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ボクらのキセキ  作者: Kyomu
2/12

謎の空間

どうも。二話目です。メチャジカンカカタ

「ん、ここは…」

 

 目が覚めると見知らぬ空間にいた。

 ここは何処なんだろう?そう思っていると…

 

「お目覚めになったようですね」

 

「だ、誰!?」

 

ボクは周囲を見渡す、しかし、誰も見当たらない。

 

「あら、失礼しました。少々お待ちください」

 

 謎の人物がそう言った次の瞬間、ボクの目の前にいきなり女性が現れた。

 

「うわぁ!? い、いきなり人が現れた!?」

「驚かせてしまったようですみません。私の名はジェリーネ。あなた方の世界で言う神様です。」

「え?」

 ボクは改めて女性を見る。年齢は二十歳くらいで綺麗な黒髪のお姉さんという雰囲気だ。それよりも…

 

「神様って、冗談言わないで下さいよ。どうせいきなり現れたのだって何かしらのマジックを使ったんですよね?」

 

「あら、信じてないのですか?ならこれを見てもまだそんなことが言えますか?」

 

 自称神様のジェリーネさんは何処からか手鏡を取り出すと、ボクに見せてきた。すると、そこには…。

 

「え、何これ?」

 

 ボクの姿では無く、白色のふわふわした球体が映ったいた。

 

「動いてみて下さい」

 

 ボクは言われたとうりに体を左右に動かしてみた。すると、ボクの動きに合わせて球体も左右に動いていた。

 

「な、何じゃこりゃあ!?」

 

 意味が分からない、これは一体どうなっているんだ?

 

「これで、私が神様だと分かっていただけましたか?」

 

「…仮にあなたが神様だとして、ボクに一体何の用なんですか?」

 

「単刀直入に言います。東郷千秋さん、あなたは死にました。」

 

「………え?」

 

 ボクが死んだ?いや、でもここに神様がいるとしたらそういうことなのかもしれない。

 

「あら、意外と落ち着いているのですね。大抵の人は混乱するか、『転生ヒャッホウ』などと訳の分からないことを言うのですが…」


 たしかに、死んでしまったというのに、やけに落ち着いている自分がいる。

 

「いや、これでもかなり驚いていますよ? ただ、意識が途切れる直前でもう助からないなと思っていたから自分が死んだと理解出来ているだけですよ」

 

 そういえば、ユートはどうなったんだろうか。ボクはそれを聞いてみることにした。

 

「そういえば、親友のユートはどうなったんですか?」

 

「あぁ、彼ですね。彼なら大丈夫ですよ。あなたを死なせてしまったという後悔や悲しみが強いですが、きっと立ち直るでしょう。」

 

「そうですか、ならよかったです。」

 

 ユートはモテるし、たぶんこの先彼女も出来るだろう。だからいつまでもボクのこと引きずって欲しくない、出来れば早く立ち直ってくれるのを願う。

 

「では、本題に戻るのですがあなたはこの後魂級チェックをしてももらった後に転生してもらいます」

 

「魂級チェック?」

 

「はい、魂級というのはその名の通り、魂の位のことです。生前に何か凄いことを成し遂げたり、人々に感謝される様なことをすると、この位がどんどん上がっていきます。死後はこの魂級がどれだけ高いかを測り、高ければ高いほど来世ではより良い人生を送ることが出来るようになっています

 

「へぇ〜、そんなものがあるんですね」

 

 ボクは前世では特に何もしていないし、感謝される様なこともしていない、もしかしたら来世はミジンコとかに成るかもしれない。

 そう思うと、少し怖くなってきた。出来れば来世も人間がいいな。

 

「では、早速こちらの水晶に触れて下さい、そうしたら水晶にあなたの魂級が浮かび上がってきますので」

 

 ボクは水晶に触れたみた、すると……。

 

 ビー!ビー!エラー発生!エラー発生!測定デキマセン!

 

「「………え?」」

 

 なぜかエラーが発生してしまった。

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