パートB「残り5日」
第1話 パートB「残り5日」
迷宮都市リバティ。
バウムガルド城を中心とした城下町で、城壁の中では1万人程が生活をしている。
城の恩恵を受け、商人ギルドが力を高い権力をもっている。
GM:「おぉ、大丈夫かい?」と、街の衛兵が君達に声をかけてきたところから始めよう。
アーロン:ちっ、山賊が出たぞ、どうなってるんだ!と文句を言います。
GM:そうすると、「またか」と衛兵も悔しそうですね。
アーロン:どういうこと?おおいのか?
GM:その辺はクラリスが教えてくれるね。「バウムガルド城に入れない冒険者たちよ」だって。
アーロン:どういうことだ?
GM:つまり、ダンジョンに入る通行税は払えない冒険者が、山賊と化しているんだそうな。
アーロン:あっ!俺らも金持って無い。荷物取りに行こうぜ?
GM:まあまあ(笑)話を勧めよう。
ビンセントを施療院に送り届けた2人は、これからの話をする。
アーロン:正直、入城料も払えない。
GM:多くの冒険者は、買い付け屋とのコネを結んで、ダンジョンでの戦利品を売りさばいて生活をしているね。
アーロン:生活費って、1日どれくらいだっけ?
GM:素泊まりで15G位からだね。
アーロン:2日くらいで野宿だ。
GM:「バウムガルド城に入るには、一人1000Gかかるわよ」とクリスが教えてくれるね。
アーロン:だよなぁ。
GM:そんな時、「失礼、ビンセントさんはコチラか?」と男性の声がする。
アーロン:誰?
GM:ビンセントさんが、「あっ、デイビットさん。どうぞ」と答えてるね。クリスは若干怯えているようだ。
アーロン:なんだ?
GM:ノックをして、入ってきたのは、浅黒い肌に額に3つ目の瞳を持つ人物だ。
アーロン:蛮族か?攻撃する。
GM:待って、キチンと自己紹介するよ。「オリエント商会のデイビットと申します」って、名刺を渡してくれる。新種族の【シャドウ】だね。
アーロン:これはどうも。
GM:「で、被害にあったそうですが?」と仕事の話を始めるね。
アーロン:こいつは何なの?
GM:簡単に言うと、金貸しだね。大きな仕入れをする時に、融資してくれるわけ。
アーロン:なる。それで、売れたら返済していくわけだな?でも、商品はないぞ?
GM:そこでビンセントの声が聞こえてくる。「そんなの無理です!」とね。①→
アーロン:俺らも逃げる用意した方がいいんじゃないか?
GM:①→「しかし、それが契約ですから」とデイビットの涼しげな声続くね。
アーロン:さしずめ、返せる当てが無くなった相手を切り捨てに来た?
GM:概ねそんな感じ。5日後の返済期間を守ってくれ、という話だね。
アーロン:当然、ビンセントさんは返済できないと?
GM:むしろ、二人への報酬も無いね(笑)
アーロン:ソレは困る!高利貸し酷いな。
GM:高利貸しってわけじゃないんだけどね。
シャドウとは、SW2.0の舞台となる大陸の北に多く存在する種族。
浅黒い肌に額の目で少し怖いが、契約を重んじ、大帝が甘いもの好きというギャップ萌えな要素を持っている。
大抵は、厳しい北の大地から、肥沃な南の地方に傭兵として出稼ぎに来ている。
アーロン:なる。借金取りには最適な種族だな。
GM:「すまん。考え事があるから、一人にしてくれ」と、ビンセントさんは皆に声をかけてくるね。
アーロン:じゃあ、クリスを連れて出るか。
GM:そうだね。二人とも無一文じゃないし、どこかで食事でも採れるんじゃないかな?
アーロン:クリスの家はあるの?
GM:在るよ。元々、仕入れてきた物を並べる店が。
アーロン:じゃあ、そっちに行こうぜ。
GM:では、クリスが4こっち・・・」と案内するね。いつもは勝気なのに、さすがに落ち込んでいるようだ。
アーロン:仕方ない。お菓子でも買ってやるか。
GM:「子ども扱いしないでよ!」と強がるも、クリスのお腹はグゥとなる。
アーロン:そういえば、夕方だったか。
GM:もう、日は暮れてるね。なんせ、20ターンも戦ったから。
アーロン:しかしまぁ、俺たちの報酬も無いし、どうすっか?
