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嘲笑う月  作者: てりやき
5/5

おまけ

本当にただのおまけなんで、伏線とか、そういうのは全く無いです。

暇な人はぜひ読んでってください。


_________________________


(謎解きの答え。リアルタイム30分ぐらいで雑に作ったやつなので、大目に見てやってください)

(本文は、これ)

「今日、日本時間午後◯時に、▢▢がある場所で会いましょう。範囲は市内すべてです。

 ◯のヒント:2005180925011109。二番目だけ、仲間はずれにしよう。数は(教授の好きな数字の約数の個数)個に分けて見るんだよ。教授のエクセル特別授業受けた人ならヨユーかも?

 ▢▢のヒント:「◯のヒント」で仲間はずれにされた数を2文《﹅》()で。ヒントとなる数字は、(教授の好きな数)−(教授の好きな素数)」


(教授の好きな数)=28

(教授の好きな数字の約数の個数)=4

(教授の好きな素数)=2


・◯の答え:8

 2005180925011109を4個に均等に分けて見ると、

 2005、1809、2501、1109。

 日本時間午後◯時、という指定により、◯は0〜12のどれか。

 8で割ると、あまりがそれぞれ、5、1、5、5、となって、二番目を仲間はずれに出来る。

(設定では、この16桁の数は「教授が勝手に開いたエクセル教室で、MOD関数を教えたときに使った数」ってことになってます。MOD関数は、簡単に言えばモジュロ演算をやってくれるやつ。詳しくはご自分で調べて、どうぞ)


・▢▢の答え:Ri(放射性同位体)

 (教授の好きな数)−(教授の好きな素数)=(28)−(2)=26

 26と言えば、そう! アルファベットの個数ですね!

 仲間はずれにされた数=1809。

 18番目はR、9番目はIなんで、答えはRiとなります!

(設定では、「教授の本業である化学の講義で、Ri検査についての説明をするときに、大学側の病院を例に上げた」ってことになってます。26=アルファベットは、パズルやってないと中々変換できないかもしれませんね)


(改めて見ても、雑ですね〜。もし理系の方でしたら、格段にいいパズルが思いつきそう)

(もう二度とやらない)


_______________________


(メガネの設定について。需要云々を抜きにして、このメガネ自体は再現可能だと思ってます。いや、なんとなくですけどね)

・機械学習で、境界線を見つけるシステムを構築。

・VRのように、風景を立体的に認識。2Dではなく3Dで。

・円のデータモデルを設計。「x^2+y^2=r^2」を基本形に。遠近法も加味して。

・円になりうる場所を特定。

・なんか頑張ってなぞる。

(こんな感じでしょうか。十年ぐらい経ったらVRもこのレベルになってるのかな。めっちゃリアルそう)


_______________________


(最後に、没になったラストシーンを、ここで供養したいと思います。良ければどうぞ、読んでいってください)

(本当は供養のためにおまけを追加した…………なんてね?)


「すいませんでした。完成したとき、説明を聞かなくて」

「え?」

 研究室に戻って、早々に、弟子が頭を下げてきた。

「あの時私がちゃんと話を聞いてれば――」

「いや、謝らないでよ。なんなら俺は、自分を見直すいい機会になったから、寧ろ良かったと思ってるんだよ?」

「そうですか。なら、よかったです」

 彼女は納得したのか、無表情のまま、中途半端に散らかった机の上を掃除し始めた。

「ふわぁ〜あ、次の満月は29・5日後かあ」

「えっ?」

 俺は、わざとらしくあくびをしながら独り言を言った。

 彼女の能面のような顔を、崩してみたくなったのだ。

「それは、月の公転周期ですか?」

 キタっ!

「そっちは27日だね。ちなみに、周期が28日のものもあるんだよ?」

「なんですか?」

「生理」

 彼女の掃除をする手が、ビタリと止まって、俺は思わず吹き出しそうになった。

 なるべく平然を保ったまま、話を続けた。

「あの日、生理だったんでしょ? だから珍しくあんなにイラついちゃって」

 彼女は俯いたまま、椅子に座る俺の方にゆっくり歩いてきた。

 ただ、それも敢えてスルーして、俺は話を続けた。

「しかし、28日っていうのがいいよね。完全数。まるで神様が――」

 バチン!

 首がもげそうなほどな勢いで、俺はビンタされた。

 目の前では、顔を真っ赤にした彼女が立っていた。左手に握られた雑巾は、握力によって可哀想な形になって、隙間から水を垂らしていた。

「ごめんごめん。冗談だって――」

「死ね!!!!」

 そう言って、彼女はもう一度ビンタをしてきた。

 それから彼女はドンドンと足を鳴らしながら、そのまま部屋を出ていった。

 俺は叩かれた後の姿勢で、しばらくの間止まっていた。

 俺は、ボーっとした頭で、あることに気付いた。

「……荷物、置きっぱだよ?」

 その声は、研究室に静かに響いた。

 俺以外に誰も存在しない、直方体の部屋。

 そこにはただ、窓から差し込む月明かりだけが、嘲笑うように置いてあった。


もし、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、その方々に一言。

すごいですね。

本当に、ありがとうございます。

よければ、いいねやブックマークの方、よろしくお願いします。

あと、感想はいつでもお待ちしております。

自分の書いた感想が見られるのが恥ずかしいのであれば、直接メッセージをください。

悪口でも批判でも、喜んで受け取りますので、どしどし。

それじゃ、おやすみなさい〜

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