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『勇者よ、常識を見ろ』シリーズ  作者: 深森あい


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第48話 勇者よ……サボるなよ

連勤地獄を味わった勇者。

「働きすぎは良くない」と悟ったはずが――今度は真逆の方向に突っ走ってしまう。


まぁ一言で言えば反動が出てしまった。


※昨日は投稿出来なくて申し訳ございません。

予約投稿の日が28日になっており、公開されていませんでした。

 魔王城のリビング。

 ソファにごろりと寝転がった勇者が、天井を見つめていた。


「俺……決めた。今日は絶対に働かない!」


「昨日もそう言っていたな」魔王が冷ややかに返す。

「いやいや! これは休養だ! 人として生きるためにはオンオフの切り替えが大事なんだ!」


 そう言いながら、勇者はクッションを抱きしめて寝返りを打つ。


「魔王様ぁぁぁ! 勇者殿が来てくれると聞いて!」

 玄関からは魚屋の店主の声。

「ウチでも働いていただきたいのです!」


「いや無理! 今日は休み!」勇者が即答。


 次は雑貨屋の娘がやってきた。

「勇者さん! この前はありがとうございました! もう一度お店で――」

「ごめん! 俺、今日はソファと契約済みだから!」


 さらに甘味処の店員まで顔を出す。

「勇者さん! 新メニューの試食を――」

「食べるだけなら行く!」


「サボってるではないか」魔王が低く突っ込む。


 聖剣が壁際からため息を漏らした。

「勇者よ……極端すぎる。働きすぎたと思えば、次は怠けすぎている。ダメ人間かお前は」


「うるせぇ! 俺はバランス型勇者になるんだぁ!」勇者はソファに潜り込んだまま叫ぶ。


 魔王は額に手を当て、深いため息をつく。

「……勇者。お前に必要なのは剣でも労働でもない。まず“意欲”だ」


 勇者はクッションに顔を埋めながらぼそりと呟いた。

「意欲……それ一番むずい……」

勇者、全力でサボる。

働きすぎの反動は、極端すぎる休養(?)となったみたいだ。

次回――「勇者よ……働き方改革を学ほう」。

勇者、ついに現代的課題に直面!

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