Kお兄ちゃんはお医者さん兼薬剤師さん
休憩を小刻みに挟みながら2時間ほどスマイルマッサージ治療は続いた 途中Kお兄ちゃんも年取ったねと言うと笑顔で擽られたけど 久々にこんなに笑ったと感じた
その後普通の指圧マッサージを全身にしてもらって身体が軽くなった私はベッドに座るそしてN先生は2人だけの時は前みたいにKお兄ちゃんって呼んでいいよと爽やかに言ってくれた 俺もそっちの方が馴染みやすいしねと言って頭を優しくなでてくれた 私はKお兄ちゃんにありがとうって言った 私もそっちの方が呼び慣れてるから安心すると伝えた
さてと、Kお兄ちゃんはちょっと真剣な顔になって言う
恵李ちゃんは自律神経失調症ってKA病院では診断されたけど本当は違うよと言う 改めて問診とか見たけど、これは完璧にうつ病だねと言う うつ病の項目に全て当てはまるし何よりもいなくなりたいっていう 医療用語では希死念慮って言うんだけどね、それが1番強いからうつ病だねとKお兄ちゃんは言ってずっと1人で頑張ってきたんだね偉いよとまた頭を優しくなでてくれたそして言った
恵李ちゃんこの様子だとうつ病の背景には発達障害がもしかしたら隠れてるかもしれないんだ その検査もしてもらえるとより詳しく判断出来るんだ 恵李ちゃん、他の人が検査するの怖いよねと言われたので私は素直に頷いた だよねKお兄ちゃんが言うそしてKお兄ちゃんが衝撃的な事を言った 恵李ちゃんの為にまた大学通って資格取るよと言ってくれた それまで待っててくれる?
と聞かれたので待つよと言った ありがとうとKお兄ちゃんは爽やかに笑って今日はこのお薬飲んでゆっくりしてね何か気分悪くなったらすぐに電話していいからね
とあらかじめ鞄の中に色んな種類の抗うつ薬が入っていてびっくりした とりあえず恵李ちゃんの特殊な眼に影響ないお薬出しとくねと言って数種類の抗うつ薬と軽い睡眠薬を出してくれた ふと思っていた事をKお兄ちゃん
に聞いてみた なんでお薬持ってるのと言うとKお兄ちゃんはどうやらなんと薬剤師の資格も持ってたらしい
なるほどと納得してKお兄ちゃんがまた2週間後ねと言う
帰り支度をするKお兄ちゃんに私は声をかけた お薬飲んでも不安になったらどうしたらいいと言うとKA病院と資格取得の大学通ってる時間帯以外だったら先にラインして
俺がなるべく早く気づく様にするから俺からの折り返しラインが来たら電話しよう最初は大学の方は不定期になるけど時間割が決まったらまた絶対連絡するからと言って夜はいつでも大丈夫だからねと笑顔で言ってくれた
私はKお兄ちゃんを玄関先まで見送って自室に戻ってNお兄ちゃんが処方したお薬を服薬してその日は家族が帰ってくるまで横になっていた久しぶりに寝れたそんな1日だった