第五話 これからも一緒?
あぁ、書き終えた、小説書くって本当に難しいよね、本当に難しい
誤字脱字、この言葉おかしいよ!って思ったらどんどん報告してくれ、よろしく!
ある程度分かっていたユウトは一応知らないふりをすることにした
「なんだって?」
「だから、あなたもその末裔だって言ってるでしょ」
「いやいや、俺が?聞いたことないよ」
「本当よ……今、栄斗さんと悠さんがどこに旅行行ってるかわかる?」
そう言われたユウトは言葉に詰まった、いつも二人は唐突に旅行や出張に行ってくると言い家を空けるからだ、ユウトは《叡智》を使い自分の血縁者を地図で検索
(新潟の奥地か、これは水龍か?)
《イエス、マスターのご両親は今現在、新潟の奥地にて若い水龍との交戦中です》
そういう事か、ユウトは頭の中で今この現状を理解した
「誠さん、俺の親は機関のメンバーであり、今任務中ということですか?」
「ああ、そうとも今二人は新潟に出没したドラゴンの討伐任務に出かけている」
「そうですか……なぜ父と母は俺にこの世界を教えてはくれなかったんですか?」
友達ぐらいならまだよかった、しかし家族にまで隠されていたのはとてもショックである、そんなユウトを見て優香と明日香はそれは違うとユウトに声をかける
「ユウト、それは違うよ、二人はユウトのために黙っていたんだよ」
「えぇ、そうよこれはまだ家族ではない私達でも断言するわ、これは貴方のために二人が決めたことなのよ」
「そこ!しれっとアピールしない!....ユウトはさ、大切な人に一歩間違えれば死ぬような事を進んでさせたい?……ううん、ユウトはそんなしないよね、それは栄斗さんや悠さんも一緒なんじゃないかな?」
そして最後に誠と寧々が声をかける
「そうだとも、二人はこんな世界に来てほしくないといつも言っていた、一見世界を救ってヒーローのように見えるが現実はそんな甘いもんじゃない、とても過酷で残酷だ、そんな世界をユウトに見てほしくない、平和に暮らしてほしいと言っていた、君の力を封印し、機関を脅してまでもね」
「そうですね、二人の親バカぶりには本当に呆れますよ、子供のために神を敵に回す覚悟も持ってますしね」
それが本当ならどのくらい強いんだと疑問に思うがやはりそこまでしてまで守ってもらっていたのかと、大事に思ってくれていて嬉しいと素直に思っている自分がいる、だからこそ決意する
(あぁ、ここでは平和に暮らせると思ってたのに結局こうなるのか....が大事な人達が危険なことしてるのにそれを知らないふりして生きていけるほど俺は強くねぇ)
《発言します、マスターはとても強いです》
(物理的な強じゃねーよ)
そういうユウトは心の中で励ましてくれた《叡智》に笑う
(この前の言葉は前言撤回、俺には大人しくしてるとか無理っぽい、見た感じ優香も明日香も下級の魔物には負けなさそうだが上位にあったらすぐ死ぬな、もうこれ以上大切な人が死んでいくのは見なくない)
この世界に帰ってきた時にここでは厄介ごとには関わらないと決めていた、しかし家族が大事な友人たちがその厄介ごとに首どころか体全体で突っ込んでいるのを知ってしまった、ならば俺も突っ込んでやろう、大事な人たちを守るための力は十分にあると決心する
「誠さん、俺も機関に入れてくれ」
「……いいのかい?こっちとしてはありがたいけど、二人がせっかく遠ざけていたのに、このまま普通の生活を送ることもできるんだよ?」
「ああ、決めたんです、守られるだけじゃない守る側になると、こいつらは何としても守るんだって、それにもう世界中に今回の事件は伝わっているだろうし、俺のこともバレているだろ?だらかもう前には戻れるとは思わないですね」
そう言い切るユウトを挟んで座っている二人は顔を赤くしていた、先ほどの守るという発言を聞いたからだ、それを見て誠は笑い、寧々はニタニタしていて、ユウトは自分の発言を思い出してやっちゃった顔を浮かべていた
