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桜アメ。時々、雨。  作者: 橋本昂祈
3/8

幼き日の回想

自分の背よりもおおきなものさしに魅かれ、


これを使うことにしたのだが、、、


おおきすぎてダメだし、みじかいものさしを手にした。


父はビール瓶を開けるようなしぐさをして『こんな感じ』と言う。


『温めてみたら??』とおばぁちゃんが言うので、


コタツでカンカンを温めてものさしでチャレンジ。


(このカンカンは誰にもあけられない)と、


『あけてください。』と、すなおにおねがいをした。


~筋肉モリモリの父が迫真の演技で開けられない事をアピール。~


~母もニコニコしてチャレンジ。あかない。おばぁちゃんもあけられない。~


『おおきいおばぁちゃんにあけてもらいなさい。』と父は言う。


(だれにもあけられないや。このカンカン。)


ねたきりのおおきいおばぁちゃんにカンカンを渡す。


なんとびっくり!!ちからがなさそうなおおきいおばぁちゃん。


いともかんたんに~ぱこっ。~っとあけてしまったからびっくり。


『食べ過ぎちゃだめだよ??一日3粒。今日は寝る前だから一粒ね。』


(まほう??このおばぁちゃんはまほうのてをもってる。)


~うん。~とうなずき、飴玉をもらうとうれしくてうれしくて。


おおきなおばぁちゃんのまわりを、


なんかいも、なんかいも、ぐるぐるとはしってまわった。


~少年は幼き日の自分を鮮明に思い出す。~

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