兄姉ステータス
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【プレイヤーネーム】伊達 Lv35
【種族】獅子族
【職業】タンク
【オンリー称号】守りたい想い
【得意】守護、威圧、芸術
【不得意】水、低温、朝
体力:2260/2260
お腹の状態:満腹
スキル:《大盾術Lv45》《集中Lv36》《獅子術Lv33》《料理Lv30》《挑発Lv28》《耐性Lv28》《交渉術Lv24》
※使用頻度高いもののみ記載
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じゃあまずは俺からな、と政にぃが見せてくれた。
さすがスタートダッシュしただけあり、私とは天と地の差がある。
比較対象がないからわからないけど、これは強いのではないだろうか。
「ここでは伊達って呼んでな」
政にぃが少し照れたようにそう言うと、頭の上に緑の文字で『伊達』と表示された。
伊達政宗から取ったそうだ。
オンリー称号、『守りたい想い』は守るべき対象がいる場合においてステータスが上昇するという効果があるらしい。
完全にパーティー専用称号だなと苦笑している。
その称号と得意分野に守護があることから職業をタンクにし、武器は大盾を使っているそうだ。
体力はレベルによる上昇もあるが装備によるところが大きく、タンクということで、体力に重きを置いた装備にしているらしい。
見た目だけでなく、効果も高い装備品みたいだ。
懇意にしている職人達がいるらしく、また今度メリアのも頼んでみようなと言ってくれた。
今の私の装備は簡素なワンピースと豪華すぎる大杖のみなので、嬉しい。
早くお洒落をしたいものである。
スキルなどについては、また実際に見せてくれるとの事だった。
次に菖蒲ねぇが見せてくれた。
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【プレイヤーネーム】シスターラ Lv34
【種族】機人族
【職業】狙撃手
【オンリー称号】恐るべき命中率
【得意】視界、精密、記憶
【不得意】交流、動物、雷
体力:1570/1570
お腹の状態:満腹
スキル:《狙撃術Lv44》《集中Lv38》《機人術Lv30》《錬金術Lv32》《耐性Lv20》
※使用頻度高いもののみ記載
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「シスターラ。妹愛を込めた。シスねぇって呼んで?」
そう言うと無表情だが頬を染めて、コテンとわざとあざとらしく首を傾げる。
狙ってやっているのがわかっているというのに、許せてしまうのはシスねぇだからこそなせる技である。
なるほど。
リトルシスターラブからシスターラかあ。
相変わらずブレないシスコンっぷりだ。
オンリー称号の『恐るべき命中率』は命中率が大幅に上がる効果で、種族の機人族との相性もいいそうだ。
主な武器は魔力を使って撃つ魔銃。
目を瞑って敵に撃っても急所とまではいかないが、どこかしらには当たる程度には効果があるらしい。
装備品には器用さや魔力に重きを置いて更に命中率をあげつつ、大量に撃てるようにしているとのこと。
弾は自分で制作しているらしく、効果を付けたりできるみたいだ。
ひゃー!
大盾とか魔銃とかロマンがあるよね!
かっこいい、早くみたい!
私のわくわくが止まらなくなっているのを見た伊達にぃとシスねぇは、さっそく近くの初心者御用達の『甘い森』に行こうと提案してくれた。
もちろん行く!
外に出たらわたんも出てこれるし、紹介しなきゃね!
そうと決まれば出発だ。
素早く立ち上がって、2人を急かす。
するとお互いに顔を見合わせて、しょうがないなあといった顔で笑うと、着いてきてくれる。
やっとゲームっぽいことができる!とテンションが上がりまくりな私の足取りは軽い。
楽しみだなあ!
こうして、私達は森へ向かったのだった。