設定集 第一弾
今回は世界観を二弾に分けて説明する回となります。紹介する設定に関しては、判明している程度のものしか書き込みません。
なお、今回書き込まれる情報は、七十話地点で公開できるものだけです。
間が空いていないので少々読みずらいです。申し訳ございません。
【世界観】
原初によって建国された王国が百、存在する。いずれも人口は兆を越え、各国ごとに多大な領地を所持している。
そして、北武、西虎、東龍、南雀の森が、それら王国を囲い込むように連立しており、各森、広大な面積を誇る。
各四方角に広がる森には、強力な異形獣という、最古から存在する獣が多々存在する。古来のある女性は、それらの侵入を防ぐため、最深部とその内側を断絶する結界を創造した。
しかし、この明かされている部分は世界のほんの一部に過ぎない。
この世界は、星とも違う、空間実体のようなもので、実体を持つが形を持たない。しかし、地は存在する。不思議な世界である。
その本質は不明なものであり、現時点では知りえないことである。
【あらすじ(三十一話〜七十話)】
※第二章開始時からのあらすじです。第一章につきましては、章説明をご覧下さい(大まかです)。
現在、主人公である”歌絲”は、専属する第二女王の治療を行うため、魔導王エネット=ロウトネスを探しに旅に出ることを決意する。
侍女長のメイ、第一女王美音、お付き人のマストルと共に、王都を出発した歌絲は、旅の途中、異形獣に襲われるなどのハプニングに遭遇。それらを、異形質の力を使い突破。
野宿の夜に出会った姉弟子のマキの助けもあり、南雀の森在住のエネット宅へと無事到着。
到着したその夜、理解できない状況に嫌気がさしたマストルを説得するため、森の最深部に向かうも、帰還時にエネット=ロウトネスが死亡。
絶望に淵に陥ったが、マキという希望の光を得て、エネット宅への帰還を図る。迫り来る異形獣を押しのけ、全力疾走で結界内の世界を目指す。
しかし、走行時に聞かされた話は、耳を疑うものだった。
【登場人物(七十話地点)】
奏峰 歌絲(かなみね かいと)
年齢:9歳 誕生日:1月1日 異形質:???
性別:男 所属:王宮専属使用人 現在:生存
・容姿
黄檗色の髪は少々長く、くせっ毛。
瞳はつり目よりで、透き通った薄水色をしている。目の違いが、唯一妹と歌絲を判別する要素となっている。
身長130.5cm、体重25kgの華奢な体つき。妹と間違えられるほどの美青年はマストル曰く「女々しい」。
・概要
この物語の主人公。
齢7歳で妹が連れ去られるという、波乱の生
を受けている。現在は近隣の王国に使える使用人として付属し、女王になった妹を救い出すため、日々活動している。
意思は強いが、行動力がそれを下回っているため、力量に不足を感じる場面が多々ある、と本人は自覚している。
好物は味噌汁。本人曰く「これに勝るおかずなし」との事だ(味噌汁=おかず???)
悩み事は低身長、体格の小ささ、体力。
趣味は読書、ランニング、日向ぼっこ。
極度のシスコン。
「僕は美音が好きなんじゃない。大好き過ぎて大好きなんだよ(理解不能)」
奏峰 美音(かなみね みおん)
年齢:9歳 誕生日:1月1日 異形質:
性別:女 所属:第四十六王都 第一女王 現在:生存
・容姿
黄檗色の髪は少し長め。整っており、後ろで纏められている。
瞳は歌絲より少しつり目よりで、配色は歌絲と同色。
身長128.8cm、体重24kgと、歌絲が少し小さくなったような体つきである。歌絲曰く、「この世で一番美しく可憐」だそうだ。
・概要
7歳の誕生日、近隣の王都の者によって、王宮に連れ去られた過去を持つ。
それから記憶を無くしており、兄である歌絲を「私に似ている人」と呼んでいる。
記憶を無くしてからの振る舞いが酷くなり、民衆や家来たちに無理難題を押し付けては、理不尽な理由で殺すといった、歪んだ性格へと変貌している。しかし、気に入ったものに関しては特別な扱いをするという。
好物はエショデ。本人曰く「美味しい」。
好きなことは追いかけっこ。とにかく走り、騒ぐ事が好き。
「妾に楯突くものは全員死刑じゃ」
マストル=ディーヴ
年齢:9歳 誕生日:5月2日 異形質:人の異形し子
