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作戦会議

「かける君」

この愛らしい声はえみ先輩だ。

「えみ先輩、病院はどうでした?」

僕は向かいの椅子にえみ先輩を手引きした。えみ先輩は椅子に座ると診察結果を教えてくれた。

「今は安定しているけれど、ストレスとかで発作が起こるときがあるから、障害者年金2級が妥当だろうって」

「そうですか。じゃあ、収入は大丈夫ですね。次は、だいご先輩の『えみ先輩はか弱い』というイメージを払しょくさせるために動きましょうか」

「え?大吾君はそんなこと思っていたの?」

「直接聞いたわけではありませんが、病気から収入の不安定さを不安に思うあたり、潜在的にえみ先輩の事をか弱いと思っている可能性があります」

「なるほど、言われてみるとそうね」

「えみ先輩は去年、学園祭を欠席しましたよね?」

「うん。発作が出ると困るから」

「今年は出ませんか?」

「え?」

「学園祭に主体的に取り組んで、えみ先輩が成功させることで、えみ先輩のイメージを払しょくさせられる可能性があります」

「それは…ちょっと…考えさせて」

「分かりました。無理だったら言ってください。新しく作戦を考えます」

「うん。ありがとう」

そう言ってえみ先輩は早々と授業に向かってしまった。


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