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0話 キャラメイク

ソードワールド2.0リプレイ


1on1周遊記


第0話 キャラメイク


ゲームマスター(以下、GM):というわけで、再び集まってもらいました。

A君(以下、A):といっても、俺だけだがな。

GM:以前にやっていた、ソードワールド2.0(以下SW2.0)を、もう一度やります。

A:あぁ、あの続きは気になっていたんだよね。

GM:違う。

A:へっ?

GM:あのデータはお星さまになってしまったので、もう一度やります。

A:え~!メンドイよ?

GM:ほらっ、ルールブックも完全版が出たし、やり直すにはちょうど良いかと思ってさ。

A:良いね。そうすると、最初は【ライダー】一択だな?

GM:無いね。

A:なんで?【騎乗】強いよ?

GM:金が回らない!

A:あぁ、宿代も払わせられるんだっけ?

GM:だね。ここで、今回のレギュレーションを発表する。


1、SNSを使ってのオンライン・セッション

2、ルールブック、及び、サプリメント(以下サプリ)は全部使用できるものとする。(地域特有のものは例外)

3、プレイヤーキャラ(以下、PC)とGMのコボルトのバディでのプレイ。

4、レベルは、サプリをクリア毎に上限を2ずつ解放する。

5、サプリの全滅条件が、セッションの終了条件である。

6、サプリ間での所持金・アイテム互換は有り。

7、1ゾロ回数を記録する。

8、【簡易戦闘ルール】で行う


GM:こんな所かな。

A:・・・なんで、1ゾロを記録する?

GM:面白いかなって(笑)

A:出すのは、主に俺じゃないよね?

GM:まあまあ、気にしないでキャラメイクに行ってみよう!


「アーロンの場合」


A:じゃあ、名前はアーロンで行こう。(以下、アーロン)

GM:そこは変えないのね?

アーロン:あぁ、一人旅だし。種族は【人間】で、生まれは【傭兵】で、能力値は全部2d6で決める。


ゲーム用語は【○○】で囲います。

人間は、現実世界と同じく、多くの人口を誇る種族です。

特殊能力として、1日に1回だけ、【ダイス】(一般的にはサイコロと呼ぶ)の出目をひっくり返して、良い方に変えられる。

2d6とは、ダイスの面体数と、ソレを何個使用するのかを示します。

この場合、(というかSW2.0ではほとんど)6面ダイスを2個使用するという意味になります。

また、ダイスを使用した際は、分かり易く(コロコロ)と表記を入れます。


アーロン:じゃあ、行くぜ!(コロコロ)6・10・4・6・7・10・10・5・7だ。

GM:キャラの基本となる【技】が6、【体】が10、【心】が4か。あまり良くないね。


2d6の期待値は7と言われている。

筆者の体感としては、4くらいではないかと疑っているのですが。


アーロン:【器用】が6、【敏捷】が7、【筋力】10、【生命】10、【知力】5【精神】7だ。・・・振り直しても良い?


ルールブックにも「3回くらいまで」なら作り直しもアリ、的な事が書かれています。


GM:当然、NO!だ。【ボーナス】だって、上から223311と前衛的には悪くないし。

アーロン:マジかぁ~?

GM:こういうのは、1発勝負だから面白いんだよ。

アーロン:【戦闘技能】は、「武器習熟:ソードA」だ。


戦闘技能というのは、冒険者の最大Lvが奇数に達したときに習得できる技。

武器習熟:ソードAは、上位の武器を扱え、ダメージが+1できる。


「ペコの場合」


GM:じゃあ、フォローのペコで。(以下、GM/ペコ)

アーロン:【コボルト】かぁ。白いチャウチャウなイメージだ。

GM:アニメの『ホー○ズ』みたいだとイメージしてくれれば良いんじゃないかな?

アーロン:今時の若い子は知らないよ?

GM:ぐっ、生まれは(コロコロ)フェンサーだ・・・と?

アーロン:それは不味いよ!


コボルトは、SW2.0界のマスコットキャラクター的な生物。

【蛮族】という、プレイヤーの敵となる種族ながらも、その弱さ・器用さでどちらでも活躍できる種族です。

また、【最大Lvが5】という制限があり、GM的にも扱いやすいのです。

なにより、モフモフな外見から、多方面で愛されています。


GM:しかし、アーロンに振り直しを認めていないのに、ペコだけ振り直すのはないな。

アーロン:いやっ、生死に関わるから振り直してくれ。

GM:まぁ、【ソーサラー】じゃなかっただけありがたいとしよう。【回避】値を得るためには、いつかは手に入れなきゃいけないんだから。むしろ、【先制】を取られたときに死ににくくなる!


物は言いようである。

幾ら趣旨が一人旅とはいへ、完全に一人では立ち行かないことが出てしまうだろうと用意したお助けキャラなのです。

完全に支援系のキャラにするつもりが、何故か前衛の能力を持つことに。


GM:技8・体5・心5か。合計値が18だと、アーロンと差がないな(笑)

アーロン:出目が悪くてね!

GM:次が、6・5・3・2・8・6と。・・・出目は普通だよな?

アーロン:2d・2d・1d・1d・2d・2dだから、10d6で期待値は35だが?

GM:大丈夫、死んでも生き返るから!

アーロン:すでに、【穢れ】1点だろ!


穢れとは、悪の心みたいなもので、増減することがある。

5点を超えると【アンデッド】となり、復活できなくなる。


「共通」


アーロン:じゃあ、俺は3000点の経験点を使って【ファイター】Lv1、【プリースト】Lv2を取る。

GM:いきなり神官戦士?ライダーは?

