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患者の恵李ちゃんの弱点
Kお兄ちゃんside
俺はその日上機嫌で職場に向かっていた それもそうだ今日は患者の恵李ちゃんのスマイルマッサージだからである
そういえば恵李ちゃんは昔からくすぐったがりだったなと思いつつ同僚の先生達と挨拶をして仕事に専念する すると同僚の先生が声をかけてきた N先生今日はいつもにまして上機嫌ですね何かあったんですかと聞いてくる
俺は言いたいのを隠していや何もないですよ今朝缶コーヒー買ったら1本オマケがついてきたのでそれかと、と俺はしれっと嘘をついた そりゃそうだ恵李ちゃんの事がバレたら俺は仕事がなくなる
だからこそ恵李ちゃんの事は周りに知られないようにする必要があるのだ 俺は今日どんなスマイルマッサージしようかなと考えながら、またキャッキャと笑う恵李ちゃんの姿を思い浮かべる
本当に恵李ちゃんの笑顔は俺のエネルギーになるなと思いながら本人に伝えたら拗ねてプイッとされるなと思いつつ今日の仕事を終えた 同僚の先生からこれから夜の店に行きませんか?と誘われたが用事があるのでお先に失礼しますと言ってKA病院を後にした




