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異世界転生 海人になる。  作者: トミトミ
17/17

一段落

バキバキ‥ドーンと音をたて木が倒れて

 いく。その様子をポカンと口を開けて見ていたトミー達


そしてその犯人である、ニャントスはとても機嫌が良さそうにこちらを振り向き

『マスターありがとうございますにゃ!我輩はこの新しい力になれる為に少しの間、森に入ってきますにゃ!』

トミーは、はっと我に返り

 『あ、あぁっあんまり遠くにいくんじゃないよ。それと人間と出会っても殺さない様にね!』

ニャントスは深く頷くと

『分かったにゃ!ではいってくるにゃ!その間キャッツの猫達を宜しくにゃ!』

と、言い残しニャントスは森へと消えていった‥。


トミーが周りを見ると未だに呆然としているモーテル、パイン、マール

 がいた。

『さぁ皆!寝る準備をしようね!』

と、そそくさとその場から離れようと

 したトミーであったが、モーテルに

 肩を鷲掴みにされ

『あんた‥あれは何だい?久しぶりに

 背筋にゾワッと冷たいものをかんじたよ。とんでもないね‥』

重々しくモーテルは口ずさむ

『間違いなくA級はいくだろうね。

 あれがあんたの仲間じゃなかったら、とんでもない事になっているだろうね。あんな怪物は10年前に見て以来だね。』

ふ~っと深いため息をつきながらモーテルが話すと、その横でパインが真っ青な顔をしながら頷き

『は‥はじめてみました‥‥。』

と小刻みに震えていた。

 

 一方マールは目を輝かせていた。

『フッフッフ!トミー!あんたには

 散々驚かされてきたけど今回のは

 ヤバいわね。まさかこんな事になるなんてね‥‥そしてそんなあんたと契約してるアタシ‥‥キャー❗

 大正解だったわね。あっ!!』

と考えこみだしたマール、いきなり

 ブツブツと呟き始めあーでもない

 こーでもないといっている。

トミーは呆れながら声をかける


『マール?また1人の世界にいっちゃってるよ!どうしたの?』

マールは思い詰めた顔でトミーを見て『アタシの手下の事よ!

  ほら!トミーが作ってくれるって言ってたやつ。まだ決まって

  ないなって思ってね!』

『あぁ‥あれね~w‥まぁそれは後に

 しなよ!どっちにしろ魔物の資料

 がないと話しになんないんだから

 それよりモーテルさん!A級って

 なんですか?』


モーテルは思い出したように

 『あぁ‥あんたは何も知らないんだったね‥その辺の事も話さないと

  いけないね。とりあえず飯でも

 食べながら話そうか。

 ほらっパイン!ボーッとしてないで

 動きな!』

モーテルの言葉に反応してパインは

 目が覚めたようにうごきだした。


それぞれの食糧を持ちより食事がはじまった。モーテル達は、干し肉と

 硬いパン。トミー達はいつもの干物

 と干物をミキサーで擂り潰して保存

 しておいた固まりを棒状にととのえて焼いていった。ちくわに似たよう な出来映えだ。


モーテルとパインはトミーがまた変な事してるなと、チラチラとみている

 だが、そのうち諦めたのか

『さて、あんたの作ってるのも気になる所だけど話しを先にしようか   ね。』

と、干し肉にかぶりつきながら話し始めた。


『まぁその前に改めて自己紹介をさせてもらうよ!あたしの名前は

 スロバキー.モーテル。イグニス王国で青魔導団の団長をしているよ。こ れでも二つ名持ちでね

 暴風のモーテルと呼ばれているのさ!』

鼻息荒くエッヘンと胸を張るモーテル

 『それでこっちが孫の、スロバキーパイン魔導士見習いで魔法院生さ!落第寸前だけどね。今の時期は魔法院も休みなもんであたしの所で修行させてるのさ!』

パインは落第寸前といわれ苦笑いを

 しながら

『ハハッ‥おばぁさまもキツイ言い方

 ですねぇ‥まぁ間違ってはないですが‥』

と左手で後頭部をかきながら答える。

『改めまして!スロバキーパインと

 申します。イグニス魔法院の二年生です。14歳です。宜しくお願いします。』

とぺこりと頭を下げた。

 トミーも思わず頭を下げ

『あぁこちらこそ宜しくお願いします。俺はトミー、一応海人族って

 種族です。』

トミーの自己紹介が終わると、待ってましたとマールがパタパタと飛んでき てトミーの頭上に着地した。

『とぅっ!アタシはマール!妖精族

 よ。トミーとは森の中で出会ったのよ。契約者でもあるわね!まさに

 一心同体ってやつ。』

こちらもフンスと鼻息荒く答える。

誰とはりあってるんだがと苦笑いの

 トミーであった。

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