそういった


その笑顔はとても...


そんなこんなで文化祭は今度こそ終わりを迎えた...


5話も文化祭の物語書きました。

2人の青春をこれからも皆さんに見守ってもらいたいです。

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