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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おお神よ。なぜ私に暗黒物質を調理する能力のみをお与えになった?

作者: 桐生落陽

「犯人はここに集まった多種多様な出自の、これまでなんら接点もなかった烏合の衆とも言える、誰かと言えるわ。ええ、断言しても構わない!」


 強烈なほどの自信と興奮が瞳に宿るだけでなく、キンキンと耳を聾唖するほどのハイトーンな声で吠える女は、僕たちが集まったひとつの部屋で得意気になりながら右から左へと視線を流す。


 鍵がかかっておらず、冷蔵庫に多数の食材が詰まったペンションに集まった数人。


 ほんの出来心というか、雨宿りのつもりで訪れたそこで殺人事件が発生した。




 僕は都内の大学に通う二年生。山岳同好会に入部。そして後悔の日々。


 同好会はサークル扱いされていない。予算もない。実費で登山をする会である。


 なんの趣味もなく、小中高と日々を無駄に費やしていた僕は、ある日大学の食堂で怪しい女性に声をかけられた。


「山岳部に入らないかい?」


 僕のひとつ上の学年の先輩に誘われ、これもなにかの縁かもしれないと入部を決意。実際に足を運んでみると、サークル扱いされていない同好会で、部室がないので空き教室を使っているという。


 しかしそれでも構わない。自己啓発に繋がるのなら───と期待してみるも、同好会は僕と先輩のふたりだけ。人数が足らないというし、調べてみれば実際に山岳部というサークルがあった。なぜそこではないのかと尋ねてみると「出会いばかりを優先する馬鹿な奴らとは気が合わない」という。


 先輩は学内では変わり者とレッテルを貼られていた。これは後日知った。


 それから共に行動してみれば、その危険性の度合いを骨身に刻まれることになる。


 発言から行動に至るまでのすべてが規格外。僕が履修した講義を受ければ平気で無料通信アプリで呼び出しがかかり、応じなければ突撃する始末。准教授の注意など聞く気がない。お陰で僕も変人扱いされた。去年はよく履行したすべての講義での単位を取得できたと、今思えば不思議でならない。


 とはいえ、一言「退部しますので、もう付き纏わないでください」と突き付ければ済む………かもしれない話。


 僕は今でも、先輩と共にいる。


 なぜか。理由はふたつ。


 ひとつ。僕は一人暮らしをしているが、住所を教えていないはずなのに入部して一週間後にアパートの自室前で待っていた。引越しなどできるはずがない。つまり逃げられない。


 もうひとつは、僕自身の感情の問題。先輩と行動すると、普段は特に意識していなかった色彩が、よく映えていたから。何気ない日常の風景でも新鮮味を帯びると、どれだけ憂鬱とした感情を湛えたとしても次の瞬間には晴れやかとなる。


 つまり、僕は少なくとも先輩のことを嫌いではないようだ。共に変人扱いされたとしても。周囲から孤立したとしても。他に友達がいなくても。


 さて。そんな僕は、進級した翌日に先輩から呼び出され、都内から離れた山を登ることになった。


 それも平日の、ガイダンスがある日に。断れば「きみのアパートの水道の安全がどうなっても知らないよ?」と脅される。行くしかない。大学には急病でやむない欠席をしてしまったと言い訳をすることにして。


 春の陽気とは真逆の、とても冷えた山を登る僕たち。


 先輩は登山をするとは思えない軽装で、僕は重武装。日帰りとはいえ警戒を忘れない。先輩はいつもそうで、僕に尻拭いをさせる。もう慣れたものだから、先輩が軽装でも特に文句など出ない。


 しかし山の天候はやはり変わりやすく、土砂降りに遭う。そこで先輩は、遠くに建物が見えると叫んで先導。緊急避難をする。そこにあったのはなぜか小綺麗な山小屋で、ペンションのようにも見える。雨宿りをするには最適だったのだが、先客がいた。


