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磨き屋の猫

作者: 夜朝

磨き屋の猫は

猫ぱんちを出したい気分


曇り始めているように見える

鏡をぴかぴかに磨きたい


でも

まだ

鏡の持ち主の

気心が知れていないので


まず

猫を被って

様子をうかがいたかった


この猫

どういう猫なのかな


どれくらいまでなら

言っても

大丈夫なのかな


目深に被った猫の下で

ちょいちょい

探りを入れて

猫ぱんちを

出しても大丈夫かどうか考える


……


磨き屋の猫は

猫ぱんちを出したい


曇り始めているように見える

鏡をぴかぴかに磨きたい


けれども

持ち主の猫は磨き屋学校のひとつ先輩で

鏡の磨き方ならとうに知っている


曇り始めているように見える

それは光の加減の目の錯覚か?


磨き屋の猫は

自分の鏡を磨きながら

ちょっとため息をついた


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