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「もう一度!!」


 バーディが言った。


 は?


「もう一度!!」


「アタシは…」


「チ・ガ・ウ!! その前だ!!」


 うん?


 そ、そうか!!


「バーディ様、カッコいい!!」


「うむうむ」


 バーディが満足げだ。


「いいだろう。お嬢さんの降伏を認めよう。命は助けてやる」


 ホッ。


 何とか…助かった…。


「ミューちゃん!」


「何じゃ、ネコノ?」


「もう遅いけど…」


 確かに、もう遅い。


 残念じゃが、マーリンは敗けた。


 アタシはアタシとネコノが生き残る道を何とか確保した。


「マーリンは…」


 ネコノが、そこまで言ったとき。


 アタシは周囲の異変に気付いた。


 いつの間にか濃霧がたちこめてる。


 な、何じゃこれは?


 山の天気は変わりやすいとはいえ、さっきまで晴れ渡ってたのに!?


 あっという間に目の前が霧に閉ざされて、何も見えなくなった。


 誰かが何かをわめいてる声が、かすかに聞こえる。


 バーディか?


「ネコノ?」


 ネコノは答えない。


 霧が少しずつ晴れてきた。


 大きな影が並んでるのが見える。


 何か居るぞ!!


 更に霧が消えていく。


 大きな影が何者か分かった。


「あれを見よ! 何と情けない姿よ!!」


 影の正体…アドロポリスの神々がアタシに言った。


 そ、そんなバカな!?


 何故、奴らがここに居る!?

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