 お喋りなお調子者の大学生。笑顔の絶えない老夫婦。豪雨で体温が低下しガチガチと歯を鳴らすカップル。仏頂面の女。その連れであろう少女。不機嫌そうな男。


 先輩は相変わらず陽気に挨拶して、なにを考えたのかノック無しでドアノブを捻る。


 僕が止める時間もなかった。が、不思議なことにドアノブは回り、招かれざる客であるはずの僕たちを、その広い懐に招き入れた。


 なかには住民らしき人間はいない。不在のようだ。施錠もしないなんて不用心にも程がある。


 建築物に入るか躊躇っていると、老婦人が宥めるように「住人が帰ってきたら事情を話して、誠心誠意謝罪しましょう。大丈夫。きっと話が通じるはずだわ」と朗らかに言いつつ、僕と少女を誘った。


 さて、そうなると問題がいくつか。雨風は防げるが、低下した体温の回復と空腹を満たすこと。空調はないので暖炉を使うしかない。若い頃に日常的に使っていたという老夫婦が、お調子者の男の手伝いを借りてチェックを済ませ、点火して空間を温める。


 本当にいいのだろうか。不法侵入と窃盗の罪に問われてしまうのではないだろうか。僕はいつまでも罪という認識が消えなかった。


 そんななかで空腹の問題がすぐに訪れる。


 手持ちを分け合っても人数分には届かない。


「おい見ろよ。この冷蔵庫、食材がたっぷりあるぜ」


 不機嫌そうな───人相の悪い男が、たまらず上機嫌で叫ぶ。僕以外がわっと冷蔵庫前に殺到した。


 見たところ、冷暖房が備わっていないだけで、電気とガスと水道のライフラインは存在している。一昔前に販売した冷蔵庫が正常に稼働しているのがその証拠だ。


「よし、後輩くん。なにか作ってくれないか。みんなも彼に任せていい。彼は、これでも有名な料亭の跡継ぎでね。これまで私は一口も食べさせてもらったことはないが、きっと美味なものを提供してくれるはずだ」


 先輩の提案に、周囲は「おおっ」と歓声を上げる。


 それはまずいですよ。と言うよりも早く、ラックに立てかけてあった包丁を握らされ、期待を寄せられる眼差しを向けられる。


 そもそも僕たちは不法侵入した上に、窃盗の罪をより重度にさせてしまうのだから普通は躊躇うはず。狼狽する僕だったが、老夫婦の「いざとなったらお金を払って弁償しましょう。そこは任せてくださいな」と謎の保証を受ける。


