カタルシス
掲載日:2025/11/18
「語る死す」と誤変換(笑)
毒を以て毒を制すようなデトックスならば
足湯でふやけたほうが幾分かましかしら
魚に角質を齧られて 生まれたての踵になりたい
それでも
ぬくぬくとした幸せの中だけに居ては
知り得ないものがあると
意地悪なあなたは言うのでしょう
憐れみと慰めのストライプに
締めつけられて涙を溢す
一瞬とはいえ憑き物が落ちたかのよう
救い難きほど
さしのべられる掌も大きいが 故に
世界はこれまで永らえてきたのだと痛み入る
柔を以て剛を制するにはパラドクスが待つ
卑屈に にやけた笑みはいつだって目に余る
長年 確執に苛まれ 捥がれたての林檎も虫喰い
そしたら
あくせくした日常に擦り切れてしまい
忘れてやしないのかと
意地悪にあなたは言うはずだよ
悲しみは労わりのストライクで
打ちのめされて涙じゃ枯れぬ
一瞬たりとも腫れ物に触れちゃいずとも
与し易きほど
とりあげられるぴんはねも大きいと嘆き
世界はその都度 身悶えしたのだと口ずさむ












