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異世界転生 海人になる。  作者: トミトミ
13/17

森は飽きたね

その後、仲間をやられたバタフライゴールド4匹は一目散に逃げだして

 姿は見えなくなっていた。

そして、トミーは……マールに正座を

 させられていた。

『トミー!なんであんたがアタシの

 所にくるのよ!おかげで攻撃をくらっちゃったでしょっ!』

どうやら先程の金粉の事で怒られて

 いるらしい。

『いやだってさぁ、マール見えないしどこにいるか分からなかったん

 だよね。それにあれは事故だよ!

 俺もあんなに高く跳べると思わなかったし。まぁ一匹倒したしさ

 機嫌なおしてよ。』

本当は自分もマールの攻撃に巻き込まれた事をいいたかったが怒られそうだったのでヤメておいた。その後

 なんとかマールも機嫌を治して

 事なきをえたのであった。

そして金粉にまみれた皆さんを

 デトックスでキレイにしてあげたら

 砂金がてに入った。

『これってこの世界でも高いのかな?』

と、トミーがたずねると

『ん~?分からないわね。』

マールもよくわかっていなかったので

 とりあえず回収して先を急ぐことにした。マールは肩の上である。



マール 

LV40


種族 フェアリー

HP 350/380

MP 520/600

攻撃力 100

防御力 165

素早さ 490


加護

 毒神…毒無効


契約者

  トミー



トミー

LV51


種族 海人

HP 600/670

MP 700/740

攻撃力 320

防御力 415

素早さ 320


スキル

 エラ呼吸 


加護

 猫神…言語翻訳、魔法創造、

 毒神…毒無効、毒使役、毒生成

状態…


契約者

 ギーズ、マール



『あれ?俺までLVアップしてる?』

マールが止めを刺したのに自分まで

 上がると思っていなかった。

『おほ~だいぶ上がってるわね

 ん?あぁトミーも上がってるのは

 あれよ!相互共有よ!』

えぇ?魔法だけじゃないんだと驚くトミーに対してマールは

『まっ!今回はアタシの大活躍で

 トミーもレベルアップしたのよ!

 感謝しなさい!!』

ドヤ顔のマールがそこにいた。


その後、魔物に遭遇することなく森

 の中を歩いていると何やらマール

 がぶつぶつと呟いていた。トミー

 の肩に乗っているのでとても気になってしまう。

『マール!どうしたの?ブツブツと考え事?』

『んっ?あぁあれよあれ!アタシの

 動物を何にしようかなって考えて

 るんだけど中々決まらないのよ!』

あぁそっかぁ、それでかと納得し


『ふぅん。候補はあるの?』

とトミーが尋ねると、マールは指を

 折りながら答えた。

『えっとね~ザウルスでしょ~

 プテドン~それにガイアナとかも

 いいかもね。』

えっ?知らんがなとトミーは困った

 顔をする。

『マール。あのね、俺はその自分の想像できるのしか作れないんだかど

 マールのいった魔物かな?分からないんだ。』

すると、マールはこちらを見てニヤリ

 とする。

『大丈夫よ!コロライドの町に魔物の資料があるはずだから!!』

『あぁなるほど!それなら俺にも

 わかるね。』

納得するトミーであった。

『ねぇ?俺はこの世界をよく知らないんだけど、どうなってるのか教えてくれないかな?色んな種族が

 いるみたいだけど仲良くやってる

 のかな?』


マールはあぁと空を見上げてから

 『ん~そうね!仲良い種族もいるし

  悪い種族もいるわね!人族は基本的にどの種族とも仲良くやってるわね。魔族を除いてね!やつら魔族は自分達が一番だと思ってるから他の種族は奴隷ぐらいにしか考えてないわよ!アタシの村も恐らく奴隷にしようと考えて攻めてきたはずよ。』


ん?もしかしたらマールの両親は

 生きて奴隷にされとるとかないかな

 ?

『マール!もしかしたら両親や村の妖精達は生きているんじゃないかな?』

『えっ?うーん正直わからないのよね!あの時、パパとママがアタシを逃がしてくれたのが最後だったし、アタシも混乱してたから!』


やっぱりなとトミーは頷く。

『ってことはだよ!マールの話しを

 聞く限りでは村の人達や両親が

 殺されるのを見た訳じゃないと!

 そして魔族は奴隷が目的だと!』


『うん!まぁそうだわね!』

『よし!希望は見えたね!それならば生きている可能性の方が高いよ

 とにかく情報集めだね!』

と、トミーは明るく微笑む。

 マールはフフっと笑い

『トミー!あんたといるとくよくよ

 してるのがバカらしくなるわね!

 そっかぁ!皆にあえるかなぁ?』

遠くを見るマールの目は力強かった。



夕暮れ時になった頃それは見えてきた。そう森の終わりである。

『マール!!あそこから森がないよ!もしかして。』

と前方を指差し無邪気にはしゃぐトミー。

『その様だわね。落ち着きなさい!

 まったく!』

マールはなだめる様にトミーを諭す。

だがトミーは、嬉しさを抑える事ができず、思わず走り出してしまった。

『ちょっ!落ち着きなさいって!

 まだ町に着いた訳じゃないんだから!』

だがトミーは走る事を止めなかった。

 やっと人のいる所に来たんだと

 毎日森の中ばっかりで、うんざり

 だった。そしてその瞬間はやって

 きた。森の終わりを飛び出した

 トミー達は目の辺りにしたのだ

 土の地面とはいえ、人の手が加えられたであろう道を。

トミーは思わずその場に横になった。

『いや~長かったぁ!』

空を見上げて感慨深そうに言葉を吐く

 マールはトミーの肩から飛び立ち

 やれやれとトミーを見つめていた。

平和な時間が流れていた。


『きゃあぁぁぁぁ!!だれかぁ!』

トミーとマール以外の声が聞こえた。




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