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あとがき



※ ストーリーについて



 他の連載をしてる中、ふっと書きたくなったのがこの話でした。

 自転車を倒して誰もが見て見ぬふりするなか、助けてくれた男子――素敵だと思います。まあ、それが“カッコイイ男子なら”という条件付きですが。

 第1話の美結の出来事は――実話です。助けてもらっていい人だなって思って、でも顔や動作が普段だったらお近づきになりたくない男子だった――

 これがカッコイイ男子だったら恋が始まるのになぁ~って思ったのがこの作品を書くきっかけになりました。

 ちなみに私を助けてくれた方は、自転車で通りかかったのにわざわざ自転車を止めてまで助けてくれました。この上なく親切な方でした。ほんと、人は外見で判断しちゃいけないです!

 って思いつつも、やっぱ第一印象も大事とも思ったり……

 この話の中には、恋が始まりそうなシチュエーションを散りばめてみました。もちろん、“ダサ男”という条件付きで。

 ちょっと視点を変えてみれば、あちこちに恋の入り口って落ちてるんじゃないかなっと思うのです。

 最後はお決まりの……ダサ男は実はイイ男っていうオチですが、美結はダサ男のままでもいいと思ってるんじゃないかな? むしろダサ男のままじゃないと、普通に話せないでしょう。



※ キャラについて



世良 美結 (せら みゆう)


高校二年生、十七歳、主人公です。名字も名前も可愛くて気に入ってます。

ドジ、おっちょこちょい、落ち着きがない――という設定ですが、そこまでドジなイメージではないかな?

親友の希の影響――希の過去に付き合ってきた男の子達がダメンズすぎたのでしょう――で、プチ男嫌いというか現実の男には興味なく、アイドル好き。ただし、アイドルグループZECU(ゼク)のメンバーである幹限定。生写真をパスケースに入れていつも持ち歩いている。身長155cm。



植草 優真 (うえくさ ゆうま)


ダサ男。本名は、作中ほとんど出てきてません。

美結の同級生で、美結のピンチをいつも助けてくれる。もさっとした髪型、暑苦しい前髪に瞳は隠されている。身長179cm、だけど学校では猫背。

特進クラスの二年一組在籍で、成績は常にトップクラス。

中学生になり急にモテだし、周りの変化についていけなかった。ほとんど話したことないような子に告白され、外見だけで判断されることに、外見コンプレックスになる。

幹の提案で、ダサ男の格好で高校デビューしてしまった優真……、彼に無事春が訪れて、幹が一番ほっとしてるでしょう。



門真 幹 (かどま みき)


人気急上昇中のアイドルグループ“ZECU”のメンバー。メンバーは全部で四人。

通称ミッキー。薄茶毛、女の子と見まごうような優美な顔、白い肌には色素の薄い瞳と形の良い唇の美少年。

天使なスマイルのアイドル――実は猫かぶりという設定。

本当は年齢よりもかなり子供っぽいのではないでしょうか? 口調は俺様な時があるけど、我がままではないと思います。なにより、友達思いのイイヤツです。

美結にちょっと惹かれたのは……ここだけの話です。



※ for Thank you!



 恋愛初心者な美結と優真は、やっと同じ位置に立ったというカンジです。

 お互いの気持ちが分かった翌日バレンタインデーのエピソードも考えてはいたのですが、来年、書けたらいいなぁ~。

 ラブコメを目指してみましたが、いかがでしたでしょうか?

 笑って呼んでいただければ嬉しいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 本当にたくさんの方に読んでいただき、感謝です!



2012.2.21 滝沢 美月




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