私の小説の書き方は2種類
まあ
誰でも普通にそうなのかもしれないけど
私の小説の書き方には、大きく分けて2種類があります。
1つは仏像を彫り出すように。
頭の中に最初から最後まで物語が既に存在している。
それを彫り出すように、書く。
まあ、途中までしか存在していない物語を彫り出してしまってあたふたすることもよくありますが、
とりあえず頭の中に既にある物語の姿を彫り出すように書くやり方です。
自分のこれまで投稿した作品でいえば、連載作品だと『リィエのぼうけん』『シンプル』『ガフンちゃん』『ユニコーンのたまご』『もしも地球の支配者がね……おっと、これはまだ投稿してない。短編だと『本当は怖いココミック星人』『顔のない子供たち』『マシュマリン・ポップ』『悪口』などがそうでした。
ちなみに『悪口』はほぼ実際にあった話なので、彫り出すものは頭の中にではなく、現実にありました。
もう1つは未開の地を探検するように。
書き出した時には何ひとつ決めていません。
物語の行方も、キャラの設定も、何もかもが同時進行です。即興と言ってもいいですが、ギターならどういうコード進行でどのスケールのフレーズを弾くのかぐらいは決めてあるべきところ、ギャグになるのかシリアスになるのかすらわかりません。
書いていて楽しいのは断然こっちです。だって作者にも展開が読めないんだから。
完成させて楽しいのは仏像に譲る場合が多いですが、この書き方で『成功だ!』と思えた時には仏像を彫り出せた以上の、宇宙神に辿り着けたような喜びがあります。
自分のこれまで投稿した作品でいえば、連載だと『最弱のさいきょう星人』『おじさん募集中』『おれ、シルバー・フェレットのうーたん』『こほうぎこな……(エフン、エフン)。短編だと『ココミック・ラブ』『映画のようには行かないね』『ねこに時計はいらない』『風さん』などです。ちなみに『うーたん』にはモデルになってるやつがいるので、キャラに関してだけは少し仏像を彫り出す感じもあります。
ああ……。
牛のスジ肉煮込みが美味しい。
仏像を彫り出すのと、未開の地を探検するの、どっちが楽しいかと聞かれれば、私は後者です。ガンガン書き進められるし、どこへ行くのかわからないワクワク感がある。
でも未開の地を探検しても結局何も見つからないかもしれないけど、仏像を彫り続けていれば、彫り出し終えた時には間違いなく達成感がある。
結局どちらもやめられない。
とはいえ、去年はちょっと私、テキトーすぎるところが目についてしまったように思い、反省しております。
今年はなるべく、仏像を彫り出すほうの作品は、しっかりと全部彫り出して、ちゃんと綺麗にもしてから初めてお見せしたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
あと、今年は私、お気に入りユーザー様ただ今71名のところを180名様まで増やすことを目論んでおりますので、覚悟しておいて下さい。ちなみに残りの20名様は余裕として空けておくつもりです。
あっ。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。←遅