 もう逃げられない。いや、この土砂降りのなかで逃げられるはずもないのだが。


 仕方ない。と意を決して、父から教わった技術を思い出し───






 ───なぜこうなった? と後悔した。


 ここで冒頭に戻る。陽気な男が呻いて倒れ、彼を調べた寡黙な女がこれ以上はないといったテンションで叫んだ。


 密室殺人事件において、重要なのはトリックである。


 けれど、こんなのトリックもクソもない。


 僕じゃないか。明らかに僕だ。


 やったのは僕だ。なにが犯人はこのなかにいる。だよ。むしろ僕以外なら是非とも教えて欲しいくらいだ。


 仮に、豹変しながら僕たちを舐め回すような視線で観察するこいつを、探偵女と呼称する。


 自分の推理に自信があるようだけど、そりゃあんまりだ。僕だってわかる。幼稚園児がここにいたら「この料理作ったコイツが犯人だ!」なんて叫び出しそうな始末だ。


 包丁を握るのは楽しい。けど、修行二日目で父を病院送りにした僕は、それ以降料理を禁じられている。なぜかはわからないけど。


 もしかしたら冷蔵庫のなかにあった野菜がいけなかったのか。肉と魚もあったけど傷んではいない。消費期限はまだ先だ。念入りに何度もチェックしたから間違いない。


 ここで、ジーッと僕を凝視する視線に気付く。老夫婦だ。なにか言いたそうな目をしている。なにが言いたいのかはわかるけど。


「あ、あのね。お嬢さん。犯人は………ぐふっ」


「お、おい。大丈夫………ごはっ」


 老夫婦は喘ぎながら倒れた。白目を剥いて。


 途端に空気が変化する。増えた被害者の症状からして、次に死ぬのは自分ではないかと疑うのは当然。心理的にも正常とは呼べないほど恐慌する。


「きゃあぁあああああああっ!」


 絹を割くような悲鳴。探偵を気取る女の連れの少女が喚く。


「お、おい………いったいどうなってゴハァッ!?」


「な、んだと………っ!?」


 先程からガクガクと震えて狼狽していた吐血していた不良が倒れる。探偵女は連れの少女を抱きかかえて遠ざかった。


「ふむ………どうしたものかね。これは」


 唯一慌てない、それどころかニヤニヤしているほどマイペースな先輩。痙攣し、やがて動かなくなった男の頬をペチペチと叩くも反応がない。


「ミス・ホームズ。この密室殺人事件、きみならどう解く?」


「そ、そんなの………」


 一度に大勢が死んだ。僕の料理のせいで。探偵女は少女を庇いつつ、周囲を急いで観察し、やがてやっと僕の料理に気付き───もしないで、上に移動。


「あ、あれだわ」


「アレ、とは?」


「換気扇よ! 簡易的な、昔に発売されたもの。あれが動くと、室内のどこかに仕掛けられた毒ガスが充満するんだわ!」


「なるほど。確かにその可能性は高い」


 ………馬鹿なのだろうか?


 一目瞭然なのに。


 僕は死体を跨いで、調理したものを確認。ナイフでフライを切断。そして断面図を見て絶望。


 まただ。またやってしまった。


 僕は昔から料理が下手で、見栄えならそこそこ良く作れるのだが、いつも中身が失敗する。


 アジフライ。エビフライ。コロッケ。だし巻き卵。どれも断面図が異様にドス黒い。おかしいんだ。どう作ってみてもなかが黒く染まっている。焦げてもいないのに。まるで暗黒物質。いかにも毒。人間が食べていいものではない。


 それとなく正解を探偵女にも見えるよう、断面図を向けてみるも彼女たちは見ようとしない。


 僕だって自分が犯人ですと自首して逮捕されたいわけではないが、このままでは収拾がつかない。


「お、お姉ちゃ………なんだか気分が………あ」


「そんな………あなたまで………」


 連れの少女は探偵女の妹だったのか。喘いだ末に膝から崩れ落ちる。


 数秒後、必死の介抱をしていた探偵も同じ末路を辿った。


「………さて、参ったものだね。後輩くん」


 先輩は大勢が犠牲となったこの現場を、第三者が俯瞰するように観察した。自分だって被害者のはずが、気にもしていない。


「おや。雨が上がった。周囲にひとの気配はない。逃げるなら、今かな」


 終始冷静だった先輩は、今度は突拍子もなく逃亡を企てる。


 そして僕がなにかを言う前にかぶりを振った。


「きみは今日、なにも見なかった。なにも聞かなかった。山には登らなかった。誰とも会わなかった。………いいね? これさえ守れば、とりあえずは容疑者に入ることはない。ここからはすべて、私に任せてくれていい。この迷宮入りしそうな高難易度級の謎を、単純にしてしまえばいい。その工作は私がやろう。きみは所持品すべてを持ってここから出て、山を降りるんだ。途中、誰とも会ってはいけないよ? 私の心配はいい。こういう場面には慣れているからね。お手のものさ。またキャンパスで会おう。その時は、今回の貸しを返してもらう。さぁ、行くんだ」


