魔人のいる風景
やっぱり文章量すくないですかね?今までと4章、どちらのスタイルがいいのでしょうか?
僕を驚かせたこと、それは鑑定結果が男達のステータスの種族が人ではないと言っているのだ。そして本来なら【人族】とあるべき場所にあったのは【魔人】であった。
鑑定結果からLVは40前後であったが【魔人】なる種族がどんなものなのかわからないのでその力は未知数である。本来なら警戒し距離を取るのが正しい冒険者なのだが、僕は商人である。そんなセオリーは無視する。
僕がセオリーを無視した本当の理由はその騎士たちからかつて竜魔王から受けたようなプレッシャーを受けなかったから、まぁどうにかなるだろうと思ったから。
「えっと、どっちが悪者です?」
漆黒の鎧をまとった騎士達が成人男性ほどの長さをした剣をその手に携え、刃を女騎士に向ける。その漆黒鎧はただひたすらに黒いだけではなくところどころの赤い、赤黒いラインが無数走っており、それはまるで鎧が悪魔でありその血管が浮かび上がっているようにも見える。
方や女騎士の纏う鎧は白く純白である。道中で汚れたのかところどころくすんではいるがそれはこの夜であっても輝いて見える。そして、そんな騎士のの後ろには見た目麗しい少女がすがるように、頼るように騎士へ目を向けている。
「貴様、何やつ。」
まさかの返事が返ってきた。いきなり切りつけられるかもって思ったけど、意外に話通じる?
「えっと、争いの音が聞こえたのでとりあえず来たんですけど・・・。」
「あぶなっ」
「死ね」
っと、少女の声がしてすぐに話しているやつとは別の奴が僕の死角から大剣で切りかかてきた。
やっぱり危ないやつだったか。一瞬でも話が通じると考えたちょっと前の僕を叱りたいよ。
「危ないですよ、っとりあえずあなたたちは僕の敵ってことですね」
状況的に100%この魔人達が悪いとは思っていたけど現実は複雑怪奇なのだ。確認は大事。
「すまない、助太刀感謝する。今の動きからしてかなりの武人と思われる、しばし姫を守ってはもらえませぬか?」
「姫?あぁ、その子ですね。わかりました、あなたがあの方たちと戦うってことですね、大丈夫ですか?」
僕は少し不安になったが、彼女の表情と鑑定結果から女騎士に魔人達の対処をまかせることにした。不安ついでに勇者の次はお姫様か、と自然にため息がでる。
この女騎士さんのLVなんと72。冒険者で言えばAランクに当たるはずだ。確かAランクの最低LVが60とあったので間違いない。しかも職業は聖騎士だった。聖騎士とは戦士の上級職である騎士のさらに上級職だ。とこんな感じて見た目と違い相当な使いてらしい。
「心配には及びません、こう見えても私、国で1.2を争う騎士でしたので3人程度であればどうにか対処可能です」
うん、国の精鋭さんだったんだね。応援してますので頑張ってください。僕の方は、と考えるよりもさきに女騎士の後ろにいた少女を自分の前で抱え戦場から距離をとる。
その間にも女騎士と対峙してない2体魔人から何回も攻撃があったが、その刃が僕に届くことはなかった。何回か攻撃を避け一気に加速して距離をとるとこちらをいったんあきらめたのか、2体の魔人は女騎士の方へともどり3体の魔人が彼女と対峙することになった。
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やる気がでます!!!