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6話

急に不安になりオロバスに助けを求めたけど

何やってんだか。


私は経験を積んで

あの、豚って言った奴らを見返すんだった!

なーに弱気になってたのか!


あやゆう加奈かなを誘って

合コンだーーーー!


みんな可愛い。

綾は頭も良く、清楚系。

優は元気いっぱい。

加奈は天然だけど美人だ。


きっと竹下さ…じゃなくて航君達も気にいるはず!

私は経験を積みます!練習です!


なんて勢いできたものの…


慣れません。

慣れませんねー、今牛一華。

さてどうでるのでしょうか?


おおっと、さっきからジュースばかり飲んでいるが

カロリーは大丈夫か!?


自分自身で実況をつけ遊ぶ。

他の3人はそれなりに楽しんでいる様だ。



「…はぁ」



ついつい溜息が出てしまう。

カラオケで良かった。

周りに聞こえないので場の空気を悪くする事もない。



「楽しんでるー?」



航君の友人の一人が声を掛けてきた。


…誰だっけ?

うーーん、あ!けん君だ。



「はいー!」


「一華ちゃんは彼氏いんのー?」


「いませんー!」


「そうなんだー!どれぐらい居ないの?」


え。


い、言わなきゃ…いけない?

引かれないかな。遊んでそうだし…。

でも嘘つく訳にも…



「ずーっと居ない…です」


「え!?ずーっとってずーっと?」


「…はい」


あーやっぱ、あれかな。引かれてるかな。

早い子とかだと中学とかから彼氏彼女が居たし。

もっと早いと小学生とかで居たし。


17でも遅くは無い。

決して遅く無い。けど…


遊んでそーだもんな、この人達…。


「へー。じゃ連絡先交換しよ」


「え、あ、はい」



ま、交換もノリなんだろーな。

なんて思っていたんだけど…




続いてます。結構。


毎日おはよう。から始まり

おやすみ。で終わる。


マメだね。


嫌じゃないけど。



私はレジに待機して

お客さんが来店するといらっしゃいませーと声を掛ける。ただ今は雨が強い為に誰も居ない。


隣には航君が居る。

棚の補充を終えたらしい。



航君いわく、健君は彼女に浮気されたんだって。

今もちょっとトラウマなんだって。

見た目チャラそうに見えたけど、一途らしい。


ちょっと反省。

健君、ごめん。


慰めてやってよとか言われたけど

え?荷が重く無い?冗談でしょ?


というかベラベラ喋っていいのか?航君。

お友達のプライベート!


心の中で突っ込んでいると

航君が思い出した様に

あ、そういえば…とか言って

  

「一華ちゃんは今まで彼氏居たこと無いんだってー?」って揶揄われた。

何が悪い!って心の中で反論する。


「ちなみに、航君の初カノは?」


「中1」


「ですよねー」



想像通りだ。うん。



今まで何人付き合ってきたの?って

聞きたかったけど

なんか怖くて聞けなかったよね。


暇だからってバイト中に私語は慎む事にしまーす!


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