GM:そんな話をしていると、ビンセントさんの店に着くね。「ここよ」
アーロン:ほうほう?
GM:一般的な大きさの商店だね。ただし、店頭には何もない。
アーロン:盗まれたの?
GM:いやっ、売り切ったら、仕入れに行くというスタンスなんだ。「私は腕利きの売り子なのよ」と、クリスが胸を張る。
アーロン:どうぜ、張るほど胸はないだろう?(笑)
GM:それには、飛び膝蹴りで反論するね。
アーロン:おう、顔はやめて!
GM:「ダンスで鍛えてるから」と足を上げるね。
アーロン:俺の防護点は6点だぜ?
GM:顔面だったんだろう(笑)「さぁ、入って」とクリスが誘うね。
アーロン:へいへい。さっき買った夕飯を食べよう。金払う?
GM:演出で良いでしょう。一月ほどいなかったのか、建物の中は埃が軽く積もってるね。
アーロン:窓を開けろ、換気だ!
GM:花粉症か?
アーロン:花粉症なら、窓なんか開けないよ。静電気のモップをお勧めするね。
GM:そんなの無いから(笑)なんにせよ、ランプに火を灯して、三人は食事をとる。
アーロン:まともな食事は久しぶりなのかな?
GM:自由都市同盟から1週間はかかるからね。
アーロン:干し肉じゃない、シチューだ!
GM:それくらい、クリスでも作れたんじゃない?あぁ、美味しかった料理の演出ね?
アーロン:いやっ、旅の途中って、干し肉とかだろう?飲み水を無駄に使えないだろうから、水辺じゃないと煮物も出来ないし。
GM:焼肉なんかは、野生の獣を呼ぶだけだからできないって?
アーロン:そう!それに、あの時のあの味はこんなものじゃない。
GM:それは良いとして、美味い美味いと食べている二人だが、クリスは俯いてスプーンを動かさないね。
アーロン:まあ、しょうがないね。
GM:軽い!
アーロン:どうにもなら無いとまでは行かないけど、子供からすればショックだよなぁ。
GM:「アーロンお兄ちゃん・・・」
アーロン:そんなキャラだったの?
GM:甘えたい時もあるんですよ(笑)
アーロン:そういうのを、あざといっていうんだ(笑)じゃあ、ペコに聞いてみよう。
GM/ペコ:返済金額を聞いてみないと判断できないデシ。あと、入城料をどうにかしないと、リバティでは何もできないデシ。
アーロン:だよなぁ。あとは、あのデイビットという奴を調べておくか?
GM:新人っぽくないね(笑)セージはペコだけど、2d6振ってみて。
アーロン:(コロコロ)3・4で7。
GM:ペコの【見識判定】として、+3で10だから判るね。
デイビットは、【盗賊ギルド】に雇われたシャドウの集金係。
以前はウサギローンなどの担当地区だったが、突如としていなくなってしまい、代役をして雇われた。
いまだ地域に溶け込んでいるとは言えず、それが逆に厳しい取り立てとみられることがある。
GM:まあ、「契約の期間です」といって、融通が利かないと。
アーロン:返済できなかったら、どうなるんだ?
GM:ソレは別部署だけど、ダンジョン攻略で賑わっている街だから、幾らでも雇い手はあるんじゃない。・・・女の子は知らんけど。
アーロン:何?急にアダルティーな展開?
GM:うん、ゲームオーバーっていうね(笑)
アーロン:そっ、そうか。ビンセント親子は助けられず、俺らは餓死するのか・・・。
GM:まあ、野盗に落ちても同じだね。
アーロン:成敗する方から、される方に(笑)
GM:という訳なんだが、どうする?
アーロン:5日後って言ってたよな?実際問題、俺らでどうにかなるか確認してからだな。
GM:じゃあ、今夜は寝るだけど?
アーロン:おう。ペコを貸してやるから、今夜は寝とけ?ってクリスには言っておく。