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『如月令嬢は手ぶらの鑑定書を疑わない』 表紙
静かな夜の寝室、温かなランプの灯りに照らされたベッドの上に、瑠璃が静かに座っています。
第二話で出てくる、瑠璃の自室のシーンを表紙にしました。
ふかふかの真っ白なシーツの上で両膝をそっと抱え込むようにしており、艶やかな長い黒髪が背中からシーツへと滑り落ちています。彼女が身に纏っているのは、ほんのりと肌を透かすような深い紫色のネグリジェです。胸元や裾を縁取る繊細な黒いレースと華奢な肩紐が、彼女の陶器のように白い肌をとても美しく際立たせています。
そして、肩越しにふとこちらを振り返るそのアメジスト色の瞳。ほんのりと頬を染めながら、どこか無防備で、静かにこちらを見つめる視線には思わず引き込まれてしまいそうになりますね。




