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 延々と続く砂漠の向こうに、やっと神殿が見えてきた。


「よっしゃーーーっ!!」


 アタシは気合いを入れて猛然と走った。


 欲望パワー全開じゃーーいっ!!


 解放されてる神殿の入口を一気にくぐり抜ける。


 神殿の中は大きな大理石の柱が何本も立っていた。


 とにかく奥へ進む。


 一刻も早く願いを叶えないと。


「ミューちゃん、魔力の気配を感じるよ。ギャバッ! すぐ近くだよ!」


 ネコノの言葉通り、広間に入ったアタシの目に玉座に座る女の姿が映った。


 あれが「フラクタルの女王」?


 そこからアタシは慎重に歩いた。


 うるさくして、女王のご機嫌を損ねたくない。


 女王は黒いドレスを身にまとい、物憂げな表情を浮かべていた。


 長い髪の毛は外の砂とよく似た青色だ。


 アタシを見る瞳は白い部分が無くて、全て真っ黒だった。


「久しぶりの訪問者よのう」


 女王が言った。


 こいつがホントに願いを叶えてくれるの?


「願いを叶えて欲しくば、この誓約書にサインせよ」


 女王が人差し指を回すと、アタシの前に1枚の紙切れと1本のペンが現れた。


 宙をフワフワと浮いてる。


 よし!!


 これを書けば願いが叶う!!


 まずは身体を元に戻してから、自力でモルガングレムスを呼びだそう!!


 アタシが紙とペンに手を伸ばすと「ギャババッ!!」


 ネコノが急に暴れだした!!


 何じゃ、いきなり!?


「ミューちゃん、サインしちゃダメだ!! それにサインすると女王に魂を食らい尽くされちゃうよ!!」


 は?


 何、言ってんの?


「女王は嘘を広めて、ここに来た人を騙してるんだよ!!」


 な、何じゃ、その突然の死亡フラグは!!

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