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少女の世界が変わる日

 白い雪の中で村が燃えている、沢山知らない人達があっちこっち火をつけて大笑いながら村の人たちを殺めている。少女は窓から外の地獄のような風景を盗み見して母と一緒に様子見のため出かけた父を待っている。

 しばらくして、ドアが力強く開かれて少女の父が入って来た。


 「もうすぐ来る、早く裏門からにっ......」


 急に話が途切れて、火の光に照らされた刃が少女の父の胸を貫いた。


 「げ......ろ......」


 母と少女は目を丸くした。最後の言葉を吐いて倒れてゆく父を見て少女は叫んだ。


 「お父さんっ!!」


 急な場面に驚かれて呆然とした母は少女の叫び声に我を返して、彼女の手を掴んで裏方の門まで駆けつける。そして『ぱん!』とドアを開けてから少女に振り向いた。


 「良い?メリッサ。このまま北の奥地へ逃げなさい、そうなればきっとこの人たちから逃れる。急いでるからこれしかないけどないよりましでしょう。さあ、はよいきなさい!」

 「お母さんは?一緒に逃げようよ。」

 メリッサは涙目で母に懇願する。

 「お母さんはここでメリッサを逃がす時間を稼ぐから一緒にいけないの。さっ早く!」

 「いやです!お母さんも一緒に逃げなきゃ!」


 メリッサは母を抱きついて一緒に逃げるとお願いする。

そうしている間に後ろから追っ手がどんどん迫ってきている。母はしゃがんで抱きつく娘の頭を撫でて優しい声を掛ける。


 「一緒に行けなくてごめんなさい、メリッサ。でももう躊躇する余裕がない、あなただけでもいきてほしいの、こうしないとあの人達から逃れない。お父さんとお母さんをここにおいて」


母はメリッサの胸に手をおいて彼女の目を見つめる


「そして頭を澄ませて、心を強くして生きなさい」


そう言って母は娘を門の外へ押して鍵をかかる。


 「おかあっ......!!」


 メリッサはまた母をとめようとするとき、ドアから血まみれの剣が突き出された。何があったかいやでも分かる。だから彼女は手で口を覆って声を殺し泣きながらそこから飛び出した。


 「くそっこの馬鹿女、手間をかからせやがって。おい、お前達早くあのガキを追え。魔族は根こそぎ取り除かねば。」


 眼帯をつけている女はドアに釘刺さられた女性を一瞥してほかの連中に言った。そして走って少女を追うに行った彼の仲間らしき人達の後姿を眺めながら呟いた。


 「魔族は一匹残らず取り除くべきだ。」





 「はっ......はっ......はっ......はっ......。」


 メリッサは全力で走っている。冬の寒い空気が肺に潜り込んで彼女の胸を痛めて喉から血のにおいが匂わせる。体がくたくた、足が棒になってて一歩も踏み出せないくらいけど、とめではいけない。止めたら殺される。


 「見つけたぞ、早く追え!」

 「俺たちから逃れると思うなよ、魔族め!」


 彼女の後ろから追いかけてくる突然村にやって来て残殺をする人達の叫びがだんだん近づくのを聞こえてくる。

しかし、逃げなきゃっていう願いは体力が聞いてくれていない。結局、追っ手に追い詰められた。彼らは少しずつメリッサを囲んでいって武器を抜く。


 「近寄らないで!何でそんなひどいことするんですかっ!」


メリッサは豆みたい大きな涙をこぼしながらわめいた。


 「こいつ何を言ってるんだ?」

 「さあ、魔族の言葉なんざ分かるわけねぇだろう?はやくやちゃてよ、寒いぜ。」

 「はいはい。」


 追って来る男の一人が徐々に剣を抜く。メリッサは両手を頭の上に挙げてガードするような姿勢になってゆっくり後退しずつ震えている唇を開いた。


 「や......やめてっ......殺さないでっ......。きゃあっ!!」


 後ろは下り坂みたいで、メリッサは足を滑てごろごろ転んで落ちって行った。足は痛めたのようでそのまま動いてない。


 「おい、下に落ちったぞ。どうする?」

 「どうするもなにも、とどめをささなきゃだろう?」


 男達はゆっくり下り坂を降りた。


 「誰か......助けて......っ。」


 自分に近付く男たちに振り向いて、メリッサは体を無理やり起こし捻挫をした足首をひきずって近くの茂みに身を潜んだ。


 「あきらめの悪いガキだな。」

 「無駄話しないで早く探すぞ。でないとまだ隊長にぼこぼこされるよ。」

 「あぁ、めんどくせぇなーー。」





 ある男が森の中に居た。その男は一見どこにでもある人族の冒険者だけど、フルフェイスヘルメット式の兜を被ってる。一般的の状況なら、冒険者は兜などの鎧は被らない。なぜなら、視野が制限され周りがよく見えないからだ。知名度を上がるため兜を被らない人間も居るが、やっぱり戦争と違って魔物相手じゃあ見切れないと対応が難しい。だから被っても帽子見たいな仕様がもっとも汎用されている。

彼は冒険ギルドの掲示板でクエストを受けてこの森にやってきた。そのクエストはこの森『黒の大樹海』を探索し地図を作ることだ。


 「楽なクエストと思ったのにな......。まさかこんなに苦労を掛けるなんて。それじゃああの賞金、釣り合わないだろが。」


 手に紙とペンを持って彼はまた愚痴を吐いた。


 「ここの磁場めちゃくちゃ過ぎる。木も多すぎて空が見えない。ここまでにしてまちにかえろうか。」


 紙と筆記道具を鞄の中に閉めて彼は町に戻ろうとする。


 「ったく......もし先日の討伐隊募集に応じればよかったかもしれないな、お金沢山もらえそうだし......。しかしあれは何のための討伐隊だっけ?まっ今更どうでもいいけど。」


