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まさかそんな事になってるなんて

それから、2週間後N先生もといKお兄ちゃんは定期的に我が家を訪問する様になった私のためのスケジュールも組んであった それが何よりも嬉しかったちゃんと考えて心配してくれる人がいるんだそう思った だけど家族は違った お前はうつ病なんかじゃない 


ただ怠けてるだけだ だいたい目つきが俺達の知ってる目つきじゃないし喋れてるじゃないか パートの人でもうつ病になった人がいるけどお前とは全然目つきが違ったぞ 


本当のうつ病の人は喋らないし目つきも鋭いんだよ ただ楽したいだけでそんな事言うなと言われた

Kお兄ちゃんからもらった診断結果の紙を見ても信じなかった どうせ悪い様に書いてもらったんだろうと


家族の1言が信じられなくて私はその日部屋に引きこもった開けろと言われても開けなかった だって理解のない人達に理解してくれって言っても無理だから


その日私はやってはいけない事をしてしまったNお兄ちゃんと約束してた事を破ったのだ Kお兄ちゃんからは恵李ちゃんどんなに辛くても自傷行為や自殺未遂だけはしてはいけないよ 恵李ちゃんの事を見捨てたりしないしだって恵李ちゃんは俺の患者だろ だから絶対にそんな事したら駄目だよと言われていたのだ

  

だけど精神的に限界だった だからKお兄ちゃんに約束破ってごめんなさいとラインをした そうして気づいたら

自傷行為だけじゃたりなくて自殺未遂をしていた そうすれば楽になれると思ったから 


その頃N先生もといKお兄ちゃんSide


俺は大学の発達障害の検査を資格取得する勉強をしながら一抹の不安と心配事をしていた それは俺が診ている患者の恵李ちゃんの事である 恵李ちゃんは言っていた

いつも限界になると自傷行為や酷いと自殺未遂をするって言っていた そうならない様にと俺は大学の時間割も分かったからスケジュールを作って恵李ちゃんに渡した


恵李ちゃん落ち着いて過ごしてるといいんだけどなと

そう思いながら講義に集中するそれが後の過ちとなる

講義が終わって自宅に帰るとラインが1件来ていた

俺は顔が青ざめると同時に恵李ちゃんに電話した


お願いだから電話に出てくれ、そう思い何回か音が鳴ったあと心身ともに疲れきった様な恵李ちゃんの声が泣きながら聞こえた恵李ちゃんはずっとKお兄ちゃん約束破ってごめんなさいと泣きながら事の顛末を話してくれた


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