幕間「フェアリーの生態レポート1」&キャラクター紹介
魔法生物、それは我々人間含む動植物とは全くルーツを分かつ者たちの総称である。
魔法生物の大多数は魔素の豊富な土地に分布していて、肉の躰を持たず、魂魄に生体機能が集中している。そしてそれらは独自の生態ピラミットを形成し、真性生物の構成する物と、食物サイクルが互いに干渉することはない。(ただし例外は存在する。また、生存圏の争いは多々である。)
そして、そのように特異な魔法生物の中でもとりわけ異質なのは、フェアリー種である。
フェアリーは1640年にエルフの学者によって発見、命名される。
体長は親指程度。昆虫の翅の生えた童女のような姿で、その食性は果実、樹液、蜜と多岐にわたるが、それらを摂取する必要性は薄いと一般に考えられている。
発見当初植物、動物、魔法生物いずれの特徴も持つ彼らの存在は全くの虚構の産物であると思われたが、後の探検隊により再発見され、その存在が確約された。
しかしその生態については、生息域が狭く、また個体数が少ないために今も研究が進んでいない。
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リリーホワイト
現在6歳くらいの見た目の妖精の子。白いストレートの髪に金の瞳。
前世において過労の苦に苛まれ自殺するも、転生し、この姿に。
一時パニックになったが、ポピーとの触れ合いで持ち直す。
マッパ。首飾りは外へ出られない子のためのお守りだった。
なお高田一雄の名が今後出ることはない。
スノードロップ
同じく6歳くらいの妖精の子。白のゆるふわパーマに翠の瞳。
リリーの双子の姉、舌足らずで年相応の言動。
最近飛べるようになってきた。
マッパ。首飾りは外れてるので、丸裸。
シャーレイポピー
10歳くらいの見た目の妖精の子。オレンジの天パに橙の瞳。
とても活発で元気溌剌な女の子。
仲間内じゃ大きい翅を持っていて、それが自慢。足も速い。
初めてできた下の妹のことをかまいまくってやろうと思っている。
マッパ。
ネメシアメロウ
20くらいの大人の女性。濡れ羽色の真っすぐの髪に紫の瞳。
理知的で、大人びた言動、常に子供達の事を気にかけている。
背中に生えているのは虫羽根ではなく、緑の植物の蔓。
子供達には惜しみない愛を注いでいる。
透けるほど薄いベールを身にまとっている。
カンナオランジュ
ポピーとそっくりの、双子の妹だった。
去年の晩春に早逝する。
病気がちでも姉のことを想う優しい子だった。
幕間、キャラ紹介でした。
次回より第2章「湖畔の子供たち」が始まります。