 先輩は謎多き女性だった。


 大学生の、それも成人したとなれば少しくらいは自分が大人になったと自覚する。思考や言動だって変わる。


 しかし先輩は、大人びた言動とは裏腹に子供心をいつまでも忘れないひとだった。昭和時代の遊びに精通しているし、講義中でもいきなりひとりでメンコ遊びをして追放されたと噂を聞いたこともある。つまり危険人物と変わらない。


 けど、今ここにいるひとが誰なのか、僕にはわからなかった。


 子供のように笑う一面を持つ、いつしか心惹かれるあのひととまるで別人だ。


 僕は怖くなった。目の前にいる先輩が、得体の知れない化け物のようにも見える。


 荷物を抱えて飛び出す。一心不乱になって下山する。


 殺人現場から逃走した数十分後、爆発音が聞こえて立ち止まる。黒煙も見えた。


 まさかと思って、僕はさらなる恐怖を覚え、踵を返した。自分のなかで別の自分が「そうしろ」と命じていたかのように。






「さて………やはり様々な加味をしても、参ったものだ」


 先輩はペンション前で偽装工作を済ませ、黒煙を焚きながら室内に戻る。


「彼は本物だ。あなたの才能を確かに受け継いでいる。………まさか、ここにいる全員、()()させられようとは思いもしませんでしたよ。ボス」


『嘆かわしいことだけど、そのようね』


 先輩は巨大なモニターに映る女の笑顔に、苦々しく報告する。


「彼の能力………いえ、才能は大したものです。あれはほぼ、無意識だったのでしょう。食材の選び方だって秀逸。調理法も完璧。しかし完成品ときたら、私の想像の斜め上を行きました。毒を使っていないのに毒になってしまった」


『ええ、夫も完治するのに一ヶ月を要したわ。昔は私の料理を食べて、何度も命を落としかけて免疫を作った。免疫が無ければ即死していたかもしれない。あの子の才能は、もはや現役時代の私の上を行く』


「恐ろしいものです。とはいえ、芽を除去していないソラニンたっぷりのジャガイモと、生の鰻の刺身を出してきたのでビックリしましたが」


 先輩は、逃亡を促した後輩が調理した料理を観察する。そしてコロッケをひとつ摘むとポイと口に入れて咀嚼した。


『どう? お味は』


 彼女のボスは微笑ましげに咀嚼から嚥下するまでを見守る。


「酷く、美味です」


『美味しい毒………私にはできなかったわ』


「仰るとおり毒です。加熱されているとはいえ、ね。とはいえ、メンバーまでも失神させられるとは。これは帰ったらまた訓練しなければ」


『厳しい上官を持つ部下も苦労するわね』


「幼少期にあなたから施された訓練に比べれば天国ですよ」


 モニター越しにふたりは微笑を浮かべた。ただ、瞳だけは笑っていなかった。


 薄氷のような笑みの奥にある感情を察知するのは容易だ。彼女ら一流ならなおのこと。


『さて。試験の結果は………聞くまでもないかしらね』


「ええ。毒素があろうと無かろうと、彼の手にかかれば立派な毒となる。暗殺に向いています」


『ならば』


「合格です。彼こそ相応しい。毒殺は私たちには不向きでしたからね。これで殺し方のバリエーションが増える。それにしても、自分の息子すら暗殺要員にしてしまうとは。あなたは相変わらず恐ろしい方だ」


『そうかしら。あの子の才能を………幼稚園児の時にお友達と職員をひとり余すことなく食中毒で満たした、あの恐ろしい光景を見てから、随分と悩んだ結果なのだけれどね。でも結局、なにも変わらなかった。であれば』


