表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

4話

テスト勉強、頑張りました。


終わりました。


結果は!!!!


現代文、古文、世界史は楽勝。

数学の出来も良かったよ!

オロバスのお陰!


ギリギリセーフなのが英語。

教科書、全部暗記した!後は勘。

オロバスも頭抱えてた。


毎晩毎晩、本当に大変だったよね。

私の様な子の先生なんて絶対やりたくないね。


だから、


オロバスにはお礼としてアイスを奢る約束がある!

丁寧に教えてもらったからね!

ああ見えて甘いもの好きとか可愛すぎ!


好物がアイスって…

魔界とかにあるのかな?謎過ぎる。


え?アイスを食べるのかって?


わ、私?私は我慢よ?大丈夫!

あれからまた2キロ落ちたの!


たまには食べても良いんだろうけど

私、今食べたらダメな気がするの。

タガが外れそう。



よし!そろそろ!

ショートホームルームを終わる!

時計を何回見た事か…


テストも終わり開放感もある!


「オロバ…」


オロバスの名を口にして手を挙げた時

他のクラスから女の子がオロバスを呼び出した


あ、何か。

寂しい。


絶対告白じゃん。


なんだかんだいつも一緒に居るから

もしも付き合い始めたら…って無いか。


悪魔だし。

え?あるかな?…ある?


き、気になるけど、

ダメダメ。

漫画みたいについて行かないよ〜!


しばらくしたら戻ってくるだろうと

私は椅子に座り直し机の上でうつ伏せになった。




「…んーーーー?」


寝起きで頭がぼんやりする中

ここはどこなのか確認する。


学校…だ。


「一華?」


横から声がしてハッとする


「…ん!?…寝ちゃった!?」


「…ヨダレ汚いぞ」


「あ、ごめん。顔洗ってくる」



寝てしまうとは…

しかも学校でヨダレ垂らすって

乙女としてどうなの。


受け止めてくれる男子って居るの?



お、オロバスに聞いてみようかな?

いや、奴は実は何千年と生きているであろう悪魔だ。

許容範囲が広いかもしれない。


教室を飛び出して一番近くの水道で顔を洗った。水が冷たい…目が覚める。

ハンカチを出してゴシゴシ拭く。


すっぴんだからね。楽だね。


また来た廊下を走って戻った。


「ごーめん!お待たせ!」


「ああ。俺も待たせたし、ごめん」


さっきは急いでいて気付かなかったけど

空が少しオレンジ色になって綺麗だ。


多分だけど起こさずに待っててくれたんだ


「オロバス、ありがとう」


ちょっと照れ臭くて顔が見れないけど

お礼だけは、やっぱり言いたかったんだよね!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