おまけ
本当にただのおまけなんで、伏線とか、そういうのは全く無いです。
暇な人はぜひ読んでってください。
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(謎解きの答え。リアルタイム30分ぐらいで雑に作ったやつなので、大目に見てやってください)
(本文は、これ)
「今日、日本時間午後◯時に、▢▢がある場所で会いましょう。範囲は市内すべてです。
◯のヒント:2005180925011109。二番目だけ、仲間はずれにしよう。数は(教授の好きな数字の約数の個数)個に分けて見るんだよ。教授のエクセル特別授業受けた人ならヨユーかも?
▢▢のヒント:「◯のヒント」で仲間はずれにされた数を2文《﹅》字で。ヒントとなる数字は、(教授の好きな数)−(教授の好きな素数)」
(教授の好きな数)=28
(教授の好きな数字の約数の個数)=4
(教授の好きな素数)=2
・◯の答え:8
2005180925011109を4個に均等に分けて見ると、
2005、1809、2501、1109。
日本時間午後◯時、という指定により、◯は0〜12のどれか。
8で割ると、あまりがそれぞれ、5、1、5、5、となって、二番目を仲間はずれに出来る。
(設定では、この16桁の数は「教授が勝手に開いたエクセル教室で、MOD関数を教えたときに使った数」ってことになってます。MOD関数は、簡単に言えばモジュロ演算をやってくれるやつ。詳しくはご自分で調べて、どうぞ)
・▢▢の答え:Ri(放射性同位体)
(教授の好きな数)−(教授の好きな素数)=(28)−(2)=26
26と言えば、そう! アルファベットの個数ですね!
仲間はずれにされた数=1809。
18番目はR、9番目はIなんで、答えはRiとなります!
(設定では、「教授の本業である化学の講義で、Ri検査についての説明をするときに、大学側の病院を例に上げた」ってことになってます。26=アルファベットは、パズルやってないと中々変換できないかもしれませんね)
(改めて見ても、雑ですね〜。もし理系の方でしたら、格段にいいパズルが思いつきそう)
(もう二度とやらない)
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(メガネの設定について。需要云々を抜きにして、このメガネ自体は再現可能だと思ってます。いや、なんとなくですけどね)
・機械学習で、境界線を見つけるシステムを構築。
・VRのように、風景を立体的に認識。2Dではなく3Dで。
・円のデータモデルを設計。「x^2+y^2=r^2」を基本形に。遠近法も加味して。
・円になりうる場所を特定。
・なんか頑張ってなぞる。
(こんな感じでしょうか。十年ぐらい経ったらVRもこのレベルになってるのかな。めっちゃリアルそう)
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(最後に、没になったラストシーンを、ここで供養したいと思います。良ければどうぞ、読んでいってください)
(本当は供養のためにおまけを追加した…………なんてね?)
「すいませんでした。完成したとき、説明を聞かなくて」
「え?」
研究室に戻って、早々に、弟子が頭を下げてきた。
「あの時私がちゃんと話を聞いてれば――」
「いや、謝らないでよ。なんなら俺は、自分を見直すいい機会になったから、寧ろ良かったと思ってるんだよ?」
「そうですか。なら、よかったです」
彼女は納得したのか、無表情のまま、中途半端に散らかった机の上を掃除し始めた。
「ふわぁ〜あ、次の満月は29・5日後かあ」
「えっ?」
俺は、わざとらしくあくびをしながら独り言を言った。
彼女の能面のような顔を、崩してみたくなったのだ。
「それは、月の公転周期ですか?」
キタっ!
「そっちは27日だね。ちなみに、周期が28日のものもあるんだよ?」
「なんですか?」
「生理」
彼女の掃除をする手が、ビタリと止まって、俺は思わず吹き出しそうになった。
なるべく平然を保ったまま、話を続けた。
「あの日、生理だったんでしょ? だから珍しくあんなにイラついちゃって」
彼女は俯いたまま、椅子に座る俺の方にゆっくり歩いてきた。
ただ、それも敢えてスルーして、俺は話を続けた。
「しかし、28日っていうのがいいよね。完全数。まるで神様が――」
バチン!
首がもげそうなほどな勢いで、俺はビンタされた。
目の前では、顔を真っ赤にした彼女が立っていた。左手に握られた雑巾は、握力によって可哀想な形になって、隙間から水を垂らしていた。
「ごめんごめん。冗談だって――」
「死ね!!!!」
そう言って、彼女はもう一度ビンタをしてきた。
それから彼女はドンドンと足を鳴らしながら、そのまま部屋を出ていった。
俺は叩かれた後の姿勢で、しばらくの間止まっていた。
俺は、ボーっとした頭で、あることに気付いた。
「……荷物、置きっぱだよ?」
その声は、研究室に静かに響いた。
俺以外に誰も存在しない、直方体の部屋。
そこにはただ、窓から差し込む月明かりだけが、嘲笑うように置いてあった。
もし、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、その方々に一言。
すごいですね。
本当に、ありがとうございます。
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