「彼が才能に苦しむ前に正しい方向に導いて罪悪感を無くしてやればいいと………ぶっ飛んでいますね」


『あなたも同じ穴の狢。まさかテストに部下全員を巻き込むなんて。毒の耐久を高めていたのだろうけど、私の息子だと忘れていたのかしらね。最悪、即死もあり得たのに』


「ははっ。これでもひとりくらい残っているかと思ったのですがね。とんだ腰抜け姫どもだ。お恥ずかしい」


 女性の皮を被った化け物たちは、この世ならざる空気を纏って冷笑を交える。


『一年間の監視任務ご苦労様。息子が迷惑をかけたわね』


「迷惑だなんて。そんなことはありませんよ」


『………そうね。あなた、講義中も呼び出して、応じなければ突撃したんだっけ。労いは取り消させてもらうわ。誰がそこまでやれって言ったのよ』


「彼に悪い虫が付かないようですよ………もし付着したら………ふひひ。絶対に許さない。彼は私のものだ………」


『なんでこんな子になってしまったのかしら』


「それは───うん?」


 ところが、先輩がなにかを言う前に、建物の外で足音が聞こえたので口を閉ざす。代わりにモニターの向こうの女が微笑に戻って言った。


『どうやら、聞いていたみたいね。いいわ。迎え入れてあげて』


「仰せのとおりに。ボス」


 先輩は嘆息したあと、いつものなにを考えているかわからない笑みを浮かべ、ドアへと足を運ぶ。


 そしてそこにいた、廃材をガソリンを用いて燃やしていた現場にて呆然とする後輩を発見し、怪しい笑みに転じて手を差し伸べた。





「やぁ。やはり戻って来てしまったか。見てのとおりさ。これはすべてきみの実力を見るための試験。まだ誰も死んじゃいない。来たまえ後輩くん。………よし。ようこそ、ここは………そうだな。政府から裏で依頼を受ける秘密組織と言うべきかな。きみは見事に試験に合格した。よって、きみと私はより一層の強い絆で結ばれ………世界の掃除をするんだ。いいね?」


桐生夕陽と申します。初めて書きました。


短編といえば1000から2000くらいの文字数という偏見があるせいか、なんと6000文字オーバーの処女作に違和感を覚えております。いいのかなこれで………?


とりあえず書き終えて一安心しています。この初めての挑戦にして、難易度が高い「キャラの名前が無い作品」というのも書きにくいかなと心配しておりましたが、案外サクサク書けてこれもびっくり。

誤字脱字が無いよう丁寧に書いたつもりではあります。


キャラ紹介


・後輩

 主人公。結局、一言も台詞が無かった。可哀想。

 料亭を経営する父と、暗殺者の母を持つ。毒要素がないのになんでも毒にしてしまうポイ○ンクッキング能力持ち。断面図が黒いことからダークマターと呼ぶ。可哀想。先輩のせいで変人扱いされるが気にしなくなった変人。そのうち憧れるようになる………かな?


・先輩

 ヒロイン。秘密組織所属。後輩くんをずっと見ていた。謎多い子。ぶっ飛んだ思考持ち。戦闘能力は高め。多く部下を持っている。後輩くんの母親に暗殺技術を仕込まれる。

 ちなみに後輩くんが大好き。ボスになにを言われようが自分のものにしようと企む。ヤン要素高め。逃げるよう促すも廃材に放火することで心配させ、引き返すと確信していた。後輩くんは絶対に逃がさないと決めている。


・探偵女、妹、老夫婦、不良、チャラ男

 先輩の部下。戦闘能力高め。でも後輩くんのダークマターには勝てなかった。無様。


・父親

 料亭の主。主人公の父親。高校を卒業した時に弟子入りさせようとしたがダークマターにやられる。最初の被害者。


・母親

 秘密組織のボス。暗殺者。ポイズ○クッキング能力持ち。息子に上位互換の才能を与えてしまった。夫が入院させられて料理人を諦めさせ、才能に嘆く前に活用法を教えるべく部下に試験をさせる。ちなみに表家業は料亭の給仕。しかし夫にはキッチンに入ることは禁止されている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉選びにセンスを感じて面白かったです! 作った料理が全て暗黒物質になるってしまうのは、類を見ないすばらしき殺し屋の才能かもしれないですね(*´Д`*) それと破天荒な先輩が可愛かったです…
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