終わりの話
予定とは違い、これで話を終わらせたいと思います。
きれいな終わり方を書きたかったのですが、作品から距離をとっている時間が長くなってしまったのできれいに書き上げる自信がなかったのでかなり荒い終わり方になっています。
時期は決まっていませんが新作も書きたいと思っていますので、その時はまた応援お願いします!!
幻の大陸でマオ達が最後の真なる魔王と出会ってから5年ほどの月日が流れた。
リリとララは順調に限界突破をし、LVも120前後まであがっている。2人は幻の大陸での事件の後はとある少女と世界を旅することにしたのであった。
大きな目的はなく、ただ広い世界を旅する。
普通の女子供にこの世界を旅することは危険である。
町から町への移動の間には魔物との遭遇の危険が。例え魔物を避けれたとしても賊、街の中でも他所者には危険がつきものだ。
だが、この3人にとってはそんなものは、なんてことのないことだ。
2人の少女はその見た目からは想像できないほどの力を秘め、英雄と呼ばれるほどの冒険者である。そんな2人に付き添うことにした新メンバーである少女もその正体は元魔王である。
この3人が身の危機を感じるのであれば、その都市は滅びの道に片足、いや両足をがっつり踏み込んでしまっているといえるだろう。
彼女たちの旅は順調であった。高い身体能力のおかげで多くの都市を巡り、様々な人、文化、食事に触れた。
そんな彼女たちが出会った地へ再び足を踏み入れるのにさらなる時間は必要なかった。
「お姉ちゃん、ララはやっぱりあそこの食べ物が食べたいよ」
「うむ、ララの言う通りなのだ。童も元居た大陸の食べ物がよいのじゃ」
2人の少女が一番の年長者(?)であるリリへ次なる目的地にかんする要望をだす。
「わかってるわよ、確かにあそこの食べ物は美味しいわ。間違いなく、ここらのどの高級料理店にも勝り、かつお肌やダイエットにも・・・・・・」
・・・・・・。
「いえ、そんなことではなく、あそこの大陸へ3人で行くのは少し心配なのよね」
「じゃ、また昔みたいにお兄ちゃんといっしょに行こうよ、それならいいでしょ?」
「あやつがいるのなら何の心配も要らぬな」
「うーん、マオのきっとそろそろ商売にも飽きてるわよね。あのあといきなり人が変わったように商売に全力を出してたし。その手伝いをするといってた私たちは冒険してたのに。よかったのかな?」
「おにいちゃんもそうしてくれって言ってたし大丈夫だよ。それで、どうするのお姉ちゃん?」
「それじゃ、とりあえず万屋に戻ろうか。マオのくれたテレポーション改使えばすぐに戻れるしって、なに早速使おうとしているのよ!! まだ、この街の名物スイーツ食べてなかったのにぃぃぃ」
そんな少女の叫びを残し3人の姿は光の中へと消えていった。
異世界へと転移してきた一人の日本人。
彼ははじめ、ただポーションを作る能力を神様に願っただけ。
けれど、気づいたら神様になれと言われる事件に巻き込まれ、
拒否すると魔王を倒せと言われる始末。
そんなことは横暴だと積極的に動くことはしなかったのに
気づいたらすべての魔王を制してしまっていた。
これだけみたらすばらしい転移物語だ。
けれど本当にやりたかった商売はあまり順調ではなかったかもしれない。
社員の横領に逃亡。
まぁ、これからに期待しよう。
商売はまだまだ始まったばかりだ!!!!!!!!!
彼の人生に幸多からんことを。