「あははは!ユウトくんも言うようになったね!これも血筋かな!あははは!」
「二人とも良かったね!お姉さんは嬉しいよ!」
そう言われてもっと顔を赤くする二人だあった、それを横に誠は話を進めることにした
「そしてユウトくん、君の言う通りだよ、今回の事件はあまりにも謎だらけ、魔神が出現したなんて言っているところもあるくらいだ、そんな中で君だけがあのとてつもない魔力の近くにいて、生きている、しかもあの二人の息子ときた、これはさすがに各国も黙ていなくてね、機関に入ってもらおうとバカをする奴らも出てくるだろう、そう考えると今回の二人の動きはとても良かった」
「そうですか……ん?二人の息子?何か問題があるんですか?しかも魔神ってのも?」
ここでユウトは誠が言ったセリフが気になった、二人の息子だと問題があるのかと不安があったし魔神の言葉もきになる、しかし返ってきた答えは予想の斜め上を行くものだった
「うん?あ、そうだね君は知らないのか、じゃ改めて君の両親の事を教えようか、機関には人それぞれランクがあってねそのランクで受けられる依頼が違ってくるんだけど二人はその中でも最高ランクのSランクであり、世界の機関メンバー内で一位と二位、君はね世界最強の二人の息子なんだよ」
「……はぁ?」
「魔神とは今から15年前にドイツのベルリン付近で出現した最悪の神でね、その討伐に君のご両親と私達、優香くんのご両親に明日香君のお父さんが武器や道具のサポートをして討伐をしたんだ、その後にすぐだよ君たちを身ごもってたのはね」
(おいおい、嘘だろ!?二人はこの世界最強?神を下したとかどんだけ強いんだよ)
「びっくりするだろうね、でも本当のことだよ、まぁこの話はおいおい二人から聞いてくれ」
と笑いながら言ってくる誠は次の話に移ろうかと進めてきたのでそれに従うことにした
「今後の事なんだけど、三人とも同じ高校に進むんだったよね?」
「そうですね、あと煉の奴も一緒ですよ」
そう、高校までもこの四人は一緒、というよりはユウトが歩いて十五分くらいにある「明嵐高等学校」に行くと言ってから、煉がなら俺もと、優香、明日香が当然ついていくとなってまた四人とも一緒だ
優香、明日香に関しては理由は言わなくてもいいとして、煉の場合は「絶対にその方がおもしろい」とのこと、その場でついついげんこつを少々
「君の成績は少し調べさせてもらったよ、このまま行っても大丈夫そうだけど、油断はしないようにね」
「はい、しっかり当日まで程よく勉強させてもらいます」
四人とも何気に校内ではトップ10入り、順位は236人中
ユウト→42位
優香→2位
明日香→1位
煉→41位
という結果である、だからそこまで勉強に精を出すことはないだろう、ユウトの場合チートの《叡智》さんがいるから高校どころか大学院を首席で卒業できるほどである
「そうかい、なら良かったよ、機関の事はおって連絡するからね、くれぐれもご内密にね」
「ユウト君しゃべっちゃダメだからね!」
そういって、二人は帰っていったのである
「ユウト、これから頑張ろうね!」
「そうね、まずは私たちを守れるように強くなってもらわないといけないわ」
後ろからそういわれたユウトは「もう強すぎて困ってます」なんて口が裂けても言えなかった
一方そのころ異世界アルティミスでは
「アルテマ様、まだでしょうか!?」
「もう少し待ってほしいです、これって結構神経使うんですよ、あんなユウトみたいに軽々しくできないです」
「まぁ、みんな落ち着けやあいつは逃げてく奴じゃないだろ」
「「「バルドは黙ってて!今ユウトの近くに女がいるんだよ!」」」
「ひぃ!な、なんでわかんだよ」
「「「女の感」」」
バルドは引きつった顔で
「ユウト、お前さんは本当に愛されてるな……怖いほどに」
そうつぶやき、その場からそろりそろり去っていくのであった
やっと、高校に入れるよ、中学最後から始まる設定にしたあの時の俺を恨みたい
頑張って書いていくので今後ともよろしくお願いいたします!