アーロン:2.0の最大のポイントは、回復魔法はLv2からしか使えない、だからな。

GM:ペコが使いますけど?

アーロン:そうすると、二人の平均Lvも2になるだろう?サプリだと敵が強くなる。


今回使用するSW2.0サプリは、色々と自動で決まるため、イベントや敵がダイスの出目で決まる。

その時、パーティーの最大Lvが高い方が難しくなるのだ。


GM:つまり、パーティー平均Lvを低く保つ戦法で行くんだね?

アーロン:あぁ。だから、ペコは副技能をいっぱいとってくれ。

GM:じゃあ、ペコは【フェンサー】が基本で、2500点あるから【スカウト】【レンジャー】【セージ】と、【マギテック】をそれぞれLv1とるよ。

アーロン:あぁ、【ガン】で支援してくれ。

GM:そうすると、戦闘技能は【精密射撃】だね。


フェンサーは、軽戦士で回避系の戦闘職。

スカウトは盗賊系で、戦闘の順番を決めたり、罠を外したりできる。

レンジャーは野外活動技能で、他にもポーションで回復も可能。

セージは知識系で、モンスターのデータを調べたり、物の価値を調べることができる。

マギテックは、魔導機師と書いて、銃や爆弾のような魔法を使える。

ガン=銃は、火薬ではなく魔力で弾を打ち出し、相手の防護点を無視する。力の弱いコボルトには打って付である。

精密射撃は、混戦でも誤射しなくなるという、銃使いの必須スキル。


アーロン:俺は完成したぞ。(図①より)ファイターLv1・プリーストLv2で【キルヒア】神官だ。

GM:え~、知識神?

アーロン:親に通わされたんだけど、性に合わなくて逃げ出した(笑)サーベル・スプリントアーマー・ラウンドシールドのスタンダードな戦士だな。

GM:随分と軽い武器じゃない?

アーロン:あぁ、金が無かった。最終的には、避けられない攻撃が多くなるから、防護点を上げていく方針だ。

GM:経歴は?

アーロン:「忘れられないほど美味しいものを知っている」「憧れる冒険者がいる」「故郷の場所を知らない」だ。

GM:傭兵っぽいね。

アーロン:黒髪で、中肉中背な男。22歳くらいをイメージ。

GM:普通、普通だ。

アーロン:それが狙いだ。どうせ、セッション中に変になるんだから。

GM:次は、ペコ。フェンサー・マギテック・セージ・スカウト・レンジャーLv1という、超器用貧乏(笑)しかも、【シューター】無いのに、銃を持ってます。

アーロン:そのうち習ってくれ。

GM:フェンサーなので、【筋力の半分までの値】の武器しか持てなくて最低限の武装。一番の武器は、つぶらな瞳(笑)

アーロン:絶対に前に出ないでくれよ?

GM:【種の限界】【軽視】【小さな匠】と、【弱点】で魔法ダメージ+2点。

アーロン:色々と制約多いよな。毛皮は何色?

GM:まあ、面白いからいいよ。白いのは多いから、金というか茶褐色?で経歴が、「罪を犯して追放された」「人族を助けた事が有る」「創造性に目覚めた」の3つ。


キルヒアは、簡単に言うと知識の神。しかし、データ的にはダメージアップや判定に失敗しにくくしてくれます。

シューターは、銃や弓を撃つ技能。練習しないと、普通は命中しません。

技能によっては、装備で判定にペナルティーを受けたりもします。

経歴は、キャラクターの肉付けみたいなもの。フレーバーとして、使用するのは自由です。


アーロン:なんで、俺らは出会ったんだろう?

GM:ペコは簡単だね。人族での生活の方が良かったんだよ(笑)

アーロン:なんかの事件で出会ったのかもな?そして、ペコの料理よりもうまいものを俺は知っていると。

GM:アーロンは傭兵の生まれだから故郷を知らないのもありだろうし、その料理を教えてくれた冒険者に憧れてるのは不自然じゃない。

アーロン:美食ハンターか?

GM:ドラゴンの卵でも手に入れる?

アーロン:普通だな。・・・【魔剣】はどうだろう?

GM:グルメ・ソードみたいな?

アーロン:そう!持ち主が、その時に一番美味しいと思う料理を出してくれるんだ。

GM:【トーニオ】さんかよ!


魔剣とは、このSW2.0の世界を作った存在の欠片のようなもの。

それぞれの領域で、自由に現象を変化させます。

魔物が沢山出たり、美味しい物が溢れたりと設定は自由です。

大抵は、魔剣の迷宮というものを作り、その中で自分に相応しい持ち手を待っています。

ダンジョンを攻略した暁には、冒険者はご褒美にありつけるということです。

スタンドは関係ありません。


アーロン:じゃあま、出来上がったかな?

GM:えぇ、それじゃ、帰ってくれ(笑)

アーロン:またかよ!

GM:これ以降は、SNS上でやろう。まずは、小手調べに【バウムガルド城】に挑戦だ。


初心者にお勧めの『バウムガルドの迷宮城』SW2.0リプレイ&データブックというものが発売されてます。


GM独り言

 データが消えたときは、頭が真っ白になるのは、どこの業界でも一緒です。

でも、やり直しは効く。

だからやってみる。

プレイヤーには、SNSのアカウントとサイコロ2個だけで遊んでもらうというのが前提のリプレイです。

HPやMPの管理すら、GMがするという徹底ぶり。

知り合いがご夫婦でプレイなさっているというのを聞いて、自分もやりたいと思ったのがきっかけです。

どこまで続くか?


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