 ボソボソ言いながら、彼は帰路に着く。


 ガサッ


 茂みから何か聞こえる。足を止めて彼は頭を左右に振って音の出る場所を探す。


 ガサッガサッ


 また同じ音。彼の斜め左からだ。


 ガサッガサッガサッ


 その音は自分を気づいて離れようとした。


 男は武器を構えてその音の元に駆けて茂みを掻き分ける。


 「何者だ!」


 そう大声で叫んだ彼の前に表したのは小さな女の子だった。びっくりして座り込んだその子の体は枝に傷付けられてあっちこっちかすり傷だらけだった。加えて、足首が捻挫をしたようで腫れている。彼女は彼に背を向けて必死に逃げろうとするが、足が負傷のせいでうまくいかないらしい。


 「君、大丈夫?その足の怪我は手当てあげるからちょっと待ってね。」


 彼は声をかけてみることにしたけど女の子から返事はなかった。だから彼女に近寄って手を伸ばしてもう一度声をかけようとしたが、彼の手は彼女に振り払われ、その勢いで二人は顔を向け合った。彼女の目から恐怖の色がついていて震えているように見えた。何が彼女をそんなに震えさせるのだろうと彼は思っているが、答えはすぐにはっきりした。


 「金色の瞳!?君っ、人狼なのか!?」


 男は驚きを見せた。


 (えっ、なに?だから先日のあの討伐隊員募集の討伐対象は人狼だったか!?この森の中で人狼の里があったって事か。まぁ、ここは魔族の縄張りだし......。でもそうだったら何があったか想像に難しくないな。ってことはこの子はその生き残りか?)


 そう考えている間に、少女もゆっくりだがすこしずつ彼からはなれようとしている。その時。


 ガサッガサッガサッガサッガサッ


 数人の足音があって茂みを掻き分けながら二人の所にかけてくるのは分かった。男は彼が急に近寄ったせいで抗っている彼女を急いで自分の後ろの拾い物を入れる袋に放り込んで「静かに。」と一言言って袋をくくった。


 「よう、これはこれはアロンさんじゃあねぇか。奇遇だな。おまえここでなにをしてるんだ?」

 「サクンさん!ほんとうに奇遇だねぇ。オレは地図作成のクエストをやっているんだ。今帰るところだが。」

 「へぇー」

 「サクンさんこそなんでここに?たしか討伐隊に参加してるんだろう?隊と離れて迷子?」

 「そうじゃあねぇよ。一匹殺しそこねたガキを追っているんだよ!確かにこの方向に逃げたか、見たか?」

 「ないね。あったら捕まえてるよ。」

 「それもそうか。お前ああいうのに対していつも興味津々だからな。いつもへんな物ひろってきやがる。もうやめやめ、一匹を逃がしたところでなにも起こらないさ。お前ら戻るぞ!」

 「いいんっすか?」


 サクンと一緒にいた男達の一人が質問した。


 「クリスティーナ隊長に『殺した』と報告したらいいんだよ。どうせ確認やしないんだ。行くぞ!」

 「またギルドでね。」


 アロンは笑顔して手を小さくサクン達に振る。

男達は引き上げようするそのとき、サクンはビクっとして再びアロンに振り向いた。


 「待てよ。お前ああいうのにたいしていつも興味津々だから......、まさかすでにそいつと会って俺達をごまかそうとしてるじゃあないか?」

 「まさか。魔物はともかく魔族は度が過ぎるだろう。クリスティーナにしられたら半端じゃあすまないよ。」

 「それもそうか......いや、まだだ。そのやけに大きい袋、中身見せてまらうぞ。」


 サクンはアロンの隣にいるさっき彼女を入れた袋に指差す。


 「どうぞご自由に。」


 サクンは袋に近づいて勢い良く袋口を開いた。


 「うあっ、なんだこりゃあ。石?」

 「これはね、爆弾小石という魔物らしいよ。」


 アロンはひとつ取り出しサクンに見せる。


 「この魔物は石みたいに擬態できる。衝撃を与えてこいつは自爆するんだよ。でも威力はそんなに強くないから危険はないと思う。それに石に擬態できるのに石みたいに硬くならない。あもしろいだろ?」

 「......お前の危険の基準はあてにならねぇよ......。」

 サクンと他の連中は呆れた顔をアロンに向ける。

 「他にもあるよ。見る?」

 「わかったからもういい。お前のそれに付き合いられるかっ!」


 その言葉を残してサクン達は引き帰った。


 「もう大丈夫。彼らはもうここにいない。」


 アロンは少女を袋の中に抱き上げて、ゆっくりと木の下にもたれかからせる。


 「なんでたすけたんですか?」


 彼女はまだ安心できないみたいで、体が強張っていて縮ませている。


 「ごめん、魔族の言葉はオレはわからないんだ。」


 アロンは少し苦笑して頭を横に振る。そして指で自分を指してから少女に向く。


 「オレはアロン。君は?」


 彼女はアロンの意図を理解したようで口を開いた。


 「メリッサ。」

 「分かった。じゃあメリッサ、オレはこれを君にしてあげたいがあいにくここにいるやつは足りない、町に戻らなければならない、だから君を連れで帰る。いい?心配しないで君に危害を加えることはないから。」


 アロンは懐から紙と筆記道具を取り出して描きながら手勢に合わせて説明する。メリッサは紙とアロンを交代に見て、考え込む様子を見せた。しばらくして彼女はゆっくり頭を小さく縦に振った。


 「よし、じゃあさっきの袋に隠れて。」


 アロンはさっきメリッサを入れる袋に指差したけど、どうやら何があったのようで彼女は顔を少ししかめた。


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