第0話 帰還
処女作です、出来れば暖かい目で見てくれることを願ってます
異世界 誰もが一度は聞いたことの言葉だろう、しかし異世界が本当にあるのかと言う問いに答えられるのは果たして何人いるのか、まぁ世界探しても出てこないだろう。しかし、一度でもいいから行ってみたいかと問われたらみんなは何て答えるのだろうか。
この物語はとある中学三年生が異世界に飛ばされ、神から恩恵をーーーマジチートでしたーーー授かり、その世界で繰り広げられている世界大戦を終わりへと導き世界を一つに統一し、最終的には神の王《神王》へとなった少年の物語である。
そしてそこからまた物語は大きく動き始めようとしていた。
「よし、準備はオッケー……あとはこれを維持するだけっと」
青年の前には空間に2メートほどの大きな穴が開いていた、中はととても眩しく七色に光る道のようなものがあった。
「ユウト様、本当にいかれるのですか?」
青年の名は 覇矢間 悠斗 地球からここ《アルティミス》へと渡った少年だった者の名前だ。
「そう心配するなって、これ使ってまた帰ってくるしさ!」
「なぁ....ほんとに帰んのか?別にここで過ごすのもいいじゃねーか」
そういうのは大柄のナイスミドルな人間だった、名をバルド、この男とはユウトが異世界転移後、近くの村で会ってからのとても長い付き合いのあるやつである。ユウトとは親友といっていいほど仲の良き関係であった。
「言ってくれるな、もう決めたことだしお前らも納得してくれたことだろ?別にこれが一生の別れってことでもねーんだからよ……だからいい年いったおっさんが泣くんじゃねーよ」
「バカ野郎!泣いてなんかいねーよ!バカやろぅ!」
「ユウト……絶対にすぐ帰ってきて」
「おいアイシャよ、さすがにすぐは無理だって、まぁ地球の安全が確認できたら呼びに来るからな」
「ずるいです!その時にはミーシャもつれて行くです!」
「わかってるって、そんときにはみんなを招待するさ、その間しっかりいい子にしてるんだぞ」
アイシャと妹のミーシャ、二人はハイエルフの第一王女と第二王女である。名前はもうちょっと長いのだがここでは省略させてもらう。仲間からはアイシャ、ミーシャと呼ばれていた。アイシャの見た目は高校生くらいだろう、美少女で誰もが惚れ込む容姿をしていた。ミーシャの見た目は中学生くらいで姉のように美少女であり、しかしまだ幼さが残っているように見える。
「やっぱり陛下は二人に甘いよね、こっちも気にしてほしいんだけどなー」
「キモい俺にそんな趣味は無い!あと陛下はやめろ王様って柄じゃないんだし、仕方なくやってんだから」
「ひど!僕にもそんな趣味はないよ!シャルもなんか言ってやってよ!」
「はいはい、お父さんは女の子が好きですよー……あと抱き着かないで、キモいから」
「ガーン!」
「……でもユウトは王の器なのは確かよ?ここにいる全員がユウトを信じ集まり忠義を示してきたんだら、これからもそうよ?」
「ありがとうシャル、そういってくれるだけで嬉しいさ、でも俺はあっちでも大事な奴らがいるんだ、もちろんお前達も大事だけど地球でも大事な家族や友人がいるんだ」
女性の横でショックを受けているのはロン・マルーシャ、アルティミスの魔王である、シャルと呼ばれる女性に抱き着くもあえなく撃沈、シャルと呼ばれたのはロンの娘でシャルロット・マル―シャ、ツインテールをしていて母親譲りの美貌と大きな....そう大き「ユウト?どこ見てるの?」....とても美しい女性です!
「あなたにはとても感謝していますよ?戦争を終わらし王になった後は復興まで手伝ってくれて本当にありがとう。」
「いやいや俺一人で出来たことじゃないし、アルテマからもらったこの力がなければ今もまだ戦争は終わってはなかった、それにここにいるみんなの力があればこそ終わらすことができたんだ....王は無理やり神になったばかりの俺に誰かさんに無理やりやらされたんだけどね?」
「関係の無いはるか遠い地より呼んだのはこちら側です、力を与えるのは当たり前でしょう、王は貴方がふさわしいと思い譲っただけの事」
「そうだそうだ、お前を呼ばなかったら今頃俺たちは負けてたぜ、ありがとな! しっかしまさか神の恩恵が暴走するわ、あるはずのないスキルが出てくるなんて、ほんとお前といると退屈しなかったぞ!がはははっ!」
女神アルテマ、ここアルティミスの前神王、今はその座をユウトに譲りその補佐をしている神の一人である、女神にふさわしい容姿をしており、強さはこの星一番であろうお方である、しかし神ゆえに地上への直接的な介入ができず違う世界、地球からユウトを連れてきた張本人である。
高笑いしたのはアルテマの弟アルトナでる、こちらはユウトと酒友達であり戦友、ユウトにいつも姉の愚痴を言いに来てはアルテマの怒りを買うバカである、それでも強さで言うとアルテマの次なのだ、こいつはナイスガイな容姿をしていた。
他にもこの場にはユウトと旅をしてきた者、一緒に戦ってきた仲間が大勢いたが紹介するのはまた今度でいいだろう。
「よし!じゃぁみんな少しの間行ってくる!どうせお前らのことだすぐ死ぬことはないだろう、だから少しだけ待っててくれ、お土産たくさん持って帰ってくるからな!」
「「「いってらっしゃいませ、神王様、みな一同心よりお帰りをおまちしております」」」
「うむ!では行ってくる!」
こうしてユウトは地球へと帰還するのであった
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