表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/50

18

「ふー 飲んだ飲んだ、食った食った。 でも、全然酔わなかったな?」


「それは、状態異常無効だからですね」


「無効で酔えないのも寂しいね、お酒を飲んで酔えないのはツマラン」


「バシップの【全状態異常無効】を部分的に解除すれば酔えるはずですよ?」


「そんな事できるんだ?」


「はい、【全状態異常無効】の子スキル【酔い状態無効】を【酔い状態耐性】の特大、大、中、小のどれかに変更すれば可能です」


「そっか、明日にでも早速試してみるよ。 あと、なんか忘れているような?」


「水浴びを忘れていますよ?」


「それもそうだけど、なんだったっけ?」


「それなら、奴隷の話ですか?」


「そうそれ、ミラさんに続きを聞くのを忘れてた」


「奴隷の首輪は原理は単純だと思いますよ? 首輪に契約の魔術式を組み込んでいて、奴隷に強制的に契約を履行させるモノだと思います」


「それって、逆らったりしたら首輪が絞まるとか?」


「恐らくはそうでしょう。 あと、電流モドキの雷の魔法が発動するとかかもしれませんね」


「怖いね、犯罪奴隷も借金奴隷も本当なら自業自得だけどさ、人攫いに遭って無理矢理に奴隷にされるのは、悲惨過ぎるし間違ってるよね」


「そうですね、人攫いや強盗、野盗の類いと悪徳奴隷商人でも殺すか、逆に犯罪奴隷に落としますか? 間違いなく貴族も釣れますね」


「知り合ったみんなが、そんな目にあったら確実にヤルけど、まず先に、この世界に慣れないと」


「そんな目にあってからでは遅いのですけれども、取り敢えず水浴びに慣れるのが先決ですね、行きますよ」


「なんか目が怖いよエリカ?」


「気のせいですよ、気のせい」



こうして二人は水浴び場に向かったのであった。



「かゆいところは御座いませんか?」


「ん? 天辺が少しかゆいというか、なんでエリカが洗ってくれてるの?」


「私はリリーの従者ですから、ご主人様の身体を清めるのは当然です」


「それはそうなんだけどさ、なんか納得できないような?」


「それにリリーは女の子の身体の洗い方を知らないでしょ? 女性の身体はデリケートなんですから、男だった時みたいにゴシゴシしたら駄目なんです」


「ゴシゴシ気持ちいいのに、反論できないのが悲しいのやら悔しいのやら」


「では、こうしましょうか? 私はリリーの身体を洗いますから、リリーは私の身体を洗って下さい」


「え!? いいの?」


「エロギツネめって練習ですよ練習♪」




百合な妄想でお楽しみ下さい。




「こ、腰が立たない……」



ツヤツヤ



「初めてのリリーには刺激が強すぎましたかね? 抱っこしてあげますから大丈夫ですよ♡」


「身体の洗いっこが、なんでこんなことに……」


「でも、気持ちよかったですよね? あんあん啼いてましたし♡」


「た、確かに気持ち好かったけどって、なにいわせやがるんですかこのドS娘は!」


「ふふ、リリーがいい子にしていたら、もっと気持ち好いことしてあげますよ?」


「う゛…… お、お願いしたいかもです……」


「あん、もうリリーってば可愛いんだから!」


「あんたたち!」


「ひゃう!」


「聞こえてたよ。 まあ、そういう関係もあるさねぇ♪」


「ろ、ロッテさん、ご、誤解ではないですけど、誤解ですから!」


「ロッテさん、おやすみなさい」


「はい、おやすみ、夜更かしするんじゃないよ?」


「はい、ほどほどにしますね」


「え、エリカ? このあとは寝るんじゃないの?」


「ふふ、夜はまだまだ長いのですよ?」


「ふぇ~ ロッテさん助けて~」


「情事に首を突っ込むほど野暮じゃないさね~ ほどほどに頑張んなよ」


「はい、では失礼します」


「ひぇーーーーーーー」



エリカに抱きかかえられ連れ去られるリリーだったのである。





「リリーは栗とリスは好きですか?」


「なに、その一歩間違えればピーな卑猥な言い方は?」


「好きですか?」


「ま、まだ自分の身体に慣れてないから、よく分からないというか……」




「リリーは勘違いして勝手に自爆しているみたいですね」


「勘違いって、エリカがクリ○リス好きかって聞いてきたんじゃない?」




「私が言ったのは、栗とリスですよ? ほら、天津甘栗、これ美味しいですよ? それとこっちは、リスがキャラクターの髪留め、可愛いでしょ?」


「んなっ! だ、騙された! というか、そんなのドコにあったのよ!」


「普通にアイテムBOXの中にありましたよ?」


「嘘だ、そんなの記憶にないよ……」


「それと私はカマンベール味のアワビも好きですね♪」


「そんなの無いから!」


「あら、可愛いお豆さんの下に付いているじゃありませんか?」


「私のはカマンベール味じゃないもん! さっき、ちゃんとエリカが洗ってくれたじゃん! それにアワビみたいにグロくない筈だし!」




「また勘違いしているようですね? 私が言ったのは、干しアワビのカマンベール味、豆入りですよ? ほら、これは完全にお酒のおつまみですね」


「あ、悪意を感じるんですけど」


「なぜですか? 私は事実を言ったまでですよ?」


「エリカの言い方が紛らわしいのよ!」


「それはリリーの心が穢れているからですよ」


「嘘だ! 絶対に、いやらしいな事を想像させるように誘導したクセに!」


「それは受け取り方の問題ですよ? あくまでも、純粋な心の持ち主はリリーのようには受け取りませんよ?」


「ぐぬぬ」


「まあ、狙ってやったんですけどね♪ では、リリーが言うように、リリーの可愛いアワビちゃんの味を確かめさせてもらいますね?」


「ちょ、ちょっと、私は怒ってあんっ♡ るんだから、んっ♡」


「ふふ、敏感なのね♡」




百合な妄想でお楽しみ下さい。




「お、女の身体って凄いというかズルいというか凄い…… こんなの知ってしまったら、もう普通には戻れない、私は堕ちて逝くしかないのね……」



ツヤツヤ



「ごちそうさまでした♡」


「うぅ、エリカに穢されてしまった。 もうお嫁にいけない……」


「心配しなくてもリリーは私が養ってあげますからというか、お嫁になんて出さないし出させないんですけどね♪」


「あぁ、私は一生駕籠の鳥なのね、ぐすん」



こうして、エリカにいいように弄ばれたリリーは微睡みの中に落ちていったのであった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