表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/124

人形のおくりぬし

「まあ、何て恐ろしい!」

 クレアは口元を押さえて凍り付いている。


「つまり、誰かが私を呪おうとした、そういう事ですね?」

「ああ、その通りだ」

 セシルが重々しく頷いた。


「でも、一体誰が……」

 クレアは困惑したように言った。


 だが、この場にいる誰もが、そんなのは分かり切っているだろうとでも言いたげな顔をしていた。ネルソンでさえも、ある女性の顔が浮かんでくる。全員を代表して、クレアの攻略対象の一人、ロビンが口を開いた。


「こんな事は言いたくないんだけどよ」

 ロビンは頭をボリボリと掻いた。


「どう考えても、あの人が犯人だろ。つまり……」

「ネルソン、君だったのですか!」

 

 ロビンの横にいたルースが、素っ頓狂な声を上げた。皆が意表を衝かれたような表情になる。


「ルース君? どういう事かね?」


 不可解そうにカルヴァンが尋ねた。ルースは、「ここを見てください」と言って、先程のページの該当箇所を指さした。


「『わらで人形を**り、そこに*****のかみを付着させる。**に人形******れば、呪*は**する』。元々は、こう書かれていたのではないでしょうか? 『わらで人形を作り、そこにおくりぬしのかみを付着させる。夜中に人形をあいてにおくれば、呪いは完了する』」


 確かにあの人形は、夜の内にクレアの元に届けられていたようだった。それに、人形に金の糸みたいなものがついていた事も、ネルソンは覚えている。どうやら、その糸の正体はネルソンの髪の毛だったとルースは言いたいらしい。


 だが、そんな推測を聞かされたところで、ネルソンは困惑するしかなかった。何せ、ネルソンはそんな呪術を行使した覚えなどまるでないのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