性別:男 所属:王宮直属使用人 現在:生存
・容姿
頭髪は黒と白の混色を持つ。型は適当で、寝癖がそのままのことが多い。基本短髪。
身長157.5cm、体重50kgの筋肉質。日々のトレーニングは欠かせないとのこと。
軽装が好きだが、王宮使用人の規定上、仕方なく執事服を着ている。
・概要
歴代から第四十六王都に仕えてきた家系の末裔。一人っ子なので、たいそう甘やかされて生きてきた。
生まれつき自らの力を理解しており、メイに見破られるまで隠し続けていた。
頭は冴えるが集中力がないのが悩みで、すぐに思考が停止してしまう。
極力、自らの力で生きることを信念としており、異形質を使うのは誰かのためだけ、と決めている。
好物は卵かけご飯。パンは嫌いだったりする。
「美音様から逃げたい」
エネット=ロウトネス
年齢:不明 誕生日:不明 異形質:不明
性別:女 所属:なし 現在:死亡
・容姿
薔薇色の長髪が特徴的。後ろで結んでおり、手入れの施しが見受けられる。
見た目は20代中盤の美女。
身長165.2cm、体重不明。体つきはスレンダーで、少し痩せているとも取れる。
基本的には黒のローブを纏っている。
・概要
ある日突然、謀反の罪を着せられ、王国を追放となった魔導王。
探究心が強く、自らの意見に絶対的自信を持つ。それ故、自らの意に反する意見に対しては徹底的に潰す。
基本、他人に興味がなく、友ですら自らの実験対象として見ていた節があった。
しかし、時には情に厚く、弟子を守ろうとする一面も見受けられる。
好物はフランスパン。卵は嫌いだが、加工すれば何とかなるらしい。
「邪魔するなら選びなさい。殺されるか、それとも死ぬか」
マキ
年齢:8歳 誕生日:12月13日 異形質:情なる観測者
性別:女 所属:なし 現在:生存
・容姿
真紅の長髪は、ドリル状のポニーテールで纏められている。
身長149.5cm、体重40kgで、腹筋も少し割れている。バストは秘密だが、かなりデカい。
基本的に軽装なので危なかっしい。本人曰く、「多少見えてもお師匠様や歌絲さんなら問題ないッス」との事。
・概要
三歳の頃、両親からも周りの人々からもいじめを受け、瀕死の状態をエネットに救ってもらった過去を持つ。理由は異形質とその驚異的な身体能力。
それからはエネットの元で日々研鑽を続けている。
他人を信用することが嫌いで、エネット以外の人間と関わることを積極的に避けていた。
お師匠様と呼ぶエネットを崇拝しており、神のような存在として敬っているが、同時に悪魔のような本質を持っていると恐れている。
歌絲の事を恋愛対象として意識しており、語尾の「〜ッス」と言うのは、彼との日々が自然と変えさせたものだ。
現在は明るく真面目な性格で、他人のために自分を捨てることの出来るような人間へと成長した。
好物はキャベツ。レタスとの違いが分からない。
「私は天然バカじゃないッス!!」
メイ=グランデ
年齢:47歳 誕生日:3月3日 異形質:導かれる事実
性別:女 所属:王宮侍女長 現在:生存
・容姿
少し黒味を帯びた紫色の長髪を持つ。
見た目は20代前半の美しい女性。
身長167.9cm、体重50kgと痩せ型。47を越えた現在も、その美貌は保たれており、王宮使用人内一番の美女と称される。
着床以外は常にメイド服を着用しており、歴代の侍女長の風貌を感じさせる。
・概要
現在は第四十六王都の侍女長を務めているが、その過去は暗殺業界のトップ。
依頼の引き受けにより、幾多もの命の伊吹を枯らしてきた。現在の通り名は”静鬼のメイド”。
忠義に厚い性格。暗殺業から足を洗った後は友人であり、元ターゲットであるエネットからの勧めを受け職につき、現在へと至る。
バルディナスから堅物と称されるメイだが、本当は誰かと話した経験がないので緊張しているだけ。
見た目が年齢の割に若すぎるのは、他でもない”侍女長の力”のお陰。
好物ははちみつ。しかし、シュークリームは最後まで食べられない。
「私は私のやるべき事をやるだけ。無駄なことはしない主義よ」
ヘヴン=エドマス
年齢:8歳 誕生日:1月2日 異形質:奇跡の人札
性別:女 所属:第二王女 現在:生死不明
・容姿
漆黒に靡く長髪がチャームポイント。
可愛らしい瞳が魅力的で、それは未来すら見通しているように黒く染まる。
身長120.6cm、体重20kgの痩せ型。
基本的に礼儀に厳しいので、服装は王族らしいものを着ている。
・概要
素敵な王女様になることを夢見る8歳。
文武両道を目指しており、日々の努力を怠ることはない。
常に自分より他人を優先する傾向にあり、自らの命すら顧みずに他を助けようと尽力する。
歌絲を専属使用人へと導いた人物でもあり、気分屋でもある。
誰かと話すことが大好き。悩みは体の発育が乏しいこと。
好物ははちみつ。メイにオススメされてから毎日のように摂取している。
「私のやることは、いつも通りですわ」
大まかな人物紹介はここで終了です。他にも本編で登場する人物はおりますが、今回は省かせていただきます。(リクエストがあれば、第二弾で紹介させていただきます)
次は作中登場した異形質の紹介です。明かされていない情報は書き込みません。
【異形質(七十話地点)】
人の異形し子
・保持者
マストル=ディーヴ
・概要
反射、跳ね返すほうではなく、反射神経の方、神経反射ともいう、自身の「危機に繋がる事」であれば脳より早く身体が動く。
子供の時は上手く使えず近づくもの全て殴ってた、「危機反応」の進化系とも言える。
見た目は変わらなかったが、神経が「昆虫」にほぼ近しいものとなった。
運動能力も、視神経が3000倍になったように「身体能力」で言えば、測りえない倍率となった。更に神経が増え、電気信号をより大きく受け取れるようになったので、手の平から僅かな脳の電気信号も雷レベルに増幅し放てる。
身体能力に加え、雷のような速さで動けるようになったが、電気を使いすぎると脳がショートする。
情なる観測者
・保持者
マキ
エネット=ロウトネス
・概要
他人の心を読む。
自らの意思を他人に影響させて操ったり、対象の思考を狂わせることが可能。
自らの思考を感情を伝った波長として対象に送り、会話することが可能。これを感性会話と言うが、この能力は同能力を保持、もしくはそれに近しいものを持っているものとしかできない。
導かれる事実
・保持者
メイ=グランデ
・概要
既に存在する、存在していたもの全てを対象として、それらの性質を自由に上書きする。
対象とするためにはそれらを既知している必要がある。条件を満たせていれば、距離、領域、状態、状況に関わらずあらゆるものを上書きできる。
上書きされたものをさらに上書きすることはできず、元に戻すことも出来ない。上書きされたものは不可逆性を持ち、永久にその状態として存在する。
制限はないが、上書きするために寿命を消費する。
先導者なる断罪人
・保持者
バルディナス=オーバーレイ
・概要
保持者から放たれる攻撃全ては”既に”起こった事実である。
どんなに後者に回ろうと、その攻撃は既に起こっているので、防ぐことは出来ない。
自由意志に関係なく、保持者に及ぼされる影響に自動で反応する。
保持者は、未来で自らが攻撃した事実を即座に知ることができ、自らの意思外での行動も可能となる。
自動能力に制限はなく、危機的問題や日常的問題などに関係せず、保持者に不利益を被る可能性があるもの全てが対象内となる。
奇跡の人札
・保持者
ヘヴン=エドマス
・概要
自らの生命力を代用することで、あらゆるものの状態を思うように改変することが出来る。
改変することの代償は、能力発動後に要求され、要求に応じられなかった場合は、保持者は即座に死亡する。
無機物、有機物関係なく対象とすることができ、確定した事実や不変性を持っているものすらも無視して効力を発揮する。
殺生の探知者
・保持者
灯真
・概要
あらゆるものから発せられる殺衝動、殺気、殺意を自動で読み取る。
その強弱や居所、向けられている場所も全て知ることができ、それに対して自動で対応することも出来る。
しかし、読み取って反応する都度に精神が削られ、長時間能力を行使した場合、一時的な放心状態に陥る。
一弾目は以上になります。
二弾目ではほかの細かな設定について触れていこうと思います。他にも明かして欲しいという設定がありましたら、コメント等に書いていただけると